こんにちは!武田塾 長岡校です。
今回のテーマは「正しい過去問の使用方法」です。
そろそろ過去問に着手する人も多い時期かと思いますが、「今から過去問を解くと無くなってしまうのではないか」と心配している生徒さんの質問にお答えします。
結局、過去問を直前期まで残しておいて対策しきれなかったときのリスクを取るよりは、早めに解いて普段している勉強に対して方針を含め新しい知識をフィードバックさせて、過去問のどこから出されても完璧に答えられるように仕上げることを確実に・早めにやったほうがメリットが大きいです。
早稲田に受かる塾生はたくさんいますが、基本的に過去問のやり込みをしていない生徒はいません。
人によっては本当に早く過去問対策が終わってしまう人もいるので、そういう場合は
・英語長文の問題集で演習量を増やす
・早稲田の他学部の問題を解く
・慶応の問題演習を増やす
など受験生がやるべき最低ラインの対策を増やして、さらにその先の対策までできるので、志望校の過去問を全部やったことに加えてさらに強い実力が仕上がることになります。
きちんと対策をすると数年分なんてすぐになくなってしまうのが当たり前です。
むしろ数年分しかない過去問を演習不足のままにしていることのほうがマズイです。
早稲田志望の人はMARCHを併願する場合に、受ける大学を全部十分に対策した上で過去問を解くとそれなりの年数になります。それを考えると直前期にやり始めてもしっかりと対策しきれません。
実際に早慶レベルに受かる人の過去問対策は同じ過去問を最低4~5周しています。
武田塾 御茶ノ水本校では夏あたりから早慶志望であれば、共通テスト・MARCHレベルの受験学部ごとに解いていきます。
秋口からは過去問とルートの兼ね合いをつけ、直前期は過去問だけになるので下半期は過去問との付き合い方が命になります。
武田塾が過去問を使用する際の方針として、『過去問は最後にやるものではなく、最後になにをやるかを決めるためのもの』として使用しています。
このスタンスを覚えていてください。
過去問に挑む→不足分を発見→不足分を潰す
→点数の上昇確認→もう1回解き直す
この流れを繰り返すことにより、徐々に点数を上げていくのが過去問演習です。
過去問はやったらもちろんなくなってしまいますが、やり尽くすぐらいにやり込んでしまって構いません。
それで足りないようであれば古い過去問をやるなり似たような大学の問題を追加するなりしていいと思います。
演習不足で受験を迎えてしまうよりは、同じ過去問でも4~5周するくらい今からどんどん使っていきましょう!