こんにちは。武田塾武蔵小山校講師の風間です。
突然ですが受験生の皆さん、
勉強のモチベーションの高さは保てているでしょうか?
受験生の方ならわかると思うのですが、
昨日まであんなにやる気に満ちていたのに一日経っただけで面倒くさくなってしまったなんて経験ありませんか?
受験期とは、受験科目のことを理解しそれをアウトプットできる能力だけでなく、いかに己に打ち勝つかということが試される期間です。
何の工夫もしないと、モチベーションは一日一日目まぐるしく変化します。
受験は長期戦です。
長きにわたり勉強をし続けるためには、その日の気分に左右されない自分にならなくてはいけません。
今回は、僕自身が受験期に志望校合格に向けてぶれない自分をつくるために役立った考え方をいくつか紹介します。
参考になったものがあれば即実践してみてください。
結論から決める
まず最初に、最も重要なことだと考えているのが、「結論から決める」ということです。
結論とはゴールと同じようなもの、という認識で構いません。
すべての受験生が決めるべき結論はただ一つ、「○○大学△△学部に合格して□□する!」ということだけです。
この「○○大学△△学部に合格して□□する!」という結論を決めることが何故そんなに大事なのか
それは、ポジティブシンキングの癖がつくからです!
受験生の多くは志望校合格への不安から、「このままいって合格できるのかな?」「もう無理なのでは?」「第一志望変えようかな」などといった無駄な不安を抱いてしまいがちです
私も受験期の秋までそうでした
そんな無駄なことを考えるのに時間とエネルギーを使うのは非常にもったいないです。精神的にも疲れてしまいます。
しかし、結論を決めるとくよくよ悩む時間というのは圧倒的に減ります。
何故なら、ゴールを明確に決めて、絶対にそこに到達する!と覚悟を決めるからです。
一度結論を決めると、後はそれを達成するためにはどうすればよいかというプラスの思考が働きますし、やる気も熱意も湧いてきます。
どんなに環境が劣悪でも、どんなに今の学力が足りなくても、どんなに自分のコンディションが悪くても、環境のせいにして諦めるということは絶対になくなります。
この状況で、どうやったらこのゴールを達成できるか?に全神経を注ぐ
それを毎日続けることで気分の落ち込みは圧倒的に減ると思います。
潜在意識の活用
結論を決めて、達成のために毎日継続的に頑張っていくためには潜在意識の活用が必要です。
人間の意識は、97%を潜在意識で占められています。
潜在意識とは、意識的に気づかないで心の中に存在する思考、感情、行動、体験、願望などの心理的要素のことを指します。
潜在意識を活用するために、「書いて貼って言って寝る前に考える」ということが大事だと僕は思います
まず、「○○大学△△学部に合格して□□する!」というゴールを紙に書きます
そしてそれを常に自分が見られるような場所に貼りまくります
そしてその目標を人に言います。
このとき、学校の先生や友人、家族などにしっかりと自分のゴールを宣言して逃げ道を無くします
そして最後に、寝る直前。お布団に入って目を閉じているときにその「○○大学△△学部に合格して□□する!」という目標を思い出し頭の中でその光景を想像します。
人の潜在意識がフル活用される瞬間が、寝ている最中です。
だからこそ、寝る前に考えていることは潜在意識に大きな影響を与えるとされています
こうしたステップを積み重ね、日々目標を意識することが勉強し続けるために必要です。
先延ばしにしない
続いては、先延ばしにしないということです。
みなさんはエメットの法則という法則をご存じでしょうか?
エメットの法則とは、「タスクを先延ばしにすることは、タスク実行よりも倍の時間とエネルギーを要する」という法則です。
僕が受験生だったころはこんな経験をしました
「今日は苦手だった数学の確率を勉強しよう」と朝に決意だけして、実際にはいやすぎてなかなか勉強に取り掛かれず、ずっとソファーでスマートフォンを触り、結局その日はまともに勉強もできなかった
さらには、勉強していないくせに何故だか疲れてしまっているという状態。。。。
そして、来る日も来る日も後回しにして自分が得意な範囲ばかりやるので成長しない、、
こうなってしまったら終わりです。落ちます。
こうなってしまわないように、必ず意識すべきことがあります
それは
「面倒なことほど先にやる」
「完璧より完了を目指す」
という二点です。
朝起きたら、まず一番重たいものから始める。僕の場合だったら、確率の勉強から始める。
そして、確率を完璧にしようとするのではなくまず該当範囲の問題を一周解く。などのように、やるべきことを細分化してそれを「完了させる」というところに目標を置きます
もちろん完了するだけで終わってしまったら答えの丸暗記などの、テストの点数に繋がらない勉強になってしまうことになりかねません
最終的には完璧にアウトプットできるまでやる必要があります。
しかし、苦手な科目などに対してはまず完了させるというようにハードルを低く設定することが攻略のカギです。
始めてしまえばだんだんと理解できるようになってその範囲が好きになってくることは大いにあり得ます
「思考や行動は感情に先行する」という言葉があります
「やりたくないなぁ」とか「めんどくさいなぁ」といった感情があるから「やらない」。のではなく!「やらない」から「やりたくないなぁ」とか「めんどくさいなぁ」といった感情が生まれてくるという考え方です
とにかく、まず動いてみる癖をつけるということが継続して勉強し続けるためには必要です。
結論:モチベーションに左右されない仕組みが大事
二つのことに共通していえることは、モチベーションというものに左右されない思考の仕組みをつくることが大事だということです
モチベーションは自分ではどうにもなりません。
何もない中、いきなり「モチベーションを上げるぞ!!!!!」といってあげられるものではありません
だからこそ、モチベーションという概念を無くして、目標に対して何があっても日々動き続けられる思考法を訓練する必要があるのではないでしょうか
自分に打ち勝つ思考法を身につけることで受験合格をつかみ取ってください!!
今回は以上です!