皆さんこんにちはこんばんは。
武田塾長野駅前校です!
新年度が始まって早くも1か月が経ちました。
「今年は何かいいことが起きるといいなぁ」
そんな風に思っているだけでは1年はすぐに終わってしまうらしいです。
「結果はいつも行動の先だ」
宇宙兄弟という漫画でいっていました。
考えることも大事ですが、せっかくの陽気ですからまず思いのままに行動してみましょう!
それでは
今回お話しするのは
・2025年度共通テスト国語の変更点
・国語という科目の重要性と何をやればいいか
の2テーマについてです!
2025年度共通テスト国語では何が変わるの?
国語では、出題内容の変更が発表されています。
「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等」によると、国語の出題範囲は『「現代の国語」及び「言語文化」を出題範囲とし,近代以降の文章及び古典(古文,漢文)を出題する。』とあります。
この出題範囲と、試作問題から、これまでの、現代文(近代以降の文章)の大問数が2から3に増加します。
更に、配点が110点へと変更となることが判明しています
また、古文・漢文はそれぞれ大問数1つで、配点45点へと変更となります。
つまり、大きな変更点はこの3つ!
1.試験時間が変わった
2024年度の共通テストまで
試験時間は80分
↓
2025年度共通テストから
試験時間は90分
2.大問が一つ追加された
2024年度共通テストまで
近代以降の文章 大問2つ
古文・漢文 大問1つづつ
↓
2025年度共通テストから
近代以降の文章 大問3つ
古文・漢文 大問1つづつ
近代以降の文章の大問が1つ増えました。
3.配点が変わった
2024年度共通テストまで
近代以降の文章 大問2つで100点
古文・漢文 大問1つにつき50点
合計200点満点
↓
2025年度共通テストから
近代以降の文章 大問3つで110点
古文・漢文 大問1つにつき45点
合計200点満点
合計の点数は変わりませんが、近代以降の文章の大問数が増えたことにより古文漢文の配点が下がっています。
国語はどういうことをやっていけばいいの?
今回の共通テストの変更を踏まえて、
「国語」という科目において要求される能力がかなり高まっていると感じます。
なので受験生の皆さんには「国語」の科目としての重要性を再確認してほしいと思います。
国語はすべての科目に影響する
国語はすべての科目の基礎となる要素を鍛えることができる科目です
・理解力
・想像力
特にこの2つの能力がイメージしやすいと思いますので、説明させていただきます。
すべての科目において、初めての分野を学ぶとき、難しい問題に出会ったとき、
「かみ砕いて、どういうことなのかを抽象化して理解する」
というプロセスを踏む必要があります。
この一連のプロセスは国語の勉強によって身に着けることが出来るのです。
【理解力】
国語で身につく理解力というのはどういう力のことなのでしょうか?
受験勉強で使われる科目は基本的に日本語で書かれています。
日本語で書かれているものを正しく読み解いて、それを自分のものにして使えるようにする。
どの科目でも国語力が必須ということになります。
国語ができる人は「これはどういうことなのか」ということを考える力が長けています。
「どういうことなのか」ということを考えたときに自分の今までの経験や持っている知識をつなぎ合わせて
もっとも自分がなじみある形で解釈する。それが国語で身につく理解力だと考えます。
【想像力】
これも理解力の派生のような力なのですが
受験勉強のほとんどは「知らない知識」との対面から始まります。
「知らない知識」に対面したときにどういうアプローチをすればそれをうまくインプットできるでしょうか?
基本的には先ほども書いたように「自分のなじみある形で解釈する」というのが必要です。
例えば、
日本史において
「金輸出禁止」という用語が出てきたとしましょう。
その時に、ただそれを暗記するだけではすぐに忘れてしまいます。
想像力を働かせると
「金の輸出を禁止する→金が外に出るのを防ぎたい→なぜ?→金の保有高が少なくなると国内の貨幣の流通が抑制
→貨幣の流通が抑制されると経済が停滞→対外国への競争力が弱まる→それを防ぐために金輸出を禁止」
「今の日本でいうと一万円の価値が下がったら困るから、
その価値のもととなる(当時でいうと金)ものが海外へ出ていくのを止めたのか。」
というように自分の持っている知識と関連付けることで難しいもの、知らないものを簡単に、知っているものへ変換できるのです。
それが国語で身につく想像力だと考えます。
これらの能力が向上することですべての科目の勉強において解像度、定着度が深まる効果があることは間違いないと思います。
なにをやればいいのか
国語の点数を伸ばすという意味では、素晴らしい参考書がたくさんありますし、
過去のブログでも勉強法、参考書紹介もしてきています。
なので今回は
「国語力」を高めるという意味でなにをやればいいのかを書いていきます。
1.本を読んで感想、自分の考えを書いてみる
これはかなりおすすめです。
本を読んでいるときは目の前に書いてあるものから色々と連想をしているはずです。
例えば、小説であれば登場人物の見た目などを自分なりに考えて、セリフを言っている場面なども想像しているのではないでしょうか?
それが国語力の向上につながってきます。
さらに、読んだ後は感想や意見をノートに書き出してみましょう。
これは特に正解はありません。感じたこと、疑問に思ったこと、いいなと思ったところ、自分だったらこうするなどなんでもいいので言葉にするということをやってみましょう。
インプットしたものを自分の中でかみ砕いてそれをまた言語化する、これは国語力向上の第一歩です。
2.日常生活の中で意識的に疑問を持つ
これはかなり手軽かつ効果があるので是非やっていただきたいです!
日常生活の中で疑問を持つことを意識してみましょう
例えば
・そういえばなんで高校って高校何だろう?小中ときて高→大っておかしくないか?
・水の沸点100℃って都合よすぎないか?そんな偶然ある?
・今この状況を表す言葉ってなんだろうか?
・自分のことを全く知らない人しかいないところに行ったらどうやって自分であるということを証明するんだろう?
などなどなんでもいいです。
更にそれに対して自分なりに答えを出してみてください。
正解かどうかはどうでもいいです。
こうなんじゃないか?こうかも!と考えることが大事なのです。
ぜひ実践してみてください!
おわりに
今回は共通テスト国語で何が変わったのかと国語力について書かせていただきました。
国語という科目は普段からの頭の使い方、思考の習慣がかなり大事な科目です。
一朝一夕で身につく科目ではありませんが、必ず助けてくれる科目でもあります。
これを機にぜひ国語という科目と向き合ってくれたらな、と思います。
それではまた!
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