こんにちは!武田塾武蔵小山講師の風間です
みなさん、慶應と聞くとどんなイメージを抱くでしょうか?
お金持ち、頭良さそう、など、割ときらびやかなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
また、商学部と聞くとどうでしょう。
僕が入学する前は、意識高い系の人がたくさんいて学生のころから起業している人も多い、といったイメージでした
私は現在慶應義塾大学商学部に通っているのですが、入る前と入った後で大学に抱いていたイメージが少し違ったところがあったので今回は慶應義塾大学商学部のリアルを紹介していきます!
基本事項
慶應の商学部は『経営、会計、商業、経済・産業。「現代の産業社会」を4つの視点で科学し、時代の一歩先を見通せる組織のリーダーに』といった方針でカリキュラムが組まれています。
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教育目標
商学部は、慶應義塾の創立100年を記念し、昭和32(1957)年に設立されました。商学部の教育・研究の特色は、「実学」という言葉に象徴されます。「実学」とは、福澤諭吉の実学の精神を継承するもので、「現実の社会現象の解明または実社会での実践のために、合理的・実証的精神に基づいて、既存の知識体系を再構成すること」と定義しています。現実の諸問題を解決するための創造的な発想力を兼ね備えた、時代の一歩先を見通せる組織のリーダーとなる人材を養成することが、商学部の教育目標とされています。
- たしかに言われてみたら、時事を絡めた講義が多いかもしれません。
学べる内容
慶應の商学部では、「商学」の研究対象を「現代の産業社会全般」ととらえているため、非常に幅広い領域に、多様な教育・研究が展開されています。
コアとなる領域は、 以下の4つに分類されています。
(1)企業活動を経営的側面からとらえる「経営」
(2)お金の動きから経営活動をとらえる「会計」
(3)商品の流通過程を研究する「商業」
(4)企業活動の総体としてのマクロ経済や個々の産業分野を研究する「経済・産業」
これらの実践のために、商学部では独自の研究教育体制とカリキュラムの有機的な編成をはかっています。また、教員と学生の距離も近く、個性の伸長をはかり、意欲的で国際性豊かな人材を育成します。
慶應商学部は「商学」だけでなく、「経済学」や「経営学」も学ぶことができます。
経済学:さまざまな経済現象を統計によって分析する。家計から国家、世界を対象にお金の流れを、統計、調査、分析を通して理論的、包括的、実践的に探る学問。経済学を武器に国際問題や環境問題へのアプローチも可能。
経営学:企業とその活動を実務的に研究する。経済学に比べてより現実のビジネスや経営方法に近く実践的で実務的。生産、販売、人事、財務など企業経営のノウハウを理論や実務研修、調査実習を通してつかむ。
履修できる科目には、商業学系だけでなくこういった経営学や経済学系のものも多く含まれてます
さらに、他の大学同様、こういった経済経営商業学の他に一般教養として「歴史」や「自然科学」「物理」「哲学」などいろいろな分野の講義を受けることができます
カリキュラム
カリキュラム時代の進展と、経済社会の変化に対応したカリキュラムを実施しています。
<カリキュラムの特徴>
(1)少人数制の演習形式の科目を大幅に増やし、問題発見・解決能力、情報発信能力、コミュニケーション能力などの知的鍛錬を強化します。
(2)外国語科目と総合教育科目を一層充実させ、国際性と豊かな教養を養うことを目指します。
(3)入学後の早い段階から商学部の各専門分野を学べるカリキュラムを編成しています。
(4)将来の目標や興味に合わせて、自分で履修をデザインできるようにしています。
たしかに少人数の授業が多く、ペアワークなどをやらされる機会が多いため、友人が増えやすいのは一つの特徴かもしれません
また、一年時から商学系の講義が必修として設定されているため、商学を学びたい人にとっては都合がいいでしょう
これもまた他の大学同様、履修は必修以外自由に組むことができます
自由に組むことができるので、必修が入っていない日は講義0の日も作ることができます。
しかし、自由とはいっても慶應商学部のもう一つの特徴である取得しなければいけない単位数に少し注意が必要です。
慶應商学部は1,2年時に日吉キャンパス。3,4年時に三田キャンパスで講義を受けることになるため、一度2年生の秋学期で一区切りがされます
2年の秋学期までに70単位が取れていなかったら問答無用で留年です。
そのため、多くの学生が卒業する直前に単位数で苦しむところを、慶應商学部は2年の最後の方に一度味わうわけです
2年時に緊張と重圧の期末テストを乗り越えたのち、4年の秋にも留年をかけたテストが襲ってきます
そのため、慶應商学部はここぞという勝負が他の大学の商学部よりも多いのが特徴です
ただその分、堕落した生活を送り4年生になるまで全然単位を取っていないみたいな状況になっている学生は少ないです
学生の雰囲気
慶應商学部はチャラチャラしている雰囲気の学生が多いように思われがちですが、大して他の学部の学生と変わらないっていう印象です
もちろん、いわゆるチャラチャラしている雰囲気の学生もいますが、まじめに勉強しに来ている学生も多いです
商学部の内部的には、全体的にいろいろな雰囲気の人が入り混じってワイワイしているイメージですね
また、男女比が大体6:4でそこまで差がないというのも、ワイワイしているイメージの要因なのかもしれません
お金持ちが多そうというイメージに関しては、その通りなのかもしれません
しかし、そのイメージのほとんどは慶應幼稚舎という小学校から慶應に入学しているメンバーによってつくられているものです
大学には、小学校からのメンバーもいれば高校からのメンバーもおり、大学から慶應に入学したメンバーが多くを占めているように感じます
そのため、極端なお金持ち大学ということはなく、他の大学同様、奨学金を借りて地方から来ている学生も多いです
言ってしまえば、普通です。
おわりに
以上、慶應商学部についてでした。
商学部は、幅広い分野を学ぶことができるため、
数学に特大の苦手意識さえなければ大学で何を勉強したいかが特に決まっていない受験生におすすめです。
大学選びで迷っている方は、
ぜひ文学部の受験を検討してください!