皆さんどうもこんにちは、武田塾武蔵小山校講師の須田です。
8月も半分終わりましたね。
高校生の皆さんは夏休みの宿題は終わりましたか?
コロナの影響で夏休みが短い学生が多いので宿題が終わらなくて焦らないようにしてくださいね。
さて、受験生の皆さんは、夏休み期間中は基礎の総復習をしていたことかと思います。
なのでインプットはある程度できているとは思いますが、アウトプットはきちんとしていますでしょうか?
そろそろ学んだことを実践する期間に突入するとよいでしょう。
そこでちょうどよいのが共通テスト対策です。
国公立大学志望の人や、一般受験をする人は特に今が、共通テストの対策をした方がよいでしょう。
そこで今回は、皆さんにおすすめの共通テスト対策の問題集を紹介したいと思います。
共通テスト対策にかけられる期間
問題集を紹介する前に一つ知っておいてほしいことがあります。
それは共通テスト対策をいつからやるべきか?ということです。
一般的に共通テスト対策は10月からするべきと言われています。
それでもべつに問題はないのですが、主要三科目に関しては9月からはじめても問題ないと思います。
ただ注意してほしいのは、あくまで9月にする勉強は基礎が定着しているかを試すためにするのであって、設けられた時間内で高得点を出せるように意識しないようにしてください。
おすすめの問題集(数学編)
まず紹介するのは数学の問題集です。
過去問(赤本や青本、黒本)
共通テスト対策においては過去問に取り組むのが定石です。
共通テストについてはまだ過去に2度しか実施されていないこともあり、参考になるものが充分蓄積されていませんが、それまでおこなわれてきたセンター試験の過去問も対策に役立てることができます。
共通テストでも高校で学んだ基礎学力を問うという役割は変わらず、問題もセンター試験時代のものと非常に似ているので、センター試験を含めて過去問にもしっかり取り組んでおくといいと思います。
過去問も一般的に赤本と呼ばれる教学社出版の「大学入学共通テスト対策・スマート対策テスト」や駿台予備校の出している「共通テスト対策過去問題集」通称青本、河合塾出版の黒本と呼ばれる「共通テスト総合問題集」がありますが、個人的には黒本がおすすめです。
まずこれらの明確な違いなのですが、解説が丁寧かどうかです。
まあ過去問なのでそこくらいでしか他と差別化できませんからね。
一番解説が分かりやすく、丁寧なのは黒本になっています。
逆に青本は解説がとても短いので初学者向きではないです。
模擬試験問題
共通テストではセンター試験よりも思考力・判断力・表現力が要求される問題がより重視される傾向になってきています。
共通テストならではの出題形式や傾向になれておくことも必要です。
共通テストの場合はまだ過去問で出題パターンに充分慣れることができないため、模擬問題が載った問題集を有効に活用しましょう。
各出版社が研究を重ねて用意した模擬試験問題は、共通テスト特有の出題傾向に立ち向かう大きな助けになってくれること間違いなしです。
チャート式問題集シリーズ 35日完成! 大学入学共通テスト対策 数学Ⅰ・A+Ⅱ・B
いくつか模擬試験問題や過去問題に取り組んでいると、特別出来が良くない箇所がいくつか出てくると思います。
そんな時に使ったのは、受験生にとってはお馴染みのチャート式問題集です。
この問題集はそのチャート式の共通テスト対策用のものになっています。
この問題集は共通テストと同じ出題形式の問題を分野別に分けて掲載しています。
1つのジャンルに対して、基本例題、重要例題、演習問題、実戦問題、実践模試の5つに分けられています。
過去問などで見つけた苦手な範囲をきちんと解いて対策していきましょう。
自分の場合はセンター試験対策だったのですが、そのときよりも問題が増量されているのでおすすめです。
おすすめの問題集(英語編)
次に紹介するのは英語の問題集です。
過去問
数学と同様に過去問は絶対にやるべきです。
英語は出題形式が年々少しずつ変化するのですが、過去にやった出題形式を数年後に使うことがあるのでたくさんやった方がいいです。
ただ数学と違い、英語長文は1度読んでしまうと内容を覚えてしまうことがあるので、何度も解きなおしてもあまり効果がありません。
ただ文法はむしろ覚えた方がいいので、復習する際は文法のみでもよいでしょう。
やっておきたい英語長文300
英語長文は初見で如何に解けるかが大事なので、共通テスト対策にはこの問題集はとてもおすすめできます。
レベルとしては200〜400語の比較的易しい長文を使って、読解の基礎となる必須事項を学ぶことが目的となっているので、これだけで終わりということはせずに、その次のレベルの問題集である「やっておきたい英語長文500」まで解きましょう。
この問題集の長所として、収録問題の多さがあります。
なんと30題もあります。所見対策としては申し分ないです。
ただ、あまり解説は丁寧ではないので、文法の知識はある程度要求されます。
短期攻略 共通テスト 英語リスニング
共通テストの英語リスニングの問題集は意外と少ないです。
そもそもリスニング自体、英検以外では共通テストでしか実施されないので仕方ないかもしれません。
この問題集は共通テスト英語リスニング対策のオリジナル実践問題を4回分収録しています。
問題の分析や、ポイントも収録されているので復習にも向いています。
この問題集は各問題の難易度を★印で示しているので、自分の実力に合わせて進めていくことができます。
共通テストのリスニング問題の詳細分析や、巻末付録である重要表現集、聞き取りポイント解説もあるのもよいところです。
共通テストのリスニング問題の苦手分野対策に最適な1冊となっています。
おすすめの問題集(国語編)
最後に紹介するのは国語の問題集です。
『きめる! センター現代文』の使い方とレベル
現代文には「読み方」があります。
特に共通テストでは決まったパターンが出題されるので、そのパターンを念頭に置いて読むと速く読むことができるようになります。
また、センター試験はとても厳密に作られています。
疑問の余地が生まれないような作問や選択肢作成がなされているということは、逆に言えば「どのようにして不正解の選択肢を作っているか過去問を研究すればわかる」ということで、本書はこれについて詳しく調べています。
終わりに
いかがでしょうか。
今回紹介したのは、主要三科目なのでそれ以外の科目もおすすめがありますので、またの機会がありましたら紹介したいと思います。
受験勉強頑張ってください!!