皆さん、こんにちは。こんばんは。
この時期の長野、怖いのは雪というより路面の凍結。
武田塾長野駅前校です!
いよいよ共通テストが今週末という中で皆さんは何を意識しているでしょうか?
もちろん勉強するのは大前提として、体調管理や本番良いコンディションで受けられるように生活面の調整に力を入れてくださいね!
今回は「音読」については話していこうと思います。
「え?この時期に音読?」「音読なんてもう当たり前にやってるよ!」そんな声が聴こえてくるような気がしますが静粛に!
今一度音読の真髄、そして本質をお伝えすることにより受験最後の追い込み、更にこれから受験勉強をする方々に新しい世界をお見せすることをお約束いたします!
【まずはじめに】音読の目的
普段色んなところで言われている「音読」
皆さんはその目的をしっかりと理解しているでしょうか?
私も受験時代先生方に「音読!音読!音読!ひたすら音読!」と耳が痛くなるほど言われてきました。
しかし今ならその意味が痛いほどわかります。音読とはその目的を明確に意識しながら行うことでとてつもない効果があると…。
さて、前置きが長くなりましたが音読の「目的」について説明しましょう。
1.文章に慣れるため
慣れるというのは当たり前になるということを指します。
勉強の基本的な順番として、英語でも国語でも「単熟語→文法→長文」という流れで進んでいきます。(英文には解釈もありますが、今回は割愛させていただきます)
非常に効率的なこの順番なんですが、まずそれぞれの要素をスポーツに置き換えて考えてみましょう。
単熟語→サッカーで言うところのリフティング。バスケで言うところのボールハンドリングなどの基本的な動作を覚える練習。
文法→それぞれのスポーツにおいての上記のようなところでつけた基礎技術の使い方を学ぶ練習。サッカーやバスケいうとシュートやパス練に相当します。
長文→試合
さて、お気づきでしょうか?単熟語と文法から長文に移行する間にかなりの距離がありますよね。相当の天才でなければ練習で覚えただけの技術を試合で使いこなすことなど出来ません。
じゃあ長文(試合)で今まで覚えた知識を使いこなすためにはどうすればいいのか。
ズバリ「長文内での知識の使われ方に何度も触れて慣れる」これ以外にはありません。
そのためには音読が一番効果があります。
2.脳内での情報処理の仕方を身につけるため
こちらは、多くの場合前項で説明した「慣れる」ということと同じものとして語られがちですが、あえて細かく説明したいのです。
なぜなら、慣れるということだけを目的に音読を行っていると、終着点がイメージできませんよね。
慣れるだけが目的なのであれば、何も考えず100回くらい同じ文章を読むことでも達成できてしまします。そが多くの受験生がハマる落とし穴なのです。
情報処理の仕方を身につけるとは何なのかというと「意識的に読解していた文章を無意識で読解できるようになる」ことを指します。
おそらく長文を呼んだあとの復習は、解答の解説を読んで理解して、本文の訳を理解して、読めなかったところの文章の文法や単語や構文などを理解する。というのが主なことだと思います。
ここまですべてやっている受験生の方々!素晴らしい!しっかりと勉強できていますね。
しかし、理解したものが他の文章で違う形で出てきた時、違う要素を問われた時、果たして正解できるでしょうか?そもそも理解したその要素を本文に沿って説明ができますか?
そうなんです。「理解した=出来る」ではないというところが読解の難しいところなのです。
出来ない→出来る になるプロセスを細かく分析すると「出来ない→何が出来ないのか分かる→分からなかった所が分かる→説明できる→意識してやれば出来る→意識しなくても出来る」というような形になります。
その中で音読というのは、説明できる状態を作り、意識すれば出来るという状態を作った所から、実戦で必要な「意識せずとも出来る」状態に進化させるために行うものです。
【見える世界が変わる】音読のやり方
さて、ここまで音読の目的についてお話してきました!
皆様、音読の魅力にすっかり取り憑かれてしまいましたね?早くやり方を教えてくれだって?そう焦らないでください!今から見える世界が変わる音読のやり方を2ステップに分けて説明して行きます!
~ここでひと休み~
ここまでとてつもない勢いでブログを書いてきましたが、大切なことを忘れていました。
自己紹介をしていませんでしたね。
私は、言わずとしれた武田塾長野駅前校超熱血講師の萩 亜斗夢(はぎ あとむ)と申します。
好きな食べ物は「溶岩」特技は「命がけ」(校舎長にそういうことにされました汗)
うちの生徒は知っているかと思いますが、令和にそぐわない熱苦しさで全力指導しております!最近熱さが足りないと思っているそこの君!武田塾長野駅前校で待っているぞ!
さて、熱苦しい自己紹介も終わったところで本題に戻りましょう。
その壱 本文を徹底理解せよ!
兎にも角にも音読に必要なことは、本文を徹底的に理解していることです。
知らないものをいくら読んでもあまり効果はないでしょう。例えば、今からアラビア語で書いてある長文を100回音読しろ!と言われても読み方も分からなければ意味もわからないですよね?つまり、内容をしっかりと理解した文章を繰り返すことで効果があるのです。
本文を徹底理解している状態とはどういう状態なのかというと。
本文中に知らない単語がなく、意味の分からない文法がなく、構文の訳し方も全てわかっている状態です。
長文の読解がおわったら、まず本文をこの状態になるまで単語帳や文法書などの参考書を使って徹底的に解剖してください。調べた知識は解説の構文が振ってあるページなどに書き込んだり、付箋やルーズリーフなどを使って残して置くのがおすすめです。
その弐 意識しなくても読めるまで繰り返し音読せよ!
ここからが音読の真髄です。
本文を徹底理解した状態で音読をしていくわけなのですが、はじめの段階では頭の中で知識が整理されておらずスムーズに読めません。
おそらく、頭の中で「この単語の意味はこうで、この文法があるからこう訳して、コレが修飾している範囲が...」という風に色々意識することが多くて大変なことになってしまいます。しかしこれは正しいやり方で読めている証拠です。我々の目指すべき状態は「意識せずとも本文が読める状態」なわけですから、その状態で難解も繰り返し読んでいってください。忘れてしまった知識などが合った場合は逐一確認しながらでも構いません。
できるようになるまで何度も読みましょう。何回やればいいというものはありません、まずは文の成分を意識しながら止まらずにスラスラ読める様になるまで繰り返しましょう。
こうして音読を繰り返しているうちに、自然と文章を把握できるようになり、考えていないんだけど解釈できているというなんとも不思議な状態になっていきます。長文を読んだあとはこの状態になるまで復習して音読をしてくださいね!
もちろん一日でここまで完成させるのは難しいでしょうから、翌日以降の復習を通じて完成させていってください。ここまで読み込んだ文は、完全に読めるとわかっていても定期的に読み返すのがオススメです。
最後に
今回は音読についてブログを書かせていただきました。いかがだったでしょうか?
私今回ブログを書くのがはじめてでして、どういう記事を書こうかとても悩みました。そこで思ったのは「カッコつけていい感じに書くよりもいつも言っているようなことを書いたほうがうまくいくのでは?」ということでした。
私は普段から生徒に音読の素晴らしさと価値と魅力と恥ずかしさと楽しさを説き続けています。そんな中で「音読をやりまくったら読めるようになりました!」と言って頂く機会も多くあります。勉強でもなんでも正しい目的を理解して正しいやり方で多くの数をこなすというのが上達の近道だと信じていますし、それを考え続けることが人間としての成長にもつながるな、と思っていたりするのです。
地道で大変な受験生活ですが、この記事を読んでくれている受験生の勉強が少しでもうまくいってくれたらとても嬉しいです。
また次回以降ブログを書くことがあるかはわかりませんが。もし次お会いすることがあるとしたら、もっとワクワクする記事を書きたいと思います。
それではまた!
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