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英文解釈なんてやる意味あるの?!

こんにちは、武田塾守谷校です。

今回は英文解釈の必要性について説明します。

 

いやいや、英文解釈なんてしなくても単語が分かれば文章は読めるし、解釈の参考書も見ればわかることしか書いていないからやる意味ないじゃんと思うかもしれません。

はたして本当にそうでしょうか?

5文型

1 Chris got to the temple after seven minutes` walk.

7分歩くと、クリスは神殿についた。

2 Chris got tired after seven minutes` walk.

7分歩いたので、クリスは疲れた。

3 Chris got a banana at the supermarket.

クリスはスーパーでバナナを買った。

4 Chris got Jill a banana.

クリスはジルにバナナを買ってあげた。

5 Chris got everything ready for Jill.

クリスはジルのために全てを準備した。

上から第1文型、第2文型、第3文型、第4文型、第5文型です。動詞というのは文型によって意味が異なってきます。

get というたった1つの単語に「着く」「なる」「入手する」「買ってやる」「させる」の5つの意味があるわけです。

そのため、文章を最後まで読まないと動詞がどの意味で使用されているかが分からないです。

まぁ受験でよく問われる内容は決まっていますから予想しながら読むのも可能ではありますが、これをできるようになるには英文解釈と読解をそれなりに訓練していないと厳しいですね。

英文解釈発展編

さて、難しい内容ですが、こちらはどうでしょうか?

1The person believed to have helped the murderers escape has explicitly denied he had anything to do with the brutal homicide case.

2 Pervasive is smuggling cocaine that is a highly addictive and dangerous drug in racoon city.

 

1 believedをまず動詞と考えるのは良いですが、to do という形を取れません。そのためbelievedは過去分詞として解釈しましょう。

文法の問題集でもやったでしょうが、help 人(the murderers) do (escape) ですね。 

has がかかるのはThe perspnです。もしも主語を the murderersだと考えるとhas(3単現のsがついている)なのが説明できません。

deny の後に節が続いていますが、これは接続詞のthatが省略されています。

anything to do with で関係があるという意味です。

和訳:殺人犯の逃亡を手助けしたとされる人物は、その残忍な殺人事件に関与したことを明確に否定している。

 

2 形容詞のpervasiveが出てきました。そして直後にbe動詞のisが来てしまいました。形容詞は主語にはなれませんし、動詞にかけることもできません。さて、このpervasiveは一体何者なんでしょう?

基本的な内容ですが、形容詞は補語になれます。isは第二文型を作ります。

つまり、これはSVCをCVSにした倒置です。

和訳:中毒性が高く危険な薬物であるコカインの密輸がラクーンシティに蔓延した。

倒置といえば否定の副詞が文頭に来るものが有名ですが、このようなものもあります。

 

簡単な文章であれば、英単語を日本語に変換して、それをこねくり回すだけで意味がなんとなく成立します。ですので英文解釈なんてやらなくても良いわけです。

しかし、上記のように文章が長くなったり、難しい単語を使用されると、日本語をつなぎ合わせるだけでは絶対に太刀打ちできません。

これで英文解釈をやる意味が分かってくれたでしょうか?

 

冷静に考えると、野球をプレイしているのにソフトボールのルールを当てはめる人がいるでしょうか?キックボクシングをしているのに日本拳法のルールを持ち込むのが許されるでしょうか?まぁ、どう考えてもダメでしょう。

英語と日本語は違う言語ですから、英語を読解するには英語のルールに従う必要があります。

 

オススメの英文解釈の参考書

 

入門英文問題精講

ドラゴン桜のモデルと言われる竹岡広信先生が書かれた本です。

疑問を抱きがちな点をQ&A方式でまとめているので、指導者側にも使いすい仕組みになっています。少し難しい単語については語句がまとまっているので、勉強もしやすいです。

竹岡先生の5分ほどの映像授業(全12回)がついています。じっさいに動画を見てもらえれば分かりますが、なかなか個性的な先生です。非受験学年で竹岡先生のスタイルが好きな人なら、この後に(長文演習をしたうえで)英文熟考に取り組むのも良いと思います。

タイトルに入門とついていますが、実際はやりごたえがある参考書です。そのため、英語が得意でない人がいきなり取組むと消化不良になる可能性が非常に高いです。

目指せ!脱ゲジゲジ!

単語力も大事

ここまで解釈を学ぶ重要性を説明してきましたが、英語を読むうえで単語力はとても重要です。

その単語は名詞なのか動詞なのか。

この動詞は自動詞なのか他動詞なのか。

知らない単語が複数あると、どうしても解釈を丁寧に考える余裕がなくなってきます。

まずは単語帳を1冊完璧にして、必要であれば2冊目、3冊目を追加しましょう。なお、いきなり単語帳を追加するのではなく、最初は赤字を覚えて、2個目の意味や派生語をマスターしたうえで必要そうなら次の単語帳を投入しましょう。

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ここまで徹底して復習することで「できる」ようになるのです。

 

まとめ

1.参考書を使ったスピード学習
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3.確認テストで定着度をチェック

これらの特徴によって、難関大学に逆転合格できるのです。

 

 

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