皆さん、こんにちはこんばんは。
武田塾長野駅前校です!
夜、ふと上を見上げると桜が咲いていました。
写真を撮ろうと思い、ポケットの中のスマホを掴もうとしましたがやめました。
今この瞬間の感動を超える記録なんてないな、と思ったからです。
受験も一緒。 今日、今やっている勉強が一番です。
いつだって大事なのは今なんだ、ということを考えながら勉強していけると良いですね!
さて、すこしエモーショナルなことを言ってしまいましたが 、今回お話ししたいのはこんな話
一回で100%を目指すな!
日々の勉強の意識とやり方に関するお話です。
一回で100%を目指すな!
最近の生徒たちへの指導の中で私が感じていることの一つなんですが
多くの受験生が「完璧主義」にとらわれているなぁと思っています。
勿論、目の前の参考書を完璧に仕上げる
素晴らしいことです。
しかし、一回で完璧にする必要はないんです!
今回は日本史を例にとって話をしていきます。
日本史においては、講義系参考書、教科書のように読んでストーリーや流れを掴むための参考書がありますよね。
皆さん読む系の参考書はどうやって勉強していますか?
多くの方は
・じっくり読みながら重要な用語をノートに書いていく
・頭の中でイメージをしながら読んでいく
・一言一句集中して丁寧に読んでいく
というような意識でやっていると思います。
もちろんこれらの意識は大事ですし素晴らしいです。
しかし!
それ、本当に頭に入ってますか?
それでしっくり来ている人は大丈夫です。
でも、なんか手応えないんだよな~と思った方、
繰り返していますか?
一回で完成させるのがお勧めできない理由
そもそも人間の脳は一回で処理できる、記憶できる量が限られています。
なので、100%を目指して勉強をしても一回で100%の成果は得られないのです。
そう考えたときに、勉強の効率としては悪いですよね。
それでは、どう考えればいいのか
結果的に100%になればいいんだ
ということなんですね。
50%で三回やろう
私が提唱するのは50%くらいの密度で三周するというやり方です。
日本史の縄文時代を勉強するとして具体例を説明すると
~一周目~
・時代全体で何となくどんなことがあったのかを見に行く読み方をする
「温かくなって→磨製石器、土器が使われてて→定住していた」
くらいのレベル
・ノートに書くなら太字レベルの物(なんなら書かなくてもいい)
「完新世で大陸ができた」
「イノシシとか中小動物が増えた」
「弓矢使っていた」
「磨製石器、縄文土器」
「竪穴住居」
・絶対に覚えようとしない
ノートを書くとしても覚えようとして書かない。丁寧に書かない。
メモ程度
~二周目~
・全体的な流れは分かっているので細かいことに注目して読む
「完新世になって気候が温暖になったから大陸ができて、動物が小さくなった」
↓
「それによって狩りに使う道具が槍→弓矢に変化」
・ノートは最初に書いた大まかな用語に対して細かいメモで補足
「定住生活→狩猟採集→貝塚(遺跡:大森貝塚、三内丸山)」
「磨製石器→黒曜石(産地:十勝岳、和田峠)交易してた」
・理解を重視して読む
「弓矢を使うようになったのは中小動物が多くて動きが速いからか...」
「定住生活を営んでいたのは栽培や漁労なども初めて食料の調達が安定したからか...」
~三周目~
・三周目に関しては知識の上塗り的な役割です
「一二周目にやったことを確認する」
「欄外の細かいところにも目を通す」
「図や年表を確認する」
一周ごとに目的を分けて、段階的に知識を重ねていけば人間の脳は効果的に吸収してくれます。
一度でやろうとしないこと、繰り返しを前提として進める事を意識してくださいね!
まとめ
今回は一回で100%を目指すな!
ということをお話しさせていただきました。
これは自分自身受験勉強をしている中でかなり苦戦してたどり着いた結論でしたので自信を持ってお勧めできます。
しかし、毎回お話ししていることですが「勉強法に絶対はない」ということは忘れないで下さい。
どんなに優れている勉強法でも自分に適さないものはあります。
大事なのは試してみる事。
効率を求めて試さないで理屈だけで勉強法を固めるのは危険です。
色々な勉強法のアイデアを取り入れて自分が最も成果を出せる形を作りましょう!
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