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【現役医学部講師が語る】医学部生の生活ってどうなの?

こんにちは!武田塾武蔵小山校 講師の境です。hanami_engawa_couple.png (715×800)

皆さん、春休みは勉強できているでしょうか?

あまり行きたい学校や学部が決まっていなくてモ

チベーション上がっていない方はいないでしょうか?

具体的に大学の生活をイメージできないとモチベーションを保つことも難しいですよね。

そこで今回は私が通っている医学部の生活や、医学部に入ってみて良かったことなどをお話しできたらいいなと思います。

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特に「医学部ってどういうところなんだろう」

「医学部に入ってからの生活が不安だなあ」

と思っている方はぜひ最後まで読んでください。

 

まず医学部ってどんなところ?

医学部は他の多くの学部と異なり6年生の大学であることはみなさんよくご存じかと思います。

ここで、「医学部ってどういうことを学ぶの?」と興味を持つ人も多いと思います。

6年間の流れについて

1年生

入学して最初の1年間では一般教養を学び、私の学校ではパソコンの使い方や統計の勉強、コミュニケーションの勉強、そして高校で習うような生物の内容や物理の内容、そして選択科目で外国語の勉強とかもできました。animal_oumugai.png (543×477)

1年生はまだ高校卒業して間もないのでほとんど医療系の勉強には触れませんでした。

 

2年生

医学部生2年目にしてやっと本格的に医学の勉強が始まります。

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初めは基礎医学といって、主に人体の構造や機能のメカニズムについて勉強します。

ここが第一の難関で医学生の一つの山かもしれません。

 

3年生&4年生

3・4年生の前半では臨床医学といって病気の疾患について呼吸器、消化器など分野別に勉強します。

私個人としては臨床医学の勉強が具体的に病気の名前が分かったり治療法が分かったりして将来に直結しそうで面白かったです。medical_mr_ar_glass.png (800×740)

4年生の後半ではCBTOSCEという試験があります。

CBTは学力試験で臨床実習に出るために知識がしっかり備わっているかの共用試験(Computer Based Test)です。

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は模擬患者さん相手に臨床的な手技を行えるか、態度が適切かで評価されます。medical_kaibou_uchujin.png (800×800)

これらのテストを合格できないと臨床実習には出られません、、。

 

5年生&6年生

ついに病院実習に出ます。現役の医師に付いて外来の様子や手術の様子を見学します。

外来の見学は座ってるだけでけっこう暇かも、、?(笑)

最後6年生の後半に卒業試験があり、これに合格すると大学卒業が認められます。

卒業試験に合格した後、2月の医師国家試験に合格すると医者になれます!✨

 

医学部のテストって難しい!?留年しちゃう?

次に「テストって難しいの?」「留年する人は多いの?」と気になるところですよね!

テストは私の学校では1,2年生では3カ月に1回ほど、3年生では1カ月に1回ほどありました。

医学部の大変なところは1個でも単位を落としたら留年してしまうということだと思います、、。school_tani_otosu_boy.png (658×800)

大体の医学部では1回のテストで6割を超えないと再試験を受けなければならず、その再試験でも不合格になってしまうと留年になってしまいます。

再試験の会場は非常に緊張感があるらしいので、できれば一回目の試験で6割を超えるよう勉強することをオススメします(笑)。school_ryunen.png (646×800)

テスト前は優秀な生徒のメモを見せてもらったり、先輩の過去問を見せてもらったり、交友関係を広げることが重要になってきます。

 

また医学生は理系の科目が得意な方が多いと思いますが、テストはほぼ文系の学部のように膨大な量を暗記しなければならないので初めは驚くかもしれません、、。

しかしテストは教授によっては難しい時もありますが、みんなと同じように勉強していればまず落ちることはありません。

「医学生は忙しくてバイトもできなさそう、、」とよく思われますが、

それとは逆でほとんどの学生がバイトをして部活をしてと勉強以外の課外活動を行っています。

そこまで皆さんが想像されているより忙しすぎないので、学生生活は楽しめると思います。

またテストは勉強すれば受かると話しましたが、留年する人は少なからずいます。

留年の人数は大学によってかなり異なると思うので、気になったら調べてみてください。

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私の大学では2年生から3年生に上がるところで留年者が1割ほどいて、2年生のテスト時は死ぬ気で勉強しました、。

留年する人の特徴として授業に出席しない、勉強の効率が著しく悪い、部活やサークルを頑張りすぎる、などがあるようです。

 

医学部に入ってみて良かったこと

私が医学部に入って一番良かったと思ったことは将来の選択肢が多いということです。

外科や内科でも消化器科、循環器科、泌尿器科、精神科、放射線科など、科によって雰囲気はかなり異なっているので実習を通して学びたいものを選べます

また研究の道に進むこともできます

さらに数は少ないですが医療以外の分野で活躍することもできます

どのようなことを学び、将来どの道に進みたいかを6年間かけてゆっくり考えてよいという状況が得られることは医学部のとてもいいところだと思っています。

また周りには賢い人が多くて、話していてとても楽しいということもあります。

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勉強以外にも部活やアルバイト、ボランティアをしている人も多く、時間を有効に使う多くの人たちから刺激を受けています。

同じく「医師になりたい」という志を持つ人と勉強することができ、時には支え合い、時には高め合える最高の仲間に出会えるかもしれません!

また部活動は盛んな大学が多いです。

運動部は夏に「東医体」「西医体」という医学部しか出場できない大会があるので、これを目標にしている人が多いです。

このような大会を期に他大学の医学部の人とも話せるので、交友関係の輪が広がるチャンスにもなります。

 

医学部を受験したい受験生へ

医学部は国立でも私立でも簡単に受かる大学は一つもないです。

よって生半可な努力では結果が伴わないことが多いでしょう。

しかし、医学部に入学できれば勉強は大変かもしれませんが、それ以上に優秀な仲間とともに有意義な時間を過ごせると思います。

 

また一つ思うのは、「コミュニケーション能力が高くない」「細かい作業が苦手」など医師に向いていなさそうだからといって、医学部に入ることを諦めることは考えなくても大丈夫です。

医師になるための能力は医学部に入ってから嫌でも学んでできるようになるからです。

また、医学部に入りたい理由も何でもいいと思います。(面接ではそれっぽいこと言わなければだめですが笑)

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偏差値が高いから、医師の給料が高いから、医師は社会的な地位が高いから、親が医師だから、などなど。

私が受験生当時にお話ししてくださった医師から

「医学部に入りたかった理由はどうであれ医者になって後悔してる奴はだれもいない。それは私が保証する。それくらい素晴らしくやりがいのある職業なのだから人生をかけて受験勉強する価値がある。」

という言葉をもらいました。

 

この言葉を胸に受験勉強を頑張った記憶があります。

皆さんも受験勉強をしている最中に辛くて逃げだしたいこともあると思います。

しかし医学部は人生をかけて勉強する価値があると思って勉強に励んで欲しいです。

やりきったと思えるくらい勉強して欲しいです。

そしたら結果はついてきます。

 

もしも勉強が上手くいっていない場合は、武田塾に相談に来てみてください!

 

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