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【武田塾武蔵小杉校通信5月号】夏休みまでに〇〇を終わらせよう!

こんにちは!ゲームを買ったらその日のうちにクリアしたい、校舎長の三浦です。

 

雨が多くジメジメした日が続くこのごろ。もうすぐ梅雨に入り夏がやって来ます。

 

5月はあっという間に終わりますね。どんな過ごし方が出来ましたか?

 

勢いを殺さずにドンドン勉強をすすめられてきた人もいるけれど、今年は、新生活に馴染めず五月病になっていたり、受験生になった不安で苦しみはじめている人が多かったかなと感じています。

 

立場上、他の受験生よりも先に焦りや不安を感じているのは、これまで頑張ってきたからなんだよと励ましつつも、実は残り2ヶ月がタイムリミットなんだと言いたい自分がいます。

 

え!?受験までまだまだじゃん」という声も聞こえてきそうですが、これまでたくさんの受験生を見てきた立場からは、あと2ヶ月後にはなんとなく今年の受験生たちの結果が見えてきてしまうんです。だから、いま頑張って欲しいと強く思います。

 

なんであと2ヶ月なのでしょうか?それは夏休みをどう過ごせるかで受験の結果が大きく変わるからです。夏休みを有意義に過ごせるように、いまその「準備」をしなさいというのが、今日僕から伝えておきたいメッセージです。

受験は夏休みが勝負の本当の意味

「受験は夏休みが勝負」とはよく出来た言い方です。

 

まずは一般論。

 

多くの現役生は学校があるので、普段はあんまり勉強時間を取れなくて困っています。だから夏休みになると、自分で参考書をドンドン前に進めることが出来ます。

 

お気に入りの先生の夏期講習なんかも取っちゃって勢いを付けちゃおうみたいな感じですよね。

 

一言で言えば「夏休みでこれまでの遅れを取り戻す」って感じですかね。そういう頑張り方も否定しません。でも、正直なところもう少しだけ欲を言いたい。

 

というのも、夏休みってたくさん時間があるんですけど、思ったよりも直ぐに終わっちゃうし、やろうと思っていたことは全部出来ずに終わっちゃう人がほとんどなんですよね。勉強以外の計画でもなんでもいいんですけど、これまで長期休暇のたびにそういう経験をしてきた人って多いはず。

 

夏休みはたしかに時間があるんですけど、出来ることは意外に限られているんです。

 

夏休みはゆとりが大事

じゃあ僕なりの夏休みの勉強論を言います。

 

まず、単純な暗記とか基礎は出来るだけ夏休み前に全部終わらせておくことがメチャクチャ大事です。

 

そして、夏休みはゆっくり考えるための時間を取りましょう。時間を使って、普段出来ない自分の苦手を克服したり、自分の得意分野を作ることに全力で集中しましょう

 

武田塾に通ってくれたり、武田塾に興味を持ってくれている人はみんな勉強熱心なんで、夏休みにめっちゃ頑張ろうって思ってくれる人って多いと思うんですけれど、計画的なことの裏面として、弱点になりやすいのが「ゆとりのなさ」なんです。

 

三浦の浪人生時代の勉強法

え?どういうことって思う人のために僕が浪人生時代にどんな勉強をしていたかをちょっと話してみますね。

 

まず浪人生って毎日が夏休みみたいなものなんですよ。僕は浪人生時代に代々木ゼミナールにお世話になっていたので、もちろん予備校の授業とかもあったりするんですけど、基本的には毎日なにを勉強するか自由だったんで、感覚としては毎日夏休みだったんですよね。

 

しかも、もともと自分は時間の使い方がいい加減というか、あんまり計画を立てることが出来ないタイプの人間なんです。だから、その日やりはじめた勉強を自分が満足がいくだけ好きなだけ進める、みたいにメチャクチャなやり方をしていました。

 

それでよく結果を出せるなって感じだとは思います。ただ、ゲームとかを買ったらその日のうちにクリアしてやろうと熱中してしまうタイプだと思ってくれたら分かりやすいかもしれないです。勉強もそんな感じで、参考書を買った瞬間にめっちゃやり込むし、ある意味では熱中して、ある意味では行き当たりばったりに進めていたので、どこかで一気にコツを掴んだらその瞬間に伸びるって感じだったんですよね。

 

今もあんまり変わらないし、受験生時代に英単語とか世界史の単純暗記が足を引っ張っていたのはそのせいなんですけど…もし、自分が受験生時代に武田塾を知っていれば、という感じです。

 

まぁ、そんな感じの極端な勉強方法なんですけど、たとえば、数学の「チャート式」を使ってベクトルだけを1日中やり続けたり、古典文法の「ステップアップノート30」だけを1日中解いて最後まで終わらせてみたり、本屋さんで5時間くらい立ち読みをして2日間で英文解釈の「ポレポレ」を読破してみたり、化学の有機化学だけを1日で最後まで勉強しようとしてみたり、みたいなことをよくやっていました。

 

もちろん一気にやるから復習しないと忘れやすいんですけど、良いところもあるんです。やっぱりひとつの分野だけに絞って一日中その勉強をすると、問題同士の繋がりとか分野の全体像が見えやすくて、理解がすごく深くなるんですよね。そうやって苦手を克服したり、頭が痛くなるまで考え込んで、なんとか得意にするためのコツを掴んだりっていうことをよくやっていました。

 

しかも終わるとか終わらないとか、そういうこともあんまり考えていなくて、だって次の日も夏休みなわけだし、そのおかげで気が済むまで考える余裕があったんですよね。だから、丸暗記じゃなくてとことん理解を追求できたわけです。

 

苦手を克服する最後のチャンス

これって、やっぱり焦った受験生が見落としがちな価値観だと思うんですよね。ある意味ではしょうがないと思います。でも、勉強って本来は効率とかを気にしないでことん考え抜くことが大事じゃないですか?夏休みだけは、こういう本当の(?)勉強が出来るチャンスでもあるんです。

 

苦手になってしまっている範囲って、焦って勉強してきたから、ゆっくり立ち止まって考えずに、丸暗記で済ませてしまっているような範囲がほとんどだと思うんです。だから、時間があるときにしっかり考え込んで理解をしないと、根本的に解決が出来ない。そういうものだと思うんです。

 

ひとりで考え切るのが難しいなら、塾に来て先生に質問をしまくってもいいし、使えそうな参考書は何冊でもかき集めて調べても良い。そういう感じで苦手を克服する勉強って、時間があるときにしか出来ないですよね?だから夏休みがチャンスだし、このチャンスを逃すと、本番直前までもうゆとりのある時間はやってこないわけです。

 

だから、怖いことを言うと、苦手を克服するには夏休みが最後のチャンスかもしれない…

 

特に、思考力とか、読解力とか、発想力とか、速読力とか、そういう根本的な力って、ドンと構えて勉強しないと簡単には上げられないんですよね。だから、そういう計画的に暗記するとかでは伸ばせない力を伸ばすための夏であってもいいかもしれないんです。

 

そんな大事な夏を、今まで遅れていた参考書の進みを取り戻すだけの時間にして良いと思いますか?もったいないですよね。

 

いま、何をやるべきか!

だから、なんとしてもまずは夏休みに入るまでに基礎と呼ばれるインプットは終えてしまいましょう。模試の結果とかに落ち込んでいる暇はないです。いま、ここで何をやるべきかを明確にして、走り切れるかどうかで全てが変わります。

 

具体的には、英語なら単語・熟語・文法・解釈、数学なら基礎問をとりあえず一周するまで、国語は難しいけど、現代文キーワードと古典文法、古典単語は終わらしておきたい。理科社会は、最初の1冊目で全範囲の見取り図を作るところまで。

 

どうせ一回やっただけだと、抜けているところは出てきます。だから、その弱点を夏のうちに補強して、夏終わりまでに完璧にしたいんですよね。そして、出来れば夏休み中にインプットを本番で武器に出来るように磨き上げてしまいたい。

 

そうしたら、夏休み明けの模試できちんと結果が出ます。結果が出ると秋以降もメンタルを良好に保って勉強を継続することが出来ます。成功はすぐそこに見えてきます。

 

夏休みまで残りヶ月。ここが正念場です。

 

高校1年生2年生にとっても、何を終わらせておけば夏休みを有意義な時間にすることが出来るかを考えて欲しいです。特に、苦手を克服して模試や定期テストで良い点を取るためには何が必要かを考えてみましょう。

間違っても夏休みに暗記を頑張ろうみたいに思わないことですね。せっかく時間があるのに一日中暗記をしていたら飽きるでしょ?暗記は日々の賜物です。踏ん張って単語とかは毎日覚えましょうね。

 

次回予告

次回は過去問演習についてお話しします。

 

夏休みからは、過去問演習をはじめなければいけません。自分の苦手を発見して、克服するプランを立てるためです。そして、夏くらいから演習をはじめないと、自分の悪い癖を治して点数を安定化させるのは難しいんですよね。小手先ではなく、人として成長するには半年くらい時間が掛かるってお話をしたいと思います。

6月は模試もあります。月になるとまた定期テストが邪魔をしに来ちゃうので、ここが正念場です。出来るだけ基礎を固められるように、踏ん張って頑張りましょう!!

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