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入試に出る長文を予習できる?! オススメの英字新聞まとめ 

こんにちは、武田塾守谷校です。

英語の長文を読んだ後に出典を調べたことはありますか?入試問題も元々は海外の新聞や小説から引用したものです。
そこで今回は、入試でよく引用される英字新聞をご紹介します!

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英字新聞を読む前に

国内向けであれ、海外向けであれ英字新聞の難易度は高いです。
そのため、基礎的な単語や文法のインプットはもちろんですが、MARCHレベルの長文を問題なく読めるぐらいの英語力は欲しいです。

例えば、英検2級は高校卒業程度の難易度設定ですが、これに受かるかどうかの実力だと英字新聞を読むのはかなり厳しいです。

英字新聞では文を簡潔にするため、皆さんが日頃読んでいる長文の参考書よりも分詞構文が多用されているので、これに慣れるのが最初は大変だと思います。同様の理由で関係代名詞の省略も頻繁にあります。

また、連鎖関係代名詞や倒置などの文法問題集でも影の薄い表現が意外と出てきますのでこれらもハードルですね。

意味が分からない時は『DeepL』を使ってみたり、『Evergreen』などの講義形参考書や辞書を使って用例をチェックしましょう。

ちなみにMainichi WeeklyやAsahi weeklyは下記の2つより簡単なのでこちらから読んでみるのもオススメです。

 

日本の英字新聞

The Japan Times

この20年で700問ほど出ています。
特に上智大学はよく出題しています。

The Japan News

以前はThe Daily Yomiuriという名前でした。

入手方法と難易度

オンラインで見ることも紙ベースで定期購読することも可能です。

学校や市の図書館の新聞コーナーに英字新聞があったりするので、こちらでチェックしてみるのも良いですね。

どちらも日本の出来事を取り扱っているので、記事の内容自体は既に日々のニュース番組や新聞で知っていることが多いかと思います。そのため仮に英単語の意味が分からなくても推測がしやすく、後述のBBCなどに比べるととても読みやすいです。

 

海外の英字新聞

The New York Times

アメリカの新聞でこの20年で500問ほど入試に出ています。
傾向としてはリベラルで、共和党よりは民主党寄りの内容が多いです。

BBC News

こちらはイギリスの新聞です。
当然ですがイギリス英語が使われているので、イギリス留学を考えている場合やIELTSのスコアを上げたい場合に相性が抜群です。

The Guardian 

こちらもイギリスの大手一般新聞です。有名な媒体なので出題でよく使われています。
傾向としてはリベラルで、保守党よりは労働党寄りの内容が多いです。

The Economist

早稲田大学社会科学部でよく出題されます。
毎日新聞出版から発行されているものとは全くの無関係ですので注意してください。

The Wall Street Journal 

早稲田大学商学部でよく出題されます。
世界の金融の中心地であるウォール街の名を冠するだけあり経済についてのニュースが充実しています。
アメリカでは最大の発行部数を誇り、共和党寄りと評されることが多いです。

Scientific American

理系の入試で使われることが圧倒的に多いです。
例えば防衛大学校では15年で10回、広島大学や岐阜大学でもかなり出題されています。
学部も理工学部や、医学部や、薬学部と幅広く出題されていることが分かります。
TOEFLを勉強している人にもオススメです。

 

 

FINAL 時事英語

この参考書はスタディサプリ人気講師の関正生先生が書かれた本です。ちなみに英単語帳のストックや文法のポラリスシリーズも関先生の著作です。

本書は参考書で時事テーマに触れたい受験生にうってつけです。ここ数年ニュースを席巻している新型コロナウイルス感染症やAIなどを取り扱っています。

構成は短めの文章で15テーマ、長めの文章で5テーマです。

時事では単語帳では乗っていない単語や普段とは違う意味で使われていることがあります。
例えば、

We must contain the spread of novel covid19.

という文章の意味は分かるでしょうか?
contain には含むという意味の他にも、阻止するの意味があります。
novel は名詞では小説の意味がありますが、形容詞では新しいという意味があります。 

どちらの単語もシステム英単語やターゲット1900などをやっていれば知っているかと思いますが、この例文で使用されている意味も覚えていたでしょうか?

意味が分からないながらも長文で推測しながら読んだ方が、普段使っている英単語帳でただ見るよりも、英単語の意味が記憶に残るのも事実なので、色々な文章に触れてみましょう。

 

まとめ

MARCHレベルの長文ならすらすら読めるぐらいの実力をまずつけること!
背景知識が影響するため、英字新聞や参考書なら『FINAL 時事英語』を読んでおくのがオススメです。

さらに、せっかく英字新聞を読むなら入試によく出される権威のあるものから開拓していったほうが合理的です。
受験勉強は決して平坦な道のりではないですが、『もしかしたら今まさに読んでいる文章が第一志望校の入試本番に出るかも』『海外の社会問題を英語で読んでる自分って大学生みたいで最高にイケてる』と思いながら読むほうがモチベーションが高くなりますし、習慣化もしやすいです。

背景知識をたくさんつけて、少しでも有利な状態で入試に臨めるようにしましょう!

 

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