みなさんこんにちは。武田塾武蔵小山校です。
新学期がはじまってから1か月がたちましたね。
そろそろ新しい環境に慣れたでしょうか?
今回は首都圏の私立理系受験生であればだれもが知っている東京理科大学の入試について紹介します。
その中でも東京理科大学(以下理科大)の公募推薦入試についてお話しますね。
それでは行ってみましょう!
※2022年度入試の情報をもとにしているのでデータが古い場合があります、各自最新の情報を確認してください。
そもそも公募推薦入試とは?
まず公募推薦について説明したいと思います。
公募推薦入試の主な選抜方法は書類選考・小論文・学力試験・面接などがあります。
現在、主に大学入試には3つの種類があります。
①一般入試
②学校型推薦入試
③AO入試
この中で公募推薦入試は②に入ります。
学校型推薦入試とAO入試の大きな違いは主に評定平均の利用の有無です。
高校の評定平均がほとんどの学校型推薦入試では使われます。
制度としては、ほかの部分に大きな違いはありません。
しかし、同じ大学でも求められる人物像が大きく違う場合があるので注意してください。
次に公募推薦と指定校推薦の違いを説明したいと思います。
一言でいえば落ちるか落ちないかの違いです。
指定校推薦は学校内での競争に勝ち、推薦枠をとることができればほとんどの場合不合格になることはありません。
公募推薦は学校の推薦がもらえても不合格になる可能性が十分にあります。
必要な資格
まず理科大の公募推薦入試を受験するのに必要な受験資格は
1)第一志望であること
2)現役生であること※
3)学科指定の科目をすべて履修していること
4)数学・外国語・理科の評定平均値が4.0以上であること
※理学部第二部を除く
この四つになります。
4)は受験資格なのでこの三教科の評定平均が4.0に近いからといって落ち込むことはないと思います。
また経営学部においてのみは数学・外国語・国語になります。
選抜方法
1)書類審査
2)小論文
3)面接
4)口頭試問
この四つから総合的に判断して、選抜を行います。
学部学科ごとに小論文の内容や口頭試問の内容は異なります。
1)書類審査
調査書、推薦書、志願者調書が評価対象になります。
2)小論文
試験時間は30分と60分があり、その学科ごとに問題が決まっています。例えば理学部第一部数学科は60分で数学に関する小論文を作成します。
過去問が学科によっては掲載されているので自分の志望する学科のものを確認してみてください。
2021年度の過去問は次のページから参照してください。
・理学部第一部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_ri1.pdf
・薬学部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_yaku.pdf
・工学部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_kou.pdf
・理工学部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_rikou.pdf
・先進工学部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_senshin.pdf
・経営学部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_keiei.pdf
・理学部第二部
https://www.tus.ac.jp/admissions-aid/university/list/recommendation/file/2022_naiyou_ri2.pdf
※見られなかった場合は理科大のHPに最新版が掲載されているのでそちらを参照してください。
3)面接
志望理由や興味のある分野などが中心に聞かれます。
4)口頭試問
口頭試問では小論文で書いたことを中心にその学科の科目に関する質問が飛んで来ます。
受験レポート(実際に受けた人のお話)
実際に理科大を受験して合格した生徒へのインタビューを参考に、どのような入試なのかを明らかにしていきたいと思います。
生徒の基本プロフィール
学校:多摩大学目黒高校
受験学部学科:理学部第一部物理学科
Q どんな雰囲気でしたか?
A 静かな雰囲気で、各自持ち込んだ参考書を見ていました。
Q 小論文はどうでしたか?
A 小論文は、いわゆる考えを述べたりする小論文というより学力試験に近かったです。数学の小論文では国立大学の一般試験のような普通の証明問題が出ました。範囲としては数学Ⅱ・Bの範囲でした。物理は波動分野の問題が出て、こちらは簡単な基礎的な問題を説明するような問題でした。
Q どんな対策が必要だと思いますか?
A 記述式の勉強が必要になると思います。
Q 面接はどうでしたか?
A 教授4人と受験生だった私1人で行いました。教授はやさしい雰囲気を出してくれて、質問には答えやすかったです。
Q どんなことを聞かれましたか?
A 志望動機、好きな数学・物理の分野などが聞かれました。あと英語の評定平均があまり高くなかったので英語の学習状態について聞かれました。志望動機については深堀されるので質問を予想して返答を用意していたほうがいいと思います。
Q 手ごたえはありましたか?
A 小論文もしっかり埋めることができ、面接、口頭試問もしっかり答えることができたので、手ごたえはありました。
最後に
ここまで、本ブログを読んでくださってありがとうございました。
東京理科大学の公募推薦入試についてもっと知りたくなった場合は東京理科大学のHPをご覧ください。
またこのブログは2022年度入試を参考にしているので、情報が古い場合があります。その点だけ注意して参考にしていただけると幸いです。
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では今回はこのへんでさようなら。