塾生の声

【合格体験記2020】高津卒!全落ちから一浪して法政大学に合格!

現役で全落ちから、一浪して法政大学に逆転合格!

 

こんにちは!武田塾武蔵小杉校です。

お待たせしました。2020年の合格者インタヴュー第一弾をお届けします。

 

今回登場してもらう山口くんは、高校3年生の7月に武田塾で受験勉強をはじめました。残念ながら現役の受験では惨敗。浪人生活を通して、自分を客観視できるようになった山口くんは、生活習慣から課題をひとつずつ解決して見事に逆転合格を果たしてくれました。

 

綺麗事なし!紆余曲折あり。多くの人が共感できるエピソード満載です。

どうぞ最後までお楽しみください。

 

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左:山口くん 右:木村先生

高津高校/山口光貴くん

法政大学 経営学部経営学科 合格

 

聞き手:木村海里先生(慶応大学法学部)

 

最初は受験をナメていた

木村「一年目って結局ルートはどこまで進められたんだっけ?」

 

武田塾には現役の7月に入ったんですけど、結局一年目は日東駒専ルートも終えられないままで、直前に過去問を解きまくってとりあえず受験した感じです。

正直、受験のことはすごいナメてて、塾のこととか何も考えてなかったから、もともと友達に進められて入ったくらいなんです。志望校も、バスケが強かったって理由で、何も考えずに立教にしてたんですけど、まったく歯が立ちませんでしたね。

 

木村「今でも覚えてるけど、5回目の特訓まで一回も宿題をやってこなくて、めちゃくちゃ怒ったよね? バイトして働くか大学生になるか選べって」。

 

元柔道部でパッと見て気が強い先生だなって思ってて、そろそろキレるなって感じてたんですけど、その特訓の前日にこれは絶対終わんないな、まぁいっかって思って行ったらものすごい怒られました。あれがあったから、今の僕があると言っても過言じゃないです(笑)。

最初は『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』という武田塾でいちばんはじめにやる基礎的な参考書の大きな文字すら読むのが嫌だったんですけど、嫌だなって思う度に木村先生の顔が浮かぶようになって、さすがにやらないとヤバいと思ってやるようになりましたね。あのときに、あ、受験って甘くないんだなってことを知りました。

 

山口くんインタヴュー木村先生ver.2

世界史の勉強をはじめたのは12月27日!?

木村「世界史をはじめたのも12月だよね? 英国は出来てるから、いまから世界史だけやれば間に合うってずっと言って来たんだけど、結局やらなくてどうしようもないから、教務の先生と一緒に会議をしてみっちりスケジュールを組んで世界史をやれってなったよね」。

 

最初は英語と国語のコースだけを受けていて、世界史は自分でやるって言ってたんですよ。選択科目は自分でやるって意志の固い友達の真似をして、自分もやるって。

世界史は、もともと学校のテストでも上の方だったんですけど、短期記憶で結果を出してたんですよね。だから暗記は得意だし余裕だなって世界史をナメてて、一問一答とか』一週間で終わらせられるって言ってたんですけど、まぁ無理でしたね。現役の最後の模試では34/100点しか取れませんでした(笑)。

結局、本格的に世界史の勉強を始めたのは現役の12月27日です。忘れもしない。あと2週間あるからそれだけやれって、言われました。

 

世界史が出来るようになった理由は?

でも浪人して、マーク模試の第一回では86/100点を取れるようになったんです。

なんで出来るようになったかっていうと、『ナビゲーター世界史』という講義系の参考書をやったら流れが分かるようになって、センター形式だと単語を自分で言ってくれるようなものなんで、点数を取れるようになっていきました。

でも、私学だと単語が入っていないと答えられないから、それはまだまだで次の課題になりました。流れがある程度身に付いたから、単語だけを入れようと思ったんですけど、なかなか入らないんですよね。

☆3の一番簡単なやつは覚えていても、☆2が覚えられなくて、しかもそれってどんな私大でも出てくるレベルなんですけど、最後はプレッシャーで乗り越えましたね。浪人するとき、自分を奮い立たせるために「落ちたら工事現場で働く」って親と約束をしてたんですけど、世界史が出来なければ働かなきゃいけなくなるって思って頑張りました。

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生活習慣の改善からやり直す

木村「浪人しても現役と同じように勉強してたら何も変わらないから、いろいろな作戦を立てたよね」。

 

武田塾で浪人しようって思ったのは、自分の成績が上がらなかったのは自分がサボったからで、武田塾のせいじゃないし、自分がやったらちゃんと成績は上がるって思ってたからなんですよね。だから浪人をするとき、教務の川井さんに「何に一番時間を使ってる?」って聞かれて、そのときTwitterに一番時間を使ってて、この1年間はTwitterのアプリを消す約束をしました。 目標は、高いところを目指せば、高いところに行けるだろうって思って慶應を目指すことにしました。

正直に言うと、浪人生活はずっと夏休みみたいなものだし、いくらでも勉強出来るから行けるだろうって思ってまだナメてたんですよね。でも、慶應を目指しながら勉強していると、夏頃には本当に慶應に行きたい気持ちが出て来ました。

現役のときは7時間くらいしか勉強出来なかったなんですけど、10時間を目指してやるようになったら、勉強に身が入るようになって来て、少しずつ慣れていきました。

 

木村「ここまでやるかって感じだけど、朝起きるって約束を何回もしたよね。直前期なんか起きた時間をスクリーンショットで見せるという約束までしたし」。

 

生活習慣が悪くなっちゃって、浪人すると学校が無くなって解放されちゃうから昼夜逆転をしてしまったんですよね。特訓の前の日に宿題を終わらせようとして、夜遅くまで勉強したりとか。

それだとダメだから、まずは単純に起きようって。

いろいろ言い訳してたんですけど、やっぱり単純に起きれるようになることが大事でしたね。6時半に起きるようになって、順調に勉強を進められるようになりました。

直前期だと慶應に行きたい気持ちが強くなりすぎて、また睡眠時間が崩れちゃってたんで、受験開始の時間に合わせられるペースで勉強できるようにスクリーンショットを取る約束までしました。

 

集中できない環境で過去問演習をして本番力をアップ

木村「自分がなんで受かったと思ってる?」

 

正直、法政の試験が終わって、受かったって感じは無かったんで驚いています。

最初の方に日大とか日東駒専レベルをやっているときは余裕だったんですけど、法政が全然取れなくて、自分の弱点が詰まっているみたいな問題だったんです。だから、とりあえず法政の過去問をやり込もうってやっていって。そのうちに、慶應を受けたかったから志望校を絞ろうってなったときに、一番やってきた法政を受けることにしたことが良かったんですかね。

木村先生に「最後まで諦めない」「試験時間の最後まで粘れ」って言われてたことが本番で活きました。

受験当日は、会場がめっちゃ暑かったんですけど、服も脱がずに我慢しちゃってて、気合いを入れて靴紐を痛いほどきつく結んでしまってたから全然集中出来なかったんです。

でも、最後まで頑張ろうと思って、法政の英語長文をある程度骨格だけ読んで、あとは選択肢から推測するみたいなことをやれたんですよ。特訓で読み方の練習をしていた成果が出ました。そこで靴紐が痛くて諦めていたら終わってましたね(笑)。

 

木村「自信ないと周りが気になるから、そこで今までだったら諦めてダメだったけど、浪人した成果が出たよね」。

 

あとは集中力が付いたこともあります。川井さんに言われて、タリーズコーヒーで過去問演習をしていったんですよね。

騒音のなかで集中するのが苦手で、英語は最初の三文くらいしか読めなくなるんですよ。だからタリーズで勉強をして、周りの人が何をしていても集中出来るような練習が出来ていたのは良かったですね。

そんな感じだから自宅に自習室をお母さんが作ってくれたりもしたんです。

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最後の方は超敏感になってしまって、横の本棚が見えるだけで集中出来なくなってしまってたんですよね。武田塾の自習室って横に壁が付いているじゃないですか、お母さんがDIYの仕事をしていたんで、それを浪人のときに作ってもらいました。

勉強はずっと同じ一個の机でやっていたんですけど、最後の方は立って勉強出来る高い机までお母さんに作ってもらって、窓から外を見て勉強していました。座ってるのが辛いときに、立ってやるとリラックス出来るんですよ(笑)

 

「我慢強さ」と「自分を客観的に見る力」

木村「僕は受験ってなにも持ってないのに、そのまま海に放り出されるようなもので、自分でゴールを設定して、そこに向けた道を作っていくようなものだと思っているんだけど、受験を経験したことで得られたものってなんだった?」

 

学力以外に身に付いたのは我慢強さですね。

勉強するうえで壁が何個もあると思うんですけど、スポーツとも違う壁に対する耐久力というか、それでもやるっていう精神力が付きました。これからは、嫌なことをやる習慣がせっかく身に付いたので、本ぐらいは読んだりとかしたいです。

もうひとつあるのは、自分を客観的に見れるようになったことです。

現役時代は、主観的にしか自分を見れてなかったので受験もナメていたんですけど、自分の1番の弱点でした。受験を通して、たとえば過去問をやってここが悪いからこうしようとか、道筋を自分で立てられるようになりましたね。

過去の自分に言ってやりたいです。

人の意見を聞いて、それを聞いたうえで、全部を信じるわけじゃないにしても、自分が納得できないことも一旦は信じてみることが大事だって。それがあったら、現役時代の自分は浪人していないです。

 

木村「山口くん、めちゃくちゃ成長したよね(笑)。後輩に伝えたいことってある?」

 

自分の行ってた高校の偏差値って48くらいだったんですけど、それくらいの学校に通ってると自分をよく思いたくなってしまうことがあるんです。それが一番受験で危ないというか。GMARCHに行っている頑張った先輩もいるんですけど、自分みたいに先輩たちの努力を見ないで自分も行けるって思うのはダメですよね。

もともとの自分の考え方を捨てて、客観的に自分を見るようになれて良かったです。

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担当講師からのコメント

木村先生(講師)より

山口くんは、浪人生の時は受験に対して本気で取り組んでいました。


普段の勉強でも講師からのアドバイスを素直に受け入れるだけではなく、

自分でも【課題発見→解決】

というリズムの勉強をきちんと実践していました。

本当に良く二年間頑張りました!!!
おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

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