こんにちは!武田塾武蔵小山校の増田です!
今回は、昔から今も変わらず人気の職業である航空業界。
特にキャビンアテンダントに将来なりたいと思っているあなたにCAという職業の状況やお仕事内容、そしてCAになるための進路選択についてお話します!
「いつか、CAになって世界中を飛び回りたい!」
「外国語を使いこなして、カッコよく空の仕事がしたい!」
というあなたには、参考になることがあるかもしれませんので、ぜひご覧ください!
コロナパンデミック以降のCAの状況や募集は?
コロナの感染拡大の前と後
国際線乗務もこなすCAの場合、毎月国際線3往復・国内線8往復くらいが通常の乗務量でした。
しかし、コロナの感染が広が国外への移動が制限されるようになると、国内線のみの乗務になったようです。
さらに、飛んでいる飛行機も大幅に減便し、現在ではひと月に国内線4往復くらいの乗務になってしまっているのが現状だそう。
そして、現在では体調に少しでも異変があると出勤ができないため、いつCAに欠員が出ても対応ができるように、スタンバイとして空港で勤務をしている時間が増えています。
CAのお給料は勤務時間をもとに支払われる基本給にくわえて乗務給、役職給があります。
客室乗務員として飛行機内で働ける時間が減ったということは、この乗務給が大幅に減り、生活が苦しくなってしまったCAが多くいるのが現状です。
外資系の航空会社で働いていたCAの中にはリストラにより解雇を余儀なくされた人たちもたくさんいるのが実情です。
世界ではまだまだコロナが落ち着いているわけではありませんが、徐々にコロナと共生していく風潮が出始め国内線はかなり便数が増え、国際線も飛んでいる状況です。
CA職の募集・採用は?
日本航空(JAL)からは、2023年度入社の人材採用を行うことが発表されていましたね!
2023年3月卒業見込みの新卒はもちろんですが、ここ数年間コロナでCAや航空業界への道を諦めかけていた既卒の人にも門戸を広げて募集する予定だそうです。
その他大手航空会社でも2023年度の採用から募集を再開すると公表しているところもいくつかでてきました!
現在中学生や高校生のみなさんが大学や専門学校を卒業するころには、航空業界の採用活動もより一層活気を取り戻していることを期待してもいいかもしれませんね。
CAってどんな働き方をするの?
始業時間は、その日添乗するフライトによって毎日異なることがほとんどです。
まずは空港に出社します。電車やバスで通勤することもあれば、早朝で公共交通機関が動いていない時間になる場合は、タクシーを使って出社することもあります。
空港に到着したら
空港に到着したら、制服に着替え身支度を整えます。
航空会社によってはその日の制服の色を青色にしたりピンクにしたりと選べるところもあるみたいです。制服の色が選べるなんて、その日1日の仕事も気分をあげて開始できそうですね!
制服に身を包んだら髪をセットします。長時間のフライトに耐えられる、崩れないヘアメイクを少しずつ自然にマスターしてしまうそうですよ!
女性のCAであれば、首にスカーフを巻いている航空会社もありますが、結び方もいくつか種類があり、その日の気分で選べるみたいです!
フライト準備
身支度の後は、フライト準備に入ります。ブリーフィングと呼ばれるその日の搭乗便に関する情報共有を機長やほかのCAと打合せします。CA個人でも搭乗機種自体の仕様を把握するために、マニュアルを読み込んでおいたり、イメージトレーニングをしておく必要があります。例えば座席の配列や酸素マスクの数、非常用装備の使い方など搭乗数機材によって異なるためです。
飛行機内に乗り込む
すべての乗務準備が整い、時間になったらいよいよ機内でのお仕事開始です。
CAの一番重要な仕事はお客様を目的地まで安全に送ることですので、保安要員としての仕事が大きいといわれています。
乗客全員のシートベルト確認・収納棚のロック確認・ドリンクサービスなどはみなさんもイメージがあるかと思います。
その他にも扉の施錠確認、ギャレー(機内でドリンクや食事を格納している場所)の固定確認、体調不良の乗客がいないかどうか全員に気を配り、同時に客室内に不具合がないかも常に巡回をしています。
その他にもここには書ききれないくらいの業務を同時に行ってくれているので、私たちは毎回安全に目的地までたどり着けているんですね!
無事目的地に着陸したら
飛行機が目的地に到着し、お客様を全員飛行機から降ろしたら、長時間開いていない場合は機内で帰りのフライトに備えることもあります。
新たに機内をお客様を迎えられる状態にし、機内で簡単なお弁当が提供してもらえることもあるようです。
行く地方によってメニューが違うことがあるので、これを結構楽しみにしているCAも多いみたいですよ!
帰りの飛行時にそのまま乗って帰る場合もあれば、その日の勤務最後の目的地でステイする場合もあります。
特に国際線の場合は一度の乗務が長時間に及ぶことも多いので、その場合復路のフライトにも乗務することはありません。
そして現地ステイしている間は勤務外のプライベートな時間なので、現地を楽しむもよし、ゆっくり休養をとるもよし、というような過ごし方ができます。
国内線は家に帰りやすく、一度の乗務時間も短いという魅力
国際線は長距離フライトであれば一度の乗務が終わればその後現地を満喫できるという魅力
あなたはどちらのCAになりたいですか??
CAになる夢を叶えやすい進路は?
キャビンアテンダントとして働くためには、専門学校・短期大学卒業以上の学歴が必要であることが多いです。
しかし、専門学校卒だから、大学卒だからという理由で大きく採用に有利・不利になることはありません。
また、学部や専攻分野も不問で、必要な知識は航空会社に入社してから研修を受けつつ習得していくことになります。
就職活動のやり方も他業界の選考フローと大きく変わることはありませんが、選考の段階で健康診断や体力測定がある会社もあるようです。
長時間のフライトに耐えられる体力や矯正視力なども最低限必要な基準を設けているところもありますので、CAを目指される方は普段から健康には気を付けて生活しておきましょう!
さらに、採用面接ではかなり人間性を見られるものになっています。
さまざまなお客様と接する仕事ですので、抽象的ですが全人的な人間である必要があります。
その上で、いろいろな個性を大切にして「自分だからできるサービス」を提供してほしいと考えて選考している会社も多いです。
就職したいと考えている航空会社で必要になる語学力も必須です。
日本の航空会社であっても外資系航空会社であっても共通して必要なのが英語です。
例えば韓国の航空会社で働きたい場合は、それに加えて韓国語も必要になるでしょう。
専門学校や短期大学に進学してからCAになる場合
順当にいけば2年で卒業し20歳のうちからCAとして就職することができます。
早く現場で実践を積んで一人前になり、早く国際線の乗務もこなせるCAになりたいという方にはおすすめの進路かもしれません。
学歴が専門学校だがら、短大だからという理由で航空会社に就職できないということはありませんが、先述のように人間力を高めておくことと、最低限の語学力を身にてけておくことは変わりなく必要です。
専門学校に関しては、エアライン系の仕事を目指す人のための学科を開講しているところもたくさんあり、元CA講師が授業をしてくれたり、就職に向けて必要な語学力を養成するような授業が開講されています。
短期大学に関しては、外国語の授業に力をいれていてCAになるに向けて助けになる授業が開講されていたり、施設が充実しているところもあります。エアライン系の実習室があったりするところもありますね!
大学進学の場合
4年制大学に進学する場合も、CAになるにあたって学部・学科は不問です。
大学在学中にたくさんのことを経験して、人間力を高め、高度な語学力も身に着けられるような大学を選ぶことがCAとして採用されるに至る近道になるでしょう。専攻学科は不問とはいえ、国際系や外国語系学部は外国語の習得や異文化理解に対する素養、コミュニケーション能力などを身に着けることが期待できる学部なのでCAを目指している学生も多く在籍しています。入学してから就職活動までにしばらく時間があることも、専門学校や短期大学に通うこととは大きく異なる点ですね!
☆キャビンアテンダント採用実績ランキング☆
毎年、実績やランキングは変わりますが常に上位3校は首位をキープしています!
興味があれば最新のものを調べてみてほしいです!しかし、コロナ流行以降は採用自体を中止していた航空業界が多いのでどこの大学もあまり実績はないかもしれません。
5位 明治大学
航空業界に限らず、就職に力を入れている大学として有名な明治大学。ここ数年でランキングを上位に持ってきてました!
4位 立教大学
こちらの大学も昔からCA採用に強いというイメージはなかったですが、最近ランキング10位以内に食い込むようになってきました。
3位 関西学院大学
兵庫県西宮市にある大学。1年ごとに見ていくとランキング2位と3位を常に争っている大学です。
2021年度からは日本航空(JAL)とのコラボレーション科目を開講している学部があるようですので、一度チェックしてみてください。
2位 青山学院大学
関東でCA採用に強い大学といえば青学というイメージがかなり強いです!
カンタス航空CA体験プログラムというオーストラリアの航空会社の本社で実際にトレーニングができるプログラムを実施しています。
海外の航空会社で経験ができるのでより一層CAの志を強くもって就活に挑めそうですね!
1位 関西外国語大学
大阪府枚方市にある大学。もう何十年も不動のダントツ1位をキープしている大学です。
日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)と包括協定を結んでおり、いろいろな航空会社出身の教員や職員が学生の指導に当たっています。キャリアカウンセラーの中にもCA出身者がおり、半年間のCA受験対策講座も開講されています。
中宮キャンパスというメインキャンパスにはエアライン実習室があり、JALの機内やカウンターを模した設備があり、実際にそこで授業も行われています。
英語力はどの程度必要?
CAとして仕事をするには、業務遂行するうえで英語が必須のため、就職活動の時点で英語力を証明する必要があります。ブリーフィングの際も用語が英語であったり、乗務中も外国人の乗客対応や緊急時であっても適切に英語を使えるレベルにまで身につけておくことが必要です。
多くの日系航空会社の客室乗務員職採用にはTOEIC®L&R 600点以上、英検®2級以上などの基準を設けているところがほとんどです。あくまでも最低ラインですので、より高度な英語力があることが望ましいでしょう。
語学の習得は一朝一夕でできることではありませんし、英語の資格試験を受けても、結果が返ってくるまでに時間がかかります。興味のある航空会社を見つけたら、早めに調べておき、それに向けて1日も早く学習をすることをおすすめします。
将来CAをめざすみなさんへ
いかがでしたか?カンタンではありましたが、客室乗務員をめざすにあたって考えておくべきことをお話ししてみました。
現在はコロナで私も大好きな海外旅行にしばらく行けていませんが、これを最後まで読んでくれたみなさんがCAとして立派に乗務するころには、また気軽に海外旅行に行けるようになっていると嬉しいな、、と思っています。
ときには将来の夢や、大学を卒業したその先の自分に思いを巡らせることで、受験勉強へのモチベーションをあげてみてくださいね♪
Thank you very much for your time and I wish we'll see each other on board in some years!!!