ブログ

第二志望学科とは?~早稲田大学先進理工学部を受験予定の人へ~

こんにちは、大学受験予備校・個別指導塾の武田塾向ヶ丘遊園校です。

向ケ丘遊園校は、小田急向ヶ丘遊園駅から徒歩2分、登戸駅から徒歩8分です。

「早稲田理工学部」の画像検索結果

 

今回は、少しでも早稲田大学先進理工学部の受験を考えている人には知っておいて欲しい

特殊な入試制度について紹介していきたいと思います。

 

早稲田の理工について

まず、早稲田大学には基幹理工学部創造理工学部先進理工学部の三つが存在します。

 

基幹理工学部

  • 学系Ⅰ(進級先:数学科、応用数理学科)
  • 学系Ⅱ(進級先:応用数理学科、機械科学・航空学科、電子物理システム学科、情報理工学科、情報通信学科)
  • 学系Ⅲ(進級先:情報理工学科、情報通信学科、表現工学科)

の三つで構成されており、

 

創造理工学部

  • 建築学科 
  • 総合機械工学科 
  • 経営システム工学科 
  • 社会環境工学科
  • 環境資源工学科

の五つの学科で構成されており、

 

そして今回紹介する先進理工学部

  • 物理学科
  • 応用物理学科
  • 化学・生命化学科
  • 応用化学科
  • 生命医科学科
  • 電気・情報生命工学科

の六つの学科で構成されています。

 

先進理工学部だけが行う選考方法

それでは本題に入っていきましょう。

タイトルに第二志望学科とは?と書きましたが、それを見て、

第二志望学科って何??

って思った方も多いのではないでしょうか。

 

早稲田大学の入試センターのホームページには以下のように記載されています。

 

●先進理工学部の志願者は、学部内で同一の理科解答パターンの他学科を第二志望とすることができます。第一志望が不合格(補欠)の場合で、総合点が第二志望学科の合格最低点を上回る場合にのみ、第二志望学科合格となります。ただし第一志望学科が補欠合格になった場合は、第二志望学科の合格は取り消されます (同時に2学科に合格することはありません)。なお、補欠は第一志望学科のみ適用されます。

(引用https://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/system/general/

 

どうですか?なんとなく理解できましたでしょうか?

 

この入試制度を出願するときに初めて知ると、

第二志望学科なんて自分には関係ないだろうし選ばなくていいか

とか、

なんとなくこれにしよう

みたいないい加減な決断をしてしまうリスクがあります。

 

自分の第一志望の学科以外は絶対に進学しないと決めている人でも、

第二志望学科を書いたからといってそちらにまわされてしまう仕組みではないので、

とりあえずどの学科に二番目に興味があるのかを考えて、

出願時に記入することをオススメします。

いざ合格してみてよくその学科を調べたら、

意外に面白そう、ってなるかもしれませんし、

行かないと決めてても

早稲田の先進に受かるとなかなか嬉しいですよ(笑)

 

もちろん、第一志望学科に合格するのがベストなのは言うまでもありませんが、

第一志望学科は補欠or不合格だったけど第二志望学科は受かった!

みたいなことが起こり得ます。

 

ここまで読んで、まだあまりぴんとこない方もいるかもしれませんが、

実は私自身、受験生の時に第一志望学科は補欠で、

でも第二志望学科には合格した経験があるんです!

 

きちんと選ばないと第二志望学科での合格は起きない?!

まず、早稲田大学の先進理工学部は理科が二科目必要ですが、

受けられる組み合わせは学科によって異なります

慶應の理工は物化でのみしか受験は認められていませんが、

早稲田は生物を含めた二科目で受験できるのが大きな特徴ですよね。

 

先進理工学部の各学科の受験に必要な理科二科目、そしてその配点は以下の通りです。

 

【理科解答パターン】
●先進理工学部 物理学科、応用物理学科、化学・生命化学科
→物理、化学

●先進理工学部 応用化学科
→物理、化学、または化学、生物

●先進理工学部 生命医科学科、電気・情報生命工学科
→物理、化学、または物理、生物、または化学、生物

※先進理工学部の以下の学科では理科の得点の重み付けを行います。
物理学科、応用物理学科 〈 物理:化学=2:1(80点:40点 物理重視)〉
化学・生命化学科 〈 化学:物理=2:1(80点:40点 化学重視)〉
応用化学科 〈 化学:物理or生物=2:1(80点:40点 化学重視)〉

(引用https://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/system/general/

 

私は物化での受験だったため、全ての学科の受験が可能でしたが、

ここで注意する必要があるのは、物理生物or化学生物で受験する場合です。

上にあるように、

物理生物での受験であれば生命医科学科、電気・情報生命工学科のみ、

化学生物での受験であれば応用化学科、生命医科学科、電気・情報生命工学科

にしか出願できません。

もちろん第二志望学科の場合も同様なので、自分が受験可能な学科の中から選んで下さい。

 

そして、この制度によって第二志望学科で引っ掛かりやすい組み合わせと、

ほぼ不可能な組み合わせというものが存在します。

 

先進理工学部は早稲田大学の基幹理工学部と創造理工学部よりも偏差値が高く、

合格するのが難しいと言われています。

さらに、先進理工学部の中の学科によっても偏差値は結構ばらつきがあります。

 

ということはつまり、

第一志望学科の合格最低点<第二志望学科の合格最低点

の場合、

第一志望学科に不合格=第二志望学科にも不合格

ということになり、この入試制度は活きません。

 

例えば、電気・情報生命工学科が第一志望の人が第二志望学科を生命医科学科にした場合、

生命医科学科の方が偏差値がかなり高い、つまり合格最低点も高いため、

いきなり生命医科学科の人気が爆下がりする

もしくは

電気・情報生命工学科の人気が爆上がりする

などが起こらない限りは、この組み合わせでの第二志望学科での合格はないに等しいでしょう。

 

もちろん物理生物での受験で第一志望学科が電気・情報生命工学科の人は

その組み合わせでの出願しかできないので仕方がないと思いますが、

そうでない場合、特に、物理化学での受験をする人選択肢が多いので、

きちんと考えると良いのかなと思います。

 

参考までに私の体験談を少し…

私の先進の中の第一志望学科は応用物理学科でした。

国立大学が第一志望だったこともあり、

併願校についてほとんど何も調べていなかったため、

出願時に第二志望学科を選べることを初めて知りました。

 

迷っている暇もあまりなかったので、

同じ配点の学科に出願しても無意味そうだなあとなんとなく思い、

第二志望学科は電気・情報生命工学科にしました。

 

当時私は物理が得意で化学はあまり勉強していなかったので、

物理の配点が高い応用物理学科に不合格なら他の学部に合格するはずがない

と内心では思っていながら出願しました。

 

しかし、実際には第二志望学科のみ合格でした。

 

それはなぜかというと、早稲田の物理は難易度が高いことで有名で、

私は物理にたくさん時間をかけてでも全問取るつもりでいましたが、

私が受験した年はいきなり基本的な問題が出題されてしまい、

物理で他の人と差をつけることが難しくなってしまいました。

 

開始ほんの20分弱で解き終わってしまった時はかなり衝撃的でしたし、

残りの時間で好きじゃない化学と格闘し、

わからないところもとりあえずマークして、

なんとか埋めたという感じでした。(ひどすぎ)

 

物理の配点が高い応用物理学科では当然物理では差がつかず、

化学勝負になってしまい補欠という結果で終わりましたが、

物化の配点が1:1の電気・情報生命工学科を志望した人の中では

合計点が高い方になったようで合格できました。

(※勝手な自己分析です)

 

当日何が起きるかなんて分からないので、

私のように無理だろうと思う配点の学科だったとしても、

第二志望学科をきちんと選んでおきましょう!

 

結局私は先進理工に進学はしませんでしたが、

もし他の大学に合格していなければ進学していたと思うので、

きちんと選ぶことの大切さがわかりますよね。

 

最後に

長々と書いてしまいましたが、第二志望学科を出願時に書けることを

今のうちに知ることができただけでも有利だと思います!

(私は出願時に知ったので…)

 

もし出願を視野に入れている方は、ぜひいろんな学科のホームページを見たりして

第二志望学科選びをしてみて下さいね。

 

武田塾向ヶ丘遊園校の公式TwitterとInstagramです

有益な情報や講師陣のつぶやきなど、ぜひ!!

武田塾向ヶ丘遊園校公式Twitter

武田塾向ヶ丘遊園校公式Instagram

 

受験相談はこちらをクリック

武田塾では何をしてくれるのか知りたい方はこちらをクリック

↓↓↓↓↓LINE@はじめました!↓↓↓↓↓

こちらのQRコードをスキャンか、またはクリックして追加してくださいね♪

LINE@ブログ用

 

武田塾向ヶ丘遊園校詳細↓

★★★★★★★★★★★★★★★

日本初!授業をしない
【武田塾向ヶ丘遊園校】

〒214-0014
神奈川県川崎市
多摩区登戸2719
モリビル4F
(向ヶ丘遊園駅より徒歩2分!)

TEL:044-455-7487
MAIL:mukogaokayuen@takeda.tv
★★★★★★★★★★★★★★★

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる