皆さん、こんにちは。こんばんは。
花粉が始まってきて、でもまだ雪が降ってて、
長野の異常気象に気持ちが追いつかない校舎長がいる
武田塾長野駅前校です!
前回に引き続き復習を扱っていきたいと思うのですが、
今回は特に記憶定着のメカニズムについて取り扱います!
脳って何なんだ!!
脳(のう、brain)とは、頭蓋腔内に収められた、思考、行動、記憶、感情などを司る臓器である。 成人の体重の約2%程度の重量(約1500g)を占めている。 ヒトの脳は、運動や知覚に指令を出している中枢機関である最高中枢だけでなく、感情や情動などの精神活動や、、、、、。
違う!!!そういうことではない!!!!
受験勉強において絶対に切っては切り離せない臓器!脳!
この脳の基本的なシステムをまず抑えることが勉強するうえでの勝ち筋なんです!
一言で言うと
「意識して記憶が定着しやすいやり方を身に付けよ!」ということですね
短期記憶と長期記憶
人間の記憶には大きく分けて二つ
短期記憶と長期記憶があります
これの違いは忘れるまでのスピードが短期か長期か
というところだけです。
これを分ける要素はいくつかあって
・何回も触れているもの
・特徴的なもの
・興味があるもの
等に該当すると長期記憶になりやすいです。
英単語は覚えられないけど、ポケモンは自然と500匹くらい覚えているよ!という方も少なくないんじゃないでしょうか?
しかしですね、ただ繰り返せばいいというものではないし、興味を持つかどうかは脳が判断しているので自分ではコントロールできません。
じゃあどうすればいいんだよ!ってなりますよね、、、
復習の間隔を意識しよう!
前回の記事でもお話ししましたがエビングハウスの忘却曲線というのがありましたよね!
そう!記憶は一日で70%くらい失われるみたいなやつです!
今日はその先を少し話しましょう!
それでは問題です!
「何かを覚えて、一日後に70%記憶が失われた状態で、同じ内容を復習しました。
復習した一日後は、何パーセントくらい忘れているでしょうか?」
正解は、、、、50%です!
そうなんですよ、勘のいい方は気付いているかと思うのですが
「復習すればするほど記憶がなくなるのがゆっくりになっていく」ということです。
じゃあ毎日復習すればいいじゃんということなんですが現実問題時間が足りませんよね
進めることもしなければいけないですしね。
最強のタイミングは「記憶が半分以上消えたタイミング」です
もっと分かりやすく言うと「忘れかけたタイミング」です
それはいったいいつなんだよ!!
ナイスツッコみですね。
これは諸説ありなので、有名なものをいくつか紹介します!
・一日後、三日後、一週間後、一か月後の間隔で復習するパターン
・四日勉強して二日復習するパターン(武田塾はこれです)
・一週間進めて次の一週間は復習するパターン
などなどたくさんあるのですが、人によってうまく組み合わせてやっていくのが一番いいです!絶対に正しいというのはないのです!
私も指導の中で生徒毎、参考書や科目ごとに復習の間隔を徹底管理しています!
当時自分が受験生だった頃は一日後に軽く復習して週末にがっつり復習するというやり方でやっていましたよ!
別角度を意識しよう!
復習の間隔のほかに記憶定着の効率化を図るには「多角度から触れる」というのを意識してください!
具体的には
・英単語は英語→日本語 だけでなく 日本語→英語の順番もやる
・英文法は問題を解くだけではなくその文法を使って一文作ってみる
・社会科目は誰かに問題を出してもらう
などなど、普段やっているのとは別の形でその情報に触れるというのが効果的です!
これは、脳の記憶メカニズムにおいて、ある一つの記憶が他の形で出てきたときに
記憶を保存する物質のシナプスのつながりが強くなることによって短期記憶から長期記憶に変換されやすくなるというはたらきです。
ギャップ萌えと同じような現象を意識的に引き起こしてくれよ!ってことですね。
上級編!インプットとアウトプット
ここまで記憶定着の授業お疲れ様でした!
ここからはさらに上級編の内容を書いていきたいと思います!
さて、実際に受験生のお悩みの中で多く寄せられているのが
「覚えているのに、点数に繋がらない!」「知っているはずなのに解けない!」
という声です。
これは音読の章でも話したのですが「知っている→理解している→使える」の三段階を意識してください
人間は何か情報を覚えただけではそれを活用すること、応用することはすぐにはできません。
なので使う練習や、先ほどの多角的な情報の使用をしていく必要があるんですね!
これを基本的に「アウトプット」と言います。
反対に覚えるだけのような勉強は「インプット」と言います。
分かりやすいので英語を例にとりますが
英単語を覚える、文法を覚えるなどは「インプット」で
長文を解く、問題集を解く、音読をするなどは「アウトプット」です
勉強の初期は覚えることが多くて、その割には点数に繋がらないのは、インプット重視の勉強期間だからです。
逆に言えば「インプット」をしっかりやっている人ほど「アウトプット」重視の期間になったときに成績が爆発的に伸びます。
さらに「インプット」の勉強をする際も「アウトプット」を意識した方が定着が早いです。
なぜかというと
「アウトプット」には、レベルの高いインプットが必要です。
なので「アウトプット」できるように「インプット」していけば非常に質の高い勉強になるんです。
私がよくやっていたのは
その日に覚えた内容を全く勉強に詳しくない人間に納得いくまで説明するということです。よく家に帰ったあとにお母さんや弟に室町幕府の成り立ちと背景や、仮定法の型と基本的な概念などを説明してうんざりされていた記憶があります。
知識を使ってみることによって自分が覚えきれていない要素などにも気付くことが出来ますのでぜひ意識してみてくださいね!
さいごに。。。
今回は、復習における間隔や、記憶定着のメカニズム、勉強してから成績に結びつくまでの仕組みなど、原理原則についてお話しさせていただきました!
実際に、どういう目的で今の勉強法を取っているのかとか、どこがゴールなのかなどを理解できていた方が勉強は確実に効果があります。
まずは、記憶定着のメカニズムを理解して日々の勉強を改造していってくれればなと思います!
それではまた!
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