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入試直前にやるべき3つの準備!「本番の自分は信じるな。今まで勉強して来た自分を信じろ!」

こんにちは。武田塾武蔵小杉校教務の三浦です。

 

共通テストまで1週間を切りました。今回が2回目となる共通テスト。まだまだ傾向が掴めないなか、過去問や予想問題パックを通して勉強をしてくれていると思います。上手くいっている人であろうが無かろうが、最後に何をするかは勝敗の分かれ目になります。今回は、共通テストに限らず、どんな受験生でも最後にやっておくべき3つの準備を紹介します。

 

最新年度の過去問をもう一度解き直す。

過去問を解き直してますか?

受験生ならば、志望校の過去問は徹底的に研究していると思います。ところが、過去問を解いて研究はしているものの、解き直しをしていない受験生は意外と多いです。過去問は解いてから傾向と自分の弱点の分析をして、本番を想定したシュミレーションをするために解き直しまで行うことが重要です。最低でも最新の過去問は必ず直前に解き直しをしてください。

 

本番レベルに擦り合わせたシュミレーションをしましょう!

特に共通テストの予想問題パックを解いている人は要注意です。予想問題や古い過去問に手を出している場合、最新の傾向と比べて傾向や難易度が大きく変わっていたりすることがあるので、自分の想定がズレていたりする可能性があります。これまで弱点発見や実力養成のために過去問を解いて来た人が多いと思いますが、最後は自分の力を出し切れるように、最新の過去問を解き直して、レベルの確認や時間配分の確認をするようにしましょう。

 

成功のビジョンを持つこと!

答えを覚えているからとかそんなことを気にしている人はまだまだ甘いです。答えではなく、どんな解き方をするのか、理想的な解答プロセスを再現出来るようになっていれば、緊張する本番でも成功するビジョンが見えてくるでしょう。そうすることで、自分の成長を確認し、自分に自信を付けて本番に臨むことが出来るでしょう。

 

本番前のルーティーンを作る。

ルーティーンを作って緊張をコントロールする!

自分は緊張しないと思っている人でも実は緊張しているものです。些細なミスであってもミスをしてしまうならば、いつもより緊張しているのかもしれません。それに本番の自分がどうなるか分からないものですよね。だから自分は緊張しないと思っていても、全員緊張するものだと思って準備をしておきましょう

程良い緊張は集中を生むとも言われますが、基本的には緊張をコントロールすることが出来なければ成功はあり得ないでしょう。緊張をコントロールするために、簡単に出来ることはルーティーンを作ることです。こういうときほどスポーツ選手や一流のアーティストの真似が生きる場面は他に無いでしょう。誰でも良いと思いますが、知っている一流の人を参考にしてください。

例が受験生には古くなってしまい恐縮ですが、元野球選手のイチローは、食べるものからウォーミングアップも含めて何もかも試合当日に徹底的な準備をすることで有名です。イチローがバットを構える映像を見たことがありますでしょうか?軽く屈伸をして、足元を固めてからバットを一度前に突き出し一呼吸、そして構えていく、毎回同じ動作を繰り返していることが分かると思います。体の調子を、おそらくひとつひとつの筋肉の繋がりや姿勢、重心などを念入りに確認して調整していく、そんなルーティーンになっているのだと思われます。

 

試験前の待たされる時間にすることを決めておけ!

これは、メンタル面から見ても非常に重要なことです。予想外のことが起きると、多くの人は焦りますし身体は強張ってしまいます。だから、細かくやることを予め決めておき、それを毎日繰り返す。本番はいつもと同じことをするだけ。そんな状態になっていることが定められた範囲の中から知識を出すだけの受験では最も効果的な対処方法になるのではないでしょうか。本番は試験が始まる前に参考書も開けず待たされる時間がありまその間に不安が頭をよぎらないようにやることを決めておきましょう

 

数を数えて深呼吸する。

一番のおすすめは、王道の深呼吸です。試験会場で誰にでも集中しやすい方法を紹介しておきます。僕のやり方は、中学校の先生に教わったやり方なのですが、息を吐き出してから10秒掛けてゆっくりと息を吸って10秒息を止めます、そこから20秒掛けてゆっくりと息を吐き出していました。これを3回繰り返します。数を数えながら深呼吸すると、それ以外のことを考えなくて良いんですよね。子供が羊を数えながら眠くなるのと同じ理屈です。目を閉じると眠くなる人もいるかもしれないので要注意です。それから、首と肩、手や足の位置、姿勢まで決めてやった方が良いですね。

こうしたルーティーンを決めておいて、過去問を解く5分前から本番と同じ行動を取って過去問を解くようにしましょう。本番でいつもと同じように最初の15分間を過ごせるようにしたいですね。そのためにどの問題から解くかも重要ですよ。最初の滑り出しが上手くいけば、次第に緊張は解けていきます。

 

本番当日は脳のウォーミングアップを!

それから、本番当日に何を勉強するべきか、あるいは勉強するべきではないのか、これは人に寄ると思います。個人的な意見を述べておくと、簡単な計算をしたり、読んだことがある英語の長文を読んだりして、いつもと同じように考えられるかどうかを点検した方が良いと思います。軽く考えて脳の体操をしておくことが、本番前に必要なウォーミングアップだと捉えて欲しいです。

 

試験本番中にハプニングがあったときの対処方法を決めておく。

ハプニングは起きるものと思って準備を!

最後に大事な3つ目の準備です。まず、傾向は必ず変わるくらいに思っておきましょう。仮に傾向が変わったとしたらどう対処するのかを予め決めておいて、パニックになることを防いでおきたいです。それだけじゃなくても、必ず小さなハプニングが起きると思っておきましょう。トイレで嫌いな友達に会って嫌なことを言われたり、前の席の人が気になってしょうがなくなるとか、計算が上手く合わなくて慌てるとか。そうしたときはリセットボタンを入れれるように、必ず具体的にやることを決めておきましょう

 

たとえば、周りが気になってしまうようだったら、いっそのこと一度問題冊子を閉じて10秒後にきちんと再開した方がマシです。英語の長文が読めないと思ったときはいつもの半分のスピードで訳しながら読む。計算が合わなくて慌てるときは、一度公式から書くなど。正直なところ、何が起こるか分からない本番に対処する力は、受験の経験値そのものになってしまうのですが、予め自分がどんなミスをして来たのかを知っていれば、自分が緊張したときに陥ってしまう悪い行動パターンをリセットする方法が見つかると思います

 

策は多めに準備しておくべし。

出来れば各科目で5個以上はトラブルが起きたときにリセットする方法を作っておくと非常に心強いです。思いつかない人は他人に決めてもらいましょう。意味なんて無くて良いのです。1個だと効かなくて焦ってしまうかもしれませんが、何個もやっているとそれだけで簡単に落ち着けます。

 

まとめ

今回は受験直前にやって欲しい3つのことを紹介しました。最後に個人的な信念を伝えておきます。僕は、本番で成功するために必要なスローガンはこれだと思っています。

 

本番の自分は信じるな。今まで勉強して来た自分を信じろ!

 

本番の自分は臆病な悪魔ですよ。とても信じられたものじゃないです。学問は普遍的です。裏切りません。それなのに、血迷った先入観で別の選択肢を選んだときには一生その日の自分を恨むでしょう。信じるべきは、たくさん準備をして来た自分です。その自分が、本番の自分の手綱を握りゴールまで導くこと、それが出来れば必ず成功します。

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