みなさんこんちは!
武田塾武蔵小山校の増田です。
今回は、高校生の大学受験において激アツな
英検®に合格するための方法をのVol.2をお届けします。
前回のVol.1からご覧になる方はこちらから!
今回は§Writingの対策方法、技能の強化方法を
前回の§Readingの対策方法に続く形で
ご紹介していきます!
§writing 強化方法 対策優先度★★★★★
Writingセクションは、英検®の試験の中で最も重要です。
その理由は、たった1問で650点分(2級の場合)あるからです。
きちんと作文できるようになれば、一発で高得点が取れるようになります。
逆に、きちんと対策が出来ていない状態で受検してしまうと、大きく点数を落としてしまいます。
場合によっては、「たくさん書いたのに0点」なんてことも起こります。
Writingに取り組む前の確認事項❶
英検®2級のWritingに取り組む前に確認して欲しいこととして、
§Readingでも挙げましたが、
準2級レベルの語彙が完璧になっていることを確認してください。
英検®のWritingは基本的に1つ下の級で問われるレベルの英語が使用できることが
求められるレベルです。
Writingは文の産出を求められますので、
「見れば or 聞けばわかる」という
Passive Vocaburary(受動語彙)ではダメで、
Active Vocaburary(能動語彙)にしていかなければなりません。
すなわち、「自分から使える」状態の語彙にしておく必要があります。
ただし、基本的には2級の語彙問題で出題されるようなものすべてにおいてActiveにする必要はなく、
準2級の語彙問題で出題されるような語彙さえActiveにしておけば基本は大丈夫です。
Writingに取り組む前の確認事項❷
もう一つは準2級レベルの文法が能動的に使えるようになっていることを確認してください。
2級のWritingでは日常や社会生活とのかかわりの深い問題を取り上げれることが多いです。
そのような内容を論じていくには、さすがに小さい子が使うような文法では全然足りません。
かといって、超複雑な文法が必要というわけでもありませんので、準2級でそこかしこに登場するような文法たちが扱えれば問題ありません。
基本文型、基本時制、助動詞、比較表現、不定詞、分詞、不定詞、接続詞、関係詞、基本的な仮定法などが使えれば十分です。
2級のWritingってどんなかんじ?
英検®2級writingのトピックはこのようなかんじです。
TOPIC POINTS (2019年度過去問題より引用) |
これから受検しようという人は、知っているかと思いますが、語数目安80-100語程度でのエッセイを作成してくださいという問題です。
「目安・程度」ですので、多少オーバーしたからといって減点にはなりません。
しかし、少ないと十分に論じられていないことになりやすいので、減点になりやすいでしょう。
また、POINTSはあくまで「参考となる観点」ですのでそれ以外の観点や理由を論じても構いません。
Essayの書き方を決めてしまおう!
Although the Internet has become an integral part of daily life in our digital age, I stand in agreement with the viewpoint that people should spend less time on the Internet. Firstly, excessive internet use can contribute to unhealthy lifestyles. Many individuals spend prolonged hours in front of screens, leading to a lack of physical activity, which is crucial for overall well-being. Moreover, constant connectivity can hinder genuine face-to-face interactions. Spending less time online allows people to engage in meaningful conversations and fostering stronger relationships. That keeps them from isolation in real life. In conclusion, by having time away from screens, individuals can prioritize physical health and cultivate more meaningful connections in the real world. In this way, I am positive that it is better for people to spend less time using the Internet. |
私が、英検®の作文で満点を取った方法としてはこのような型の作文をしました。
決めている構成としてはこちらの色分けの通りです。
❶TOPICについての現状や問題点や❷の意見を持つに至った状況など
❷自身の意見や立場
❸❷の理由1つめ (or 問題点)
❹❸ってどういうこと?(Supporting sentence)
❺❷の理由2つめ (or 問題点)
❻❺の問題点を排除できればどんなメリットがあるの?
❼結論・まとめ (❷❹❻の要素を入れてまとめる)
以上!
(色だらけになってしまいました💦笑)
❶はもしも難しければ入れなくてもいいですが、代わりに別の段落で説明する必要があります。
少し難易度は高いですが、読み手に疑問を与えないために状況や場所などをあえて限定してしまうことができます。
例えばですが、”today's society in Japan” と話しを限定してしまえば「いや、だいたいの国ではそんな話当てはまらなくない?」という疑問を相手に想起させることなく話しを進めることができます。
まずは、このように文章作成の型をカッチリと決めてしまいましょう!
点数をあげるための要素
❶文章構成
1つ上の項目でお話しした、文章構成を意識して「相手が読みやすく、納得してもらいやすい」書き方にしましょう。
論理立てて考えて、辻褄が合う、一貫性のある文章が書けていればOKです。
そして最も大事なことは、「TOPICに関しての正しい論述になっていること」です。
どんなに英語に間違いがなかったとしても、内容や意見がTOPICに関係のないことだと0点になります。
❷使用語彙
基本は先にお話しした準2級レベルの単語がきちんと使えればOKです。
ただ、加点をもらおうと思ったら2級レベルの単語も少し織り交ぜるといいです。
Readingの問題用にたくさん勉強しているかと思いますので、ちょうど使える単語を知っていれば使うくらいでOKです。
そのせいで英語を間違ってはいけないので、全部書き終わったら
「言い換えられる単語ないかな?」と見直しついでに見てみるくらいでOKです。
❸重複を避ける(語彙・文法ともに)
同じ単語や表現を反復させすぎるのは出来るだけさけてください。
たとえば、上の作文だと、何も意識しないとつい”people”という単語を乱発してしまいそうになります。
しかし、あえて ”those”, ”them” などの代名詞や ”individuals” のように言い換えることで、
peopleを繰り返し過ぎないように気を付けています。
❹文法のバリエーションを多くつかう
2級というのは、もう「英語初心者」ではないので様々な文法を使用して、
整った文章で上手く伝えるということが求められます。
私のように、
・いきなり”Although”という接続詞を使ってみる
・完了形を使う
・助動詞をうまく使ってニュアンスまで伝える
・分詞や関係詞をうまく使って名詞単体で終わらせない
・主語を人間ばかりにしない(事象や物を主語にする) などなど、
できる人からすれば、意識せずとも自分の考えを表現していたら勝手に文法のバリエーションは豊かになってしまいますが、まだ英作文に慣れていないうちはあえて意識するようにしてみてください。
❺点数の取り方が分かったら、、
ここまでは、点数の取り方をお話ししてきましたが、
「理解した」ことと「できる」のとでは話が変わりますよね。
自分の考えを英語で表現するというのは、簡単なことではないですし
できるようになるまでにはたくさんの練習が必要です。
本屋さんん行けば、たくさん作文の問題集が売っていますし、
今どきはネットで調べればいくらでも例題が載っていますので、
それを使わせてもらって練習するのもありです。
探してみましょう。
❻練習ってどうすればいいの?
まずは、紙とペン、WritingのTOPIC、模範解答例を準備してください。
S-CBTを受験する人は紙とペンの代わりにパソコンでもOKです。
まずは、自分で決めた型の通りに作文してみましょう。
見直しもして、これまでにお話しした項目で自力で修正できるところがないかチェックしてみましょう。
次に、模範解答例を見てください。
絶対に書いている内容は自分のものとは違うので、
「全然違う内容が書いてある💦」と圧倒される必要はありません。
ただ、そこから学んで欲しいことは、たくさんの「英語表現」です。
模範解答例を見ながら、同じようにマネして書いてみてください。
「この表現使えそう!」「こっちの方がシンプルかつ英語らしい表現だ!」というのがたくさん見つかるはずです。
そうしたら、次の作文では学んだ英語表現をわざと使うようにしてみましょう!
そうすることで、自分の中にどんどん使える英語表現のバリエーションが蓄積されていきます。
❼作文が完成したら、、
もしもお住まいがお近くでしたら、できた作文を武田塾武蔵小山校に持ってきてください!
少し時間をもらいますが、添削してお返しします!
お住まいが近くでない人も、
自分で書いた作文は、絶対に客観的な視点で誰かに見てもらった方がいいです。
自分ではできていると思っていても、実は話の内容が伝わりづらかったり
表現が間違っていたりすることはよくあることです。
§Writingは絶対に妥協しない!
Writingセクションは、上手くやれば本当に満点が取れるセクションです。
しかも、他のセクションの点数を伸ばすよりも圧倒的に早く、確実に点数を稼げます。
対策優先度は★★★★★のMAXです!!!
やり方が分からない、そもそも英検®に2級から初めて挑戦する、という人は
ぜひ一度武田塾武蔵小山校に相談に来てくださいね!
次回は、§Listeningについてお話しする予定です!
Bye for now!