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英文解釈の参考書をレベル分け!偏差値50未満から70以上まで

こんにちは、武田塾守谷校です。

今回はメジャーな英文解釈の参考書をレベル毎に紹介します。

レベル1

このレベルでは5文型についての理解や句や節についてなどの基礎的な内容を学んでいきます。日東駒専レベルの文章の中でも簡単な文章を解釈する内容です。

比較、仮定法などの文法事項は学校の授業で習っても、SVOC振りの作業はきちんと習っていない人が多いと思います。苦手意識がある人はこのレベルからやりましょう。

高校英文読解をひとつひとつ分かりやすく

文法から解釈の橋渡しの参考書として優秀です。

かわいらしい表紙をしていますが、後半は省略や倒置などの難しい内容も取り扱っています。

ドリル形式なので手を動かして覚えたい人に向いています。

はじめの英文読解ドリル

「高校英文読解をひとつひとつ分かりやすく」と内容やレベルは似ていますが、本書はステップごとに分かれています。

svocの振り方から最後は訳し方などドリル形式で段階を踏んで学べる参考書です。

英文読解入門基本はここだ

少し古い参考書なので、構造を視覚的に分かりやすくした設計ではありません。

一方で、文字による説明はかなり充実しているので、何となく分かった気になることは少ないです。

また、著者による解説動画がYouTubeに無料で公開されているので、本書を使用する際は必須です。参考書に書かれていない+αの内容も説明してくれています。

西先生の参考書が好きな人は英文法の講義系参考書として「英文法の核」を持っておくと、英文法の理解も深まります。
任意倒置や共通構文などの少し頭を使う分野も収録されているので、なかなかやりごたえはあると思います。

超入門英文解釈の技術60

英文会解釈の技術シリーズの最も簡単な難易度です。

本書が気に入った場合は解説の技術60→入門70→無印100のように揃えるのも良いかもしれません。

音声CDが付いているので発音も確認できます。

レベル2

このレベルでは日東駒専レベルの差がつく文章の解釈について学びます。構文解釈らしい内容をここからやっていきます。

基本的な文法知識を得てから取り組まないと、解説の意味を理解できなく和訳の結果を覚えて満足ということになりがちです。

繰り返しになりますが、まずは文法を理解しましょう。

肘井学の読解のための英文法必修編

おそらく現在も最も売れている解釈の本です。一文が短いので手軽に取り組むことができます。

基礎的な内容からも教えてくれる講義系参考書の役割に少し近いため、演習量は多くはないです。

入門英文問題精構

ドラゴン桜の英語講師のモデルにもなった竹岡先生によって改定された本です。

レベル2の中では難しめでやりごたえのある問題が多いです。志望校が日東駒専ならオーバーワークでしょう。

疑問を抱きがちな点をQ&A方式でまとめているので、指導者側にも使いすい仕組みになっています。少し難しい単語については語句がまとまっているので、勉強もしやすいです。

竹岡先生の5分ほどの映像授業(全12回)がついています。

入門英文解釈の技術70

解釈の技術シリーズの2番目に簡単な難易度です。「前置詞句は()に入れろ」、「名詞+svに潜むthatは関係代名詞の可能性が高い」などのように具体的なアドバイスでテーマが毎回始まるので習得すべきコツが明確化している点はとても良いです。

タイトル通り70題あります。1題が3行~4行があり、さらに演習問題もあるので演習経験を積みやすいです。

このシリーズの特徴として、意訳が洗練されていることが挙げられます。具体的には、高校生が自分の直訳と比較した際にどことどこが対応しているのか少し分かりにくいという面はあります。

基礎からの英文解釈クラシック

品詞、文型、句と節の3つに内容を絞って学びます。

これらの分野は解釈の参考書にも必ず取り扱いはされているはずです。しかし、特に品詞の分野などはさらっと説明されているので読者側はあまり重要だと思っていないことが多いです。ただこの地味でつまらなそうな内容の理解がとても重要です。倒置や要素の移動といった難しい内容をを攻略するうえで大事なのは文章を読んでいて違和感を覚えられるかどうかです。この違和感を覚えるためには品詞や文型に敏感である必要があります。

なお、基礎とは銘打っているものかなりやりごたえはあります。早慶や旧帝の受験に向けて基礎を完璧に仕上げておきたい人にはうってつけです。これをきちんとやりこめばMARCHレベルにも挑戦できるでしょう。ただ、日東駒専ぐらいを目指す場合には逆に不向きです。

 

レベル3

このレベルではMARCH、国公立レベルの複雑な文章を理解するための解釈を学びます。

関正生の英文解釈ポラリス

そもそも「解釈」とは何かという点からわかりやすく丁寧に記載されています。

問題編冊子は英文だけ載っているのでそれをコピーすることで、効率よく学べる構成になっています。

直訳と意訳が書いているので受験生にも勉強しやすいです。

復習の流れまで言及されているので参考書で独学しているにはとてもありがたいです。

ただ設定レベルは高いので文法ポラリス1の感覚で挑むと返り討ちに遭うので、文法についてきちんと理解してからチャレンジしましょう。

 

基礎英文解釈の技術100

本文で使われている単語自体は難しいのですが、問われている構文自体はそこまで難しくないです。レベル3の中では簡単なほうです。

タイトル通り例題が100題、演習が100題なので分量は多めです。

入門70と同じく、2024年3月に新版が出版され、音声がCDではなくオンラインで聞けるようになりました。

肘井学の読解のための英文法難関大編

必修編の知識をさらに深堀りした構成になっています。難しいものをランダムに学ぶのではなく、体系的に学ぶ構成となっているので知識の抜け漏れがなくなります。最新の入試問題から掲載しているので、出題頻度の高い問題を優先しています。

音声ダウンロードが可能なので音読もしやすいです。応用問題もやりこめば早慶レベルに対応できるものとなっています。ただポラリスやクラシックよりはやはり簡単です。

ちなみに関正生のThe rulles 3に同じ文章が2回ほど出てきます。

大学受験のための英文熟考 上下

こちらも竹岡先生の著作です。上巻では関係詞、接続詞などの典型的なテーマに触れ、下巻では上巻でやったテーマを深掘りしつつ要素の分離などの難しいテーマを扱っています。同じようなポイントとそれに伴う解説が何度も登場するので記憶にも残りやすいです。

竹岡先生の音声解説も付いています。全ページにバーコードがついているのでスマホを使って簡単に聞くことができます。

参考書には書いてないことも+αで伝えてくれるので復習にはオススメです。数分程度の要点に絞った内容なので時間もかからず効率的です。

ただ、2冊構成なので同レベル帯の他2冊よりは習得に時間がかかりやすいです。

ちなみに、このレベル帯の長文の参考書では「英語長文 SUPREMACY」がオススメです。こちらも竹岡節が強烈に効いています。

また、同じく竹岡先生の「英文読解の原則125」は「英文熟考」よりも1レベル上の難易度の解釈本です。

レベル4

旧帝、一橋、早慶レベルの最難関レベルの文章を理解するための解釈を学びます。

ポレポレ 英文読解プロセス50

レベル1で紹介した「英文読解入門 基本はここだ」と同じ著者の西きょうじ先生が書かれた本です。
英語が出来る人の読解プロセスが学べる本です。予想しながら読み、違ったらそれを修正するというプロセスが長文読解ではとても重要なのですが、意外とこれを習得できている人が少ないです。

問題の難易度に対して解説がシンプルなので、簡潔で分かりやすいと感じる人ともう少し説明が欲しいと感じる人とで感想が分かれる傾向にあります。語句の注釈もないので、知らない単語は調べる必要があります。

ただ、西先生の映像授業をきっちり視聴すれば理解度は上がります。参考書に記載のない内容も説明してくれるので専用のノートも作った方が良いでしょう。はじめから動画や解説を見るだけでは実力はつかないので、まずは自力で解いてみましょう。

難しいからと後回しにされがちなライオンマークにも1週目から挑戦するよう西先生は言及されています。

ちなみにこのレベル帯の長文を西先生の解説で学びたい人には「情報構造で読む英語長文」もオススメです。対比構造などに着目しながら長文を速く正確に読む方法が分かります。接続詞や副詞を活用しながら読むと、長文の理解度が上がります。

もう少しレベルを落としたうえで(MARCHレベル)長文の解き方を学びたい場合は「英文速読のナビゲーター」がオススメです。

英文読解の透視図

河合塾の重鎮でもある玉置先生が書かれた本です。YouTubeの「赤本チャンネル」でご存知の方もいるのではないでしょうか。

本書は図式化はされていませんが日本語による説明が大変充実しています。日本語による豊富な解説が丁寧だと感じる人もいますが、一方で冗長だと感じてしまう人もいます。ポレポレの真逆のイメージですね。

大問のチャレンジ問題とそれを解くためのアプローチとしてテーマ問題を2個ずつセットという形式で、ページ数も234と分量はかなりあります。どうしても時間はかかりますが、習得したときのリターンは大きいです。

別冊付録の英文読解再入門も素晴らしいです。このレベル帯の教材に取り組む人であれば、当然文法用語の理解も進んでいるはずですが、最初に目を通しておくのが推奨です。

英文解釈クラシック

新しい参考書ということもあり、ハイレベルな解釈の参考書としては珍しく音声ダウンロードが可能です。

2部構成となっており、1部は英文を和訳、2部は学んだテーマを基に演習という形式になっています。ポレポレほど少なくはないが、透視図ほど多くはなくない分量です。

短い文章を読みながらの演習なので、解釈と長文の中間的な構成となっています。文構造の図式もされています。

出典内容は「高慢と偏見」「イソップ物語」などの古典から引用されているのも特徴的です。難解な文章ばかりですが、読んでいて面白いとは思います。なかなか参考書では出題されない小説に慣れるという点でも良いですね。

 

英文解釈ポラリス2

最新の題材からの引用とのことでレベルの4の中でも簡単です。文章が構造化されているので視覚的にも理解しやすいです。

解説も読みやすいので独学にも向いています。

番外編

大学受験レベルを超えている内容の本です。

京大の英語で稼ぎたい+他の科目の対策も順調という場合であれば、受験生にもオススメです。

あるいは大学生になってから英語力をさらに鍛え上げ、作品を原語で楽しみたい人や留学を考えている人にもオススメです。

非常に難しく人を選ぶ参考書ですが、完璧にしたときに得られる力は大きい良書です。

英文解釈教室

受験英語の神と評される伊藤和夫先生の著書です。

英文解釈教室は無印、基礎編、入門編とありますが、最も話題に挙がるのは無印です。無印は初版の発行から40年以上も経っている歴史のある参考書です。ちなみに基礎編も基礎と銘打っているものの、早慶、難関国公立レベルの難易度ではあるので、取り組む際は注意しましょう。

伝統のある参考書ということもあり、構文の図式化はなく、行間も狭いのでレイアウトの観点からも少し読みにくいです。「英文読解の透視図」よりも問題が難しいのに日本語による解説も丁寧とは言い難いので、独学では挫折しやすいです。

しかし、ありがたいことに出版社である研究社のバックナンバーより、「英文解釈教室 新装版ノート」が確認できるのでこれも使っていくと理解が捗ります。

英文解体新書

英文解釈教室の系譜を継ぐ参考書です。ちなみにですが、本書の出版社も英文解釈教室と同じく研究社です。

実は研究社さんは「英文解釈クラシック」や「英文読解の透視図」なども出版されています。知的好奇心が高くハイレベルな内容を望む層には刺さる良書を世に送り届けてくれる素晴らしい出版社さんですね。

さて、話を戻すとこちらは北村一真さんという大学教員の方が書かれた本です。

一般的な学習参考書とは異なり、スピーチやベストセラー本からの引用となっています。

受験英語(という表現が適切かどうかは一旦置いといて)をさらに深堀りした内容になっています。解説も丁寧なので英文解釈教室よりも取り組みやすいです。

本書は構文の説明も詳しいですが、それだけでなく読解しながらの頭の動かし方も描写されています。予想しながら読む方法を学べるという点ではポレポレに似ています。

問題が5レベルに分類されていますが、レベル2でもポレポレにありそうなぐらい難しいです。スタート時点からハイレベルなものが要求されます。

北村先生は単語帳の「ロゴフィリア」や実践的な読解方法を学ぶ「英語の読みかた-ニュース、SNSから小説まで」などの本も出されています。こちらの本は大学に入ってからも英語を学び続ける人達にオススメです。

 

どうして武田塾だと成績が上がるの?

1.最速・最強の勉強法

武田塾は「参考書による自学自習」が最速・最強の勉強方法だと考えています。
志望校に合格するためには、自分のレベルに適した参考書を一冊ずつ完ペキにすることが近道です。

参考書が先生になるため、自分のペースで進めることができます。
どんどん演習を進めるのも、苦手なところを繰り返し行うのも自由自在です!
集団授業形式の塾や、映像授業の塾とは違って、自分の得意な範囲にかける時間を減らすことができるため、効率良く進めることができます!

1週間に決まった数の授業を受けているだけのライバルよりも圧倒的速さで勉強を進めることが可能です!

「参考書だけで大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれませんが、多くの塾生が「参考書のほうがわかりやすい!」と言っています!

2.徹底サポート

他の塾や予備校では、自宅での勉強は生徒自身に任せていることが多く、自分のやり方で合っているのか不安な方もいるのではないでしょうか?

武田塾では1人1人が自分で「できる」ようになるまで徹底的に管理・サポートします。

武田塾では生徒1人1人に対してじっくりカウンセリングを行い、生徒オリジナルの特訓カリキュラムを作成します。
そのカリキュラムに基づき、「何の参考書を、いつまでに、どれくらい」進めたらよいかを細かく指導します。
そのため、何をするべきなのかをはっきりさせた状態で勉強を進めることができます!
人間は忘れてしまう生き物ですので、忘れさせないための工夫があります。

3.着実に力がつく復習方法

いくらたくさん勉強しても、忘れてしまっては意味がありません。
しかし、普通の予備校では生徒の理解度に関わらず、授業が先に進んでしまうこともあります。

武田塾では、毎週確認テストを行い、宿題の範囲が定着しているか確認します。
確認テストは、宿題の範囲からランダムで同じ範囲が出題されるため、自学自習ができているかをチェックできます!

もし、合格基準に達していなかったら、理由を明確にしたうえで、もう一度、同じ範囲を勉強してもらいます。
「できる」ようになっていないときは、先に進めません!

「全部解けるようになるまで何度も繰り返す」

ここまで徹底して復習することで「できる」ようになるのです。

 

1.参考書を使ったスピード学習
2.効率的な勉強方法を細かく指導
3.確認テストで定着度をチェック

これらの特徴によって、難関大学に逆転合格できるのです。

 

 

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武田塾では、無料受験相談を随時実施しております。

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受験や勉強に関するお悩みがある方は、ぜひお気軽に近くの武田塾までお問い合わせください。

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E-mail moriya@takeda.tv
URL https://www.takeda.tv/moriya/

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