みなさんこんにちは!武田塾武蔵小山校の増田です!
今回は「前編」に引き続き、
駒澤大学入試問題T方式(英語)の傾向とその対策についてみなさんにお伝えしていきます!
受験日は近いですが、1点でも多く得点できるようさらに練習を積んでいきましょう!
以下は、各大問とその対策です!
問題Ⅰ~Ⅲ 長文問題
駒澤大学の長文問題のレベルはクセがなく、かなり読みやすい部類に入るかと思います。
語数も1題 300 words前後の短いものですので、一気に読んでも覚えておける程度です。
解答方法
おすすめ解答手順
①5つの問題文を全て読む(選択肢は読みません)
どこに注意して読むかを把握します
②passageを全て読む+問題の箇所に到達したら解答
どんな内容なのかを読みすすめる
※全体の内容が把握しづらいと感じたら、各段落の1文目だけを順番に読んでみる
「あ、これ問題文で聞かれてたやつだ!」と気づいたらすかさず問題に戻って解答
文中の下線部が語彙問題や言い換え問題の場合はその場で忘れないうちに解答
③残りの問題を解答
すぐにわからなかった問題も全体を読んでいるのでどの辺りに書いてあったかがすぐにわかるはずです。必要な個所だけもう一度丁寧に読んで解答
全体を把握しなければわからない問題も最後にまとめて解答
私は、長文は基本的に「全て読む」のがいいと考えています。
スキャニングやスキミングなどという読み方があるというのは
高校生なら一度は聞いたことがあるかと思いますが、
高い英語力が要求される技なので、オススメしません。
逆に大切なところを読み飛ばしてしまったり、
思い込みで間違った理解をしてしまったりしてしまいかねません。
「この文章にふさわしいタイトルは?」
「この中で述べられていないのは?(NOT問題)」
などは全て読まなければわらないことが多いです。
「筆者の見解は?」のような問題は、
だいたいまとめの文章、最終段落を読み切れば分かることが多いです。
ただし、絶対ではないのでやはり全てを一度読んでおくべきです。
解答目安時間
各大問10分です。 1問あたり2分の計算です。
問題Ⅲが終わった時点で残り30分以上を目指しましょう。
それ以上かかるようなら、「前編」でお話しした別の解答順序にしましょう。
対策方法
短めの英語長文問題集を使って練習しましょう。
大学入試レベル別英語長文問題Solution 1~2
を使うといいです。
この参考書はレベル別になっていますが、どれも300単語前後のpassageが載っています。
また、音声ダウンロードもできるので、音読やオーバーラッピングの練習にも便利です。
※注意
①参考書に書いてある制限時間は無視する (長すぎです)
本番と同じようにしなければ意味がないので、300単語前後の長文なら10分で
問題数が6以上なら12分程度で実施してください。
②答え合わせは ◯ or × だけつける
語彙問題以外は、きちんと根拠を自力で見つける練習をしてください。
◯なら「ここにこう書いてあったからこれを選んで正解した」
×なら「どこに解答根拠が書かれているのだろう?」「こう書いてあるからAではなくCが正解かな?」
といった具合です。
いきなり解説を見て、「あそっか、確かにそれならCが正解か。」というのは練習にはなりません。
なぜなら本番に解説はないからです。
③各段落ごとに要約をする
これは全体を読んで初めて解ける問題への対策です。
要約は必ずしもどこかに書く必要はありません。口頭でも構いません。
どんなことが書かれていて、「なにがどうなったのか」「だれがどうしたのか」が
きちんと理解できているか確認してください。
うまく出来ない場合は、1文1文が上手く読み取れていない可能性があります。
④解説を見る
ここでやっと解説を読んでください。
根拠の場所を自分で考えたところが本当に合っているか、
自分の要約と解説にある日本語訳とズレはないか、
間違った解釈をしていた英文がないかなどを詳らかにしてください。
後の音読で効果が減ってしまうので、単語の意味は本文には書かないようにしてください。
調べたものがあれば、解説のところに書き込みましょう。
⑤音読をする
④までできちんと単語、文法、意味が分かるようにした上で実施してください。
一文一文意味を想像しながら読みましょう。
そうでなければただの発声練習になってしまいます。
回数は指定しませんが分速150単語読めるようになるまでやり続けてください。
英文を前から理解する力、意味の区切れ、発音がきちんとできていなければなかなか上手くいかないはずです。
何度も音読する中で、単語の意味吸収や文構造が自然に見えるようにしていきましょう。
分からない単語で詰まるたびに、解説を見返して思い出すようにしてください。
問題Ⅳ 会話問題
短い会話文を読んで解答する問題です。
読まなくても解答できる問題がありますが、短いので1分程度で読んでしまいましょう。
NOT問題もあるので、焦らずいつものペースで読みましょう。
解答方法
①問題を読む
下線が引かれているところに対して、どんなことが聞かれるのかだけ頭に入れておけばいいでしょう。
②本文(会話)を読む
下線が引いてある箇所、会話の途中に( )がある穴埋め問題は流れでやってしまってもOK
③残りの問題を解く
NOT問題や、会話の結末を問う問題は全て読んでから解答しましょう。
解答目安時間
5分 本文理解に1~2分 解答時間に3~4分
対策方法
中学1年生~3年生で学習した内容が完璧であるか、今一度復習しておきましょう。
語彙や表現、文法などほぼすべて中学生で学習したはずの範囲から出ています。
中学校の教科書を一度全て音読したり、
Next Stageなどに出てくる会話問題は音読しながらやったりするといいです。
Connotation(言外の意味)を問う問題も出ていますが、そんなに難しくはありません。
ここまでで、まとまった文を読む問題は終了です。
この後の「後編-Ⅱ」からは残り30問を18分で解答していきます!
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