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[完全版]高校数学の勉強法〜インプットとアウトプット〜

こんにちは。武田塾武蔵小山校講師のMです。

受験生にとっては勝負の夏ですが、連日暑い日が続いていますね…。

体調を崩しやすい時期なので、コロナ感染対策や熱中症対策を徹底していきましょう!  

 

さて、本日のブログはというと「高校数学」の勉強法について今一度まとめたいと思います。

ここで「高校数学」と強調しているのは、世間一般に言う数学と、高校数学もとい受験数学の目的が異なっているからです。

高校数学の最終目標は志望大学に合格することです。

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つまり今書いている解法の理屈が100%理解できていなくてもいいのです。

極論、その問題対する解答が「書ければ」点数を取ることができます。

もちろん、高校数学も理屈をちゃんと理解していく必要がありますが、限られた時間の受験勉強で、すべてを完璧に理解するのは容易ではありません。

ある程度の潔さみたいなものが必要になります。

今日はそういった高校数学の勉強法について私がこれまで考えてきた“完全版”をお届けいたします。

 

まず、高校数学の勉強法にはインプットアウトプットの段階があると考えています。

その文字通り、解法(およびその理屈)を身につけるのがインプット、その身につけた解法を実践形式の問題演習や模試・過去問等で引き出すのがアウトプットと簡単に考えてもらって大丈夫です。

インプットとアウトプットそれぞれで大事なことがあるので見ていきましょう。

 

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その壱 インプット〜暗記ファーストでよい〜  

 特に数学の苦手な人、不得意な人に伝えたいことですが、初めて目にする解法の理屈までを最初の段階で完璧しようとするのは野暮です。

最初から無理に理屈を捉えようとするのではなく、分からない時こそ、まずは解法の暗記を徹底してみましょう。

私はこれを「暗記ファースト」と呼んでいます。

付け焼き刃の理解でも大丈夫なので、まずはその解法の暗記から始めましょう。

理屈がわからないまま次の内容に進んでも問題ありません。

というのも、どんどん進んでいくにつれて、理屈が後からわかるということも少なくないからです。

高校数学というのは問題を解くことに焦点を当てているので、一般的な数学に比べてテクニカルな発想が多いように感じます。

なので、最初は理屈より解法を詰め込んでいって、ある程度解法の引き出しを作ってあげることが大事です。

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その弍 アウトプット〜日頃から「書く」勉強を〜

 インプットで身につけた解法の中から、今考えている問題を解くためにはどの解法が必要かを見いだして、引き出すのがアウトプットです。

問題に出会った時に、まずその問題がどこの単元に当たる内容かを判断します。

ただし、難しい問題になると単元がまたがっている可能性もあるため、ひとつに絞ってしまうのは禁物です。

そしてその単元で扱った解法のうち、どれを使えば良いかを吟味していくことで、正しい解法を選択できます。

 

 しかし、これで終わりではありません。

解答用紙に「書く」までがアウトプットです。

つまり、解法を見つられることと解答用紙に「書けること」は全く異なります。

というのも、現役時の受験期に、私は「書く勉強」をほとんどしていませんでした。

もともと怠惰な上に数学はできる方であったので、書く勉強は疲れるし、面倒なので書かなくても大丈夫と思っていました。

しかし、現役時の2次試験で書く勉強の重要さを思い知らされました。

現役時の数学は比較的な簡単な問題のセットだったので、問題を見た時に何となく分かるとは思ったのですが、実際手を動かしてみると解答が全然書けないことに気がつきました。

数学的な内容は何となく分かるのに、解答が書けない…。

これは日頃から「書く勉強」をしていなかったことが原因です。  

よって、日頃から書く勉強が重要になります。

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たとえ何回も解いた問題であっても、「正しい解答を書き切る」ようにしましょう。

書き切るからこそ「解答作成能力」が向上します。

ここで「解答作成能力」といったのは、単純に解法を解答用紙に書くといったことだけでなく、解答用紙そのものの見やすさ等も含みます。

そもそも受験数学というのは入試当日の解答用紙で全てが判断されてしまいます。

つまりは減点されないように、一点でも多く取るために解答用紙でアピールするのが重要です。

採点者も人間なので、汚い字や見にくいレイアウトだとネガティブな印象になってしまいます。

日頃から解答を書き切るのはもちろん、自分以外の人が見ても見やすい・分かりやすい、減点されない解答を作っていきましょう。

 

 以上、高校数学におけるインプットとアウトプット、いかがだったでしょうか? 

インプットでは、暗記ファーストというと詰め込み教育みたいで響きが悪いかもしれませんが、むしろ高校数学ほど暗記が重要なものは他にありません。

前述の通り、問題を解くために作られた数学はテクニカルなものが多いからです。

また、アウトプットでは「書く」ことの重要性を強調してきました。

普段から書いて勉強している人は大丈夫ですが、簡単な問題・一度解いた問題の解答を途中で端折ってしまっている人やそもそも書かない人は、今一度書く勉強の重要性を理解してください。

頭だけで考えていることを100%書きだすのは、それなりの訓練が必要です。

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 余談ですが、特に理系学生で大学入学後に習う教養数学は、いままで行ってきた高校数学の延長線上に近いものに感じると思います。

がしかし、問題を解くという機会が少ないので、無限にインプットをおこなっているような感覚になると思います。

また、工学部では数学は道具でしかないので、高校までのように暗記して使えるようにするくらいのマインドで大丈夫ですが、理学部だと違います。

高校までの数学と大学からの数学にギャップを感じるかもしれないので、安易な学部選びには注意が必要です。

 

今回は以上です!また次回!

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