みなさんこんにちは!武田塾武蔵小山校の増田です!
今回は、校舎長の私が早稲田大学の英語入試問題を準備なしで挑戦してみたので、
その中で感じたことや受験に挑戦するにあたってやっておいた方がいいと思ったことなどを
みなさんに紹介していきます!
挑戦の経緯(大学・学部の選び方)
ここ武蔵小山校には、これまで通っていた数々の受験生たちが使用した入試過去問題集の「赤本」が置いてあります。
いくつもの大学の赤本の背表紙を眺めて、、
「もう一度高校生に戻って日本国内の大学に行くチャンスがあったなら、早稲田大学に入ってテニスをしたい」
と私は思いました。
早稲田大学のテニス部はめちゃくちゃ強くて、卒業後にプロテニスプレーヤーとして選手人生を歩む人をたくさん輩出しています。
とまあこんな感じの理由で、早稲田大学の過去問にチャレンジすることを決めたわけですが、
「学部はどうしよう、、?」
実際私が高校生の時には知る由もなかったのですが、
大学生の時にすこしだけかじった会計学は結構面白かったですし、
社会人になってから実際に店舗運営や集客、広告活動や作成をするなかで絶対に役立つ学問が学べる学部。
それは、、 商学部!!!
とこんな流れで早稲田大学商学部の過去問題に決めました。
どこの大学のものかにもよりますが、赤本って有名大学のものほど重たい、、
私は、今も昔も勉強や読書は家の外でするのが好きなので、今回の入試問題チャレンジも例外なく外でやりました。
実際に過去問やってみた!
私が挑戦したのは早稲田大学商学部2021年度入試問題の英語です。
「えーっと、試験時間は90分。全部マークセンス方式ねっと、、」
じゃあ、はじめっ!
Part 1
“A guest is checking out of a hotel at the front desk.”
「おっ、ホテルのチェックアウトのシーンでの会話か。海外でホテルのチェックアウトって簡単だしいけるんじゃね?」
とか思いながら読み進めていきました。
問題は全部で8問あり、会話の中で適切な表現を穴埋めするものと、下線部の表現を言い換えるとどの英語になるかというもの、並べ替え問題が1問だけありました。
「へぇ~、結構自然な表現が問題になってるんだなぁ、、」
というのが正直な感想でした。
本当の意味での「コミュニケーション英語」が養われていればできそうな問題ですが、ただ単語帳の意味を知っているだけでは、意味が想像できなさそうな表現もありました。
ダイアログを読み進めていくにつれて、イディオム表現が何度も出てきて、逆に不自然感が感じられましたが、使える表現がたくさん盛り込まれている良問でした!
知らない単語には出会わなかったです。
知っておいてほしい表現
・Is there anything I can help you with~?
・That works for me.
・Let’s dive in.
・You are all set.
使える場面、状況、知らない表現があればスマホでパッと調べてみてください♪
Part 2
「よし、全部で5 partsだけど7分以内に終わったし、結構早く終わるんちゃう?って、Part 2読む量多い、、( ノД`)」
内容は、モノリンガルとバイリンガルを比べた時に、バイリンガルの方が認知能力に対してメリットが大きいというような感じの内容でしたかね。
設問1がTrue or False問題でした。
マジで嫌い!!!(笑)
簡単なパッセージだったとしてもいっつも私は1問どこかで間違えてしまうタイプです(-_-;)
長いですし、簡単な単語ばかりで構成された文章ではなかったので、結構骨の折れる大問でした。
ただ、私は行動心理学や教育心理学を学習していた経験があったので、本文が全然わからないということはなかったです。
選択肢には知らない単語が出ていたので、まだまだ勉強が足りないな、、と感じる場面もありました。
後で調べたら英検®1級の単語帳に掲載されていました、、
せっかくだからここで覚えてほしい英単語
・multilingual
・inhabitant
・cognitive
・counterparts
・dementia
Part 3
「あー、長かった。おっ、Part 3は本文ちょっと短いぞ!」
と思っていたら、また設問1でTrue or False問題(´;ω;`)
ホンマに嫌い!
答えはTかFかの二択なのに、答えるまでに時間がかかる。
「よし!これは一気に読んで、記憶を頼りにTかFか選んじゃおう!」
なんとか乗り切ったものの、問題全体の構造が慣れなくててこずりました。
【あ】【い】【う】とか(イ)(ロ)(ハ)とか【A】【B】【C】とか紛らわしくて、
全然関係ない問題を見て悩んだりしてしまい、かなり時間を浪費してしまいました。
やはり、問題形式慣れをするという意味でも、過去問に何度も取り組んでおくというのは大事なんだと実感、、
見るべきところを誤っていて、語句整序問題でも
「あれー、これ文として成り立たなくない?自分の知らない文法が使われているのか、、?」
としばらく頭を抱えてしまいました。
結局後で文の一部だけが並び替えであるということに気づき正解することができましたが、さらに時間をロスしてしまったと思い、焦り始めました、、
内容はアメリカやヨーロッパ諸国の少子化の傾向とその背景、またどんな政策が求められるのかというもので、かなり現実的、社会的な問題が題材となっていました。
知っておくべき語句
・fertility rates
・reproduction
・investment
・incentive
・implement
Part 4
「あー、これも読むの結構時間かかるかも、、」
と思ったのも、文章の本文のはじめの単語が“Firm”だったからです。
しかも内容が個人情報保護に関することで、その方針や評価についての文章だったので、イメージがつきにくい内容だろうと思いました。
内容一致問題が3つ 類義語選択が2つ 空所補充が5つ パッセージの適当な小見出しを選択するものが1つ でした。
内容一致は前のPartと同じく一気に読んで記憶を頼りに選択
類義語は下線部のみを見て解答
空所補充は読みながら(かっこ)に当たったら選択
小見出し問題は、全部読んで内容一致問題を済ませた後に、各パラグラフの2文目までを読んで選択
という具合にやりました。
読んでいて感じたのは、
語彙レベルがこれまでの文章と比べてちょっと高め
商学部らしい内容なのかな??
問題構成はシンプルで先ほどのように見る場所を間違うことはないというかんじでした。
これを高校生が読んで理解しなければならないのかと思うと、少し酷な内容ではありますが、条件はみんな同じですよね、、
普段からさまざまな分野のものを英語で読んでいる人には有利かもしれません。
一度は用いて例文を自作してみてほしい語句
・firm
・vulnerability
・caveat
・conventional wisdom
・dynamic →どんな状態を指すかわかりますか?
Part 5
“As epidemiologists work round the clock to calculate the mortality rate of Covid-19, its ease of transmission and other vital statistics,…”
「でましたコロナの話題~www」
ただ、本文の一番下を見ると、(Adapted from The Guardian, March 13, 2020)と出典が書いていました。
The Guardianというのはイギリスから発信されている情報・Newsウェブサイトで結構読みやすくて、世界のニュースが無料で手に入ります。
ただ、英語ネイティブ向けに執筆されているものなので、語彙や表現は容赦なしです。
ただ、2019年にコロナが流行して以来、頻繁に出会うようになった英単語たちも多いので、世界の動向を海外のニュースやYouTubeなんかでチェックしていた人にとっては身構えるほどではないかもしれません。
わたしは、なぜか文法問題を間違うという失態を犯してしまいましたが、それにも気づかず最後までいって終了しました。
75分間で解答を終え、読み返すのもめんどくさかったので、見直しはせず15分残した状態で終了しました。
知っておくと語源から意味を推測するのに役に立つ単語
・mortality rate
・compliance
・quarantine
・conjure up
・ambivalence
たとえばこの ambivalence という単語
ambi と valence に分けて意味を考えることができます。
ambi-は両方・二面性・周囲というようなイメージ
valence-は強さ・価値があること・良さなどのイメージで名詞を構成する形 "value"に形が似てますね!
あわせると「両方に価値がある」「どっちもいい」→「(感情が)迷ってしまうこと」「曖昧で答えがでない様」という意味になります。
では、これらの語源が使われているほかの単語の意味も知っていればつなげて覚えてしまえばいいですし、知らなければ語源から想像してみてください。
"ambiguous", "ambitious", "equivalence" この3つも語源が同じところから来ていますね!
答え合わせに移ります!
さて、ここまでで早稲田大学商学部2021年度英語の入試問題をやりました。
この次のブログで結果発表をしますので、ぜひご覧ください!
Look forward to the next blog!!!
Bye for now☆