はじめに
こちらのブログをご覧の皆さん、こんにちは。
京阪電車守口市駅から徒歩4分で行ける逆転合格専門の予備校、
武田塾守口校です!
今回は「英語長文精読ができた人の次のステージ」というテーマでお話します。
これまで過去の武田塾チャンネルの動画でも、高田先生を通して、「英語長文は全部SVOC振りだ!」という話をしてきました。
これは皆さんが雑に長文を読みすぎであるからということも関係しています。
長文の問題集をコピーし、SVOC振りを行い、随時わからないものがあれば、調べて解き進める方針を推奨してきました。
これはある種、このレベルまで長文の英文解釈を徹底してほしいというメッセージでもありました。
このアドバイスを受けて、英語が得意な人からは反感を買ったことも少なくありません。
本記事では、時期によってアドバイスが違うということを再確認し、これからの時期の英語長文の在り方を紹介したいと思います。
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
秋からの英語長文の勉強法
夏までの勉強法と秋からの勉強法は変わります。
秋からはこれまで通り、長文にSVOCを振ることなく、そのまま読んで構いません。
冒頭に本記事の主旨は、「英語長文精読ができた人の次のステージ」ということをお話しました。
夏までの段階では丁寧にSVOCを振ることで、雑に読むことを防ぎ実力を養うことが出来たと言えます。
夏の初めから、7~8月までの2か月間、毎日SVOC振りを行い、長文読解をしていたのであれば、SVOC振りに対しかなりの自信がついていることかと思います。
そういった人が入試本番までSVOC振りを続ける、入試本番でもSVOC振りをするのかと言えば、それは違います。
精読が既にできた人は、秋以降SVOC振りやめても構いません。
では、精読を完璧にできるようになった人が次に進むべきステージは何なのかについて紹介したいと思います。
その次のステージとして、「内容理解」と「速読」がメインテーマになってきます。
内容理解の重要性
「内容理解」とは、長文を読んでこの文章は何を言いたいのかということを理解することです。
入試問題で言えば、本文で言っていたことを5つの中から1つ選びなさいという内容一致問題があります。
内容一致問題をどう解いていくのかマスターする勉強が内容理解そのものになります。
これまでは、SVOC振りや構文等の英文解釈に脳の8割程度持っていかれていたかと思います。
その残りの2割程度で内容理解をしていたかと思います。
英文解釈自体を、余裕をもってできるようになれば、内容理解に8割程度、脳を使えるようになってほしいと思います。
これからの時期は、脳内の長文の意識を完全に切り替えてください。
「内容理解」を身に付ける方法の一つとして、「段落一言メモ作戦」があります。
これは、一段落読むごとに10秒休憩し、その10秒間で一段落目の内容を振り返るという勉強法です。
内容を振り返った際に、一言メモを残しておいてください。
メモを残し、筆者が言いたいことは何かまで読み取れるようになると、長文そのものはかなり余裕になってきます。
言わば、ここからが本当に点数に直結する勉強法です。
過去の武田塾チャンネルの動画でも、「ふむふむリーディング」についてお話ししました。
「ふむふむリーディング」とは、直訳であれば理解しづらい文章も、つまり何が言いたいかを一回置き換えて考える読み方になります。
興味がある方は、以下の動画をあわせてご覧ください。
これから皆さんの待っているステージは、SVOC振りを無意識に行い、内容理解で焦点を当てることになります。
内容理解のために、解釈を蔑ろにしてほしいわけではありません。
イメージとしては、解釈を卒業するということになります。
これまで丁寧にSVOC振りをしてきたからこそ、無意識に英文を読み、内容理解に進むことが出来ます。
もちろんMARCH・国公立レベルでは難しい英文解釈も出てきます。
その場合は、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 難関大編』や『関正生の英文解釈ポラリス1』をやってもらって構いません。
基本的には、難しい英文以外は卒業で問題ありません。
MARCH・国公立レベルでは難しい英文を出題されるので、場合に応じて対策を考えてほしいと思います。
これは言い換えれば、強弱をつけて英文を読めるようになってほしいということになります。
簡単な英文はさっと読み、何が言いたいのかの大枠を掴むようにし、難しい英文はじっくり理解するといった読み方をしてほしいと思います。
また、皆さんはこれまで英語長文の『Rules』シリーズをやってきたはずです。
その『Rules』シリーズには、「Rule」という感じで長文の読み方を書いてくれる部分があるかと思います。
その「Rule」をもう一回引っ張り出し、見直す作業は今の時期とても有効になります。
特に、『Rules1』をやっていたときは、SVOC振りで必死になっており、「Rule」を見る余裕などなかったかと思います。
秋以降の勉強のためにも、今こそ改めて『Rules』シリーズの「Rule」を見返すことで、長文を読むための視点を大きく広げてほしいと思います。
速読の重要性
次に、「速読」の話になります。
夏の段階では、長文は読めてもいないにもかかわらず、急ごうとするために、悪循環に陥ってしまっているパターンもよく見かけました。
しかし、これからの時期は制限時間を意識してほしいと思います。
速読のコツは、先程の言ったように強弱をつけて読むことです。
そのためには無意識に構文がわかることは必要不可欠です。
このレベルは、言わば「英語を英語のまま理解できる」過程でもあります。
速読の有効な練習としては、音読がメジャーかと思います。
その他、300words程度の文章を5~10分で読み、内容を説明する訓練をしてみてほしいと思います。
その際、『やっておきたい英語長文300』や『レベル別英語長文問題ソリューション』シリーズが有効な参考書になります。
英語長文はSVOC振りが重要
英文が無意識に読めるレベルになれば、英語長文が楽しくなるかと思います。
もちろんそのためには、しっかりと目の前の一文一文にSVOCを振る訓練が重要になります。
ですので、今の高校2年生の人はSVOC振りに注力を注いでほしいと思います。
今回のまとめ
いかがでしょうか。
今回は「英語長文精読ができた人の次のステージ」というテーマでお話ししました。
秋以降は本当にわからない英文にのみSVOCを振るようにしましょう。
精読が出来たという人には、内容理解と速読を意識してほしいと思います。
その際、強弱をつけて読むことで、長文読解の対策を効率よく進めてほしいと思います。
頑張ってください。応援しています。
最後に武田塾守口校では随時無料受験相談を行っています!
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