こんにちは!
武田塾長町校の菊池です。
今回は東北学院大学を目指すための勉強方法について書いていきます。
東北学院大に合格するための勉強方法
東北学院大学に合格するために重要なのは基礎を徹底的に固めるということです。
学院大の入試問題は、基本的な知識を問う問題が大半で、発展的な問題はそこまで出題されません。
そのため、毎日の勉強では基礎を固め、入試では基本的な問題を確実に得点にすることが合格のために必要になってきます。
では具体的な科目ごとの傾向と対策を見ていきましょう。
英語の出題傾向と勉強方法
東北学院大学の一般入試の英語は大きく分けて長文、会話、空欄補充、並び替え、選択問題からなります。
一般的には文法問題から始まる試験が多いので、最初の問題に長文問題が出される学院の英語に最初は戸惑うかもしれませんが、過去問演習を進めていく中で、自分にあった解き順を発見していきましょう。
試験時間は1時間です。共通テストや、模試に比べ時間制限が厳しいというのも特徴の一つです。ただ、最初から時間を意識して勉強する必要はありません。というのも、学力がつけば自然と解くスピードも速くなるので、まずは単語文法といった基本的なことを当たり前のようにできるようになっていきましょう。
ただ、最終的には時間配分を調整していくことも重要です。
第一問の長文問題に時間をかけすぎてしまうと、その後の文法問題等で取れる時間が限られてしまいますし、見直しの時間も取れなくなってしまい、ケアレスミスの原因ともなります。
そのため、直前期には長文は○○分、空欄補充は○○分で解くといった目標時間を設定し、時間を計って本番を想定した演習も行っていきましょう。
理想的な時間配分としては、問題の解答時間が50分、見直し時間が10分です。
見直し時間をしっかりと確保することができればケアレスミスやマークミスなどのミスが格段に減っていきます。
次に具体的な問題内容に関してです。
英語の問題は、基本的な語彙や文法をしっかりと押さえていれば解ける問題が多く、長文に関しても長さはどれだけ早く、正確に内容を把握するかが合格のカギとなってきます。長文の語彙数は200〜300と少なめです。河合出版が出している「やっておきたい英語長文300」等で対策をしていくと良いです。
現代文の出題傾向と勉強法
国語の解答方法はマークと記述に分かれています。
出題内容は基礎的な内容が大半です。読解問題に加えて漢字やことわざ、慣用句といった知識問題も出てくるため、ライバルと差をつけるのであれば知識系の問題集をこなすことをお勧めします。
記述の問題に関しては、本文中から抜き出す問題や字数指定で解答を文章から探す問題などが出題されます。限られた時間の中で文章の内容を把握し、問題を的確に理解することが求められます。
文章の難易度は、具体性のある問題が多く、比較的読みやすいものからの出題が多いです。
国語は他教科と合わせて120分で解くため、国語だけに時間を使ってしまうと他の教科を解く時間が無くなってしまうため、事前に120分のうち国語は○○分、もう一つの教科は○○分と計画を立て、過去問を解く際から時間を意識して解答するようにしましょう。
日本史の出題傾向と勉強
マーク式で、他教科と合わせて120分という試験時間となっています。
日本史の傾向として古代~中世の内容がメインとなり、近代〜現代史の出題は比較的少ないです。問題形式は、穴埋め問題と正誤問題が中心です。
また、私が受験した時に一番驚いたのは、解答用紙を自分で作らなければいけなかったことです。(2019年度入試)
日本史を受けた際、A3の白紙が渡され、これに解答を書くとは思ってもおらず、少し戸惑ってしまいました。
想定外の事態にも対応できる力は必須ですね。
問題の難易度はやはり基礎レベルの問題が多いです。共通テストの難易度と近いところもあるので、共通テスト対策とまとめて勉強しても良いです。
日本史や世界史といった歴史系は覚える内容は多いですが、それぞれの出来事を単一の出来事として覚えるのではなく、出来事と出来事の因果関係を捉え、ストーリーとして芋づる式に覚えること効率的にスピード感を持って押さえることができます。
例えば、足利義満について、それに関連する用語として南北朝の統一や応永の乱など様々ありますが、一回聞いただけだとどの年代のことでどのような内容だったのか忘れてしまいますよね。南北朝時代、戦い多すぎ・・・
そのためどのような理由で、何のために、いつ、だれが起こした事件や出来事なのか明確にしておくことで、その事件が起こった背景や、その後与えた影響について理解できます。
日本史の教科書に出てくる歴史上の事件は、必ず起こったきっかけとその後与えた影響があるので歴史の用語が覚えづらいと感じる方は用語について因果関係をはっきりとさせておくことで、時系列の整理がうまくいきます。
日本史の参考書について、私は資料集をぜひ活用して欲しいと思っています。
問題集を買って演習をこなすのもいいですが、自分とレベル感が合わなくて結局使いこなせなかったり、途中で挫折してやめてしまったりしてしまう可能性があります。
私自身も何冊か問題集を購入したのですが、難しすぎて入試までに一周もできずに終わってしまいました。学院大の問題は、教科書の内容を理解していれば解ける問題多いので(学院に限らず)難しい内容を覚えて基礎をおろそかにするよりも、基本的な事項を確実にして満点ではなく8割を確実に取りにいきましょう。
資料集は8割を確実に狙う方には必須のアイテムです。
資料集は見開きで年表や地図、出来事の内容などがすべて入っているので、教科書の内容をもう一回まとめ直したい生徒さんには最強アイテムだと思います。
一冊を完璧にしたほうが、無駄なく合格に必要な学力をつけることができます。
最後に・・・
冒頭でも書いたように、学院大の入試は基本の知識をどれだけ間違えずに解けるかが重要です。
そして、基礎力をつけるのは他でもないあなたです。
自分の学力にあった参考書などを選び、何周も解くことによって、圧倒的な基礎力を養っていきましょう。
そして、自分が今、どのような参考書をどれぐらいやればいいかわからない、といった悩みを持たれている方はぜひ、武田塾の受験相談も活用してみましょう。