みなさん、こんにちは!
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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾守口校」です!
今回は、現在高校1、2年生、そして中学生のみなさん必読!
2022年から大きく変わる、高校生の学習指導要領と新しい教科書の特集です。
学習指導要領ってなに?
なぜ教科書が変わるの?
大学入試にはどんな影響がある?
そんな疑問を少しでも解消できるように、分かりやすくご紹介していきます!
それでは早速見ていきましょう。
学習指導要領とは?
学校教育は「学習指導要領」というものに則って、教育活動を行っています。
みなさんの教科書や時間割は、これをベースに作られています。全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、学校教育法という法律に基づき文部科学省が定められています。
なぜ改訂されるの?
グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、みなさんがこれから生きていくために必要な資質や能力について見直しを行う必要があるためです。 時代の変化に合わせて約10年ごとに改訂され、それに合わせて教科書も改訂されます。
いつから改訂されるの?
高等学校の学習指導要領は、2022年から改訂されます。
ただし、進級時に学習内容がガラッと変わると内容がダブったり漏れたりと不都合が生じるので、「移行措置」という期間があります。すでに移行期間として先行スタートしている学校もあり、学校の状況に合わせて教育課程を組んでいます。
ここが大きく変わる!教科別に見てみよう!
具体的にどのような点が変わるのか、
まずは5教科で新設された科目を見ていきましょう。
※赤文字が新設の科目です。
こちらの表からも、かなり大きな改訂があることが伺えます。
今回は、国語、数学、英語、3教科の具体的な内容をご紹介していきます!
国語
参考:文部科学省【国語編】高等学校学習指導要領 p11より
国語の改訂の大きなポイントは、「国語総合」が廃止になり、「現代の国語」「現代文化」の2科目の必修科目の新設されれます。そして「古典探求」が設けられることににより、古典A、Bが廃止になります。
「現代の国語」は1年生で履修することが想定され、論理的な文章や実用的な文章を扱います。2年次以降に想定されている「論理国語」はその名の通り、論理的な文章や実用的な文章が想定されています。そのため、この二つは現代文の中でも「論理性」の高い科目であり、そこに「書く」時間が大幅に割かれていることになります。「古典研究」でも、言語活動例として「論述・発表・創作・随筆」など、書くことが多い内容となっています。これまでの「読む」学習から、「話す」「書く」学習に移行されていくようです。
まとめ ・「現代の国語」、「言語文化」、「古典探求」の3科目の新設 ・「読む」から「話す」「書く」へ学習内容が移行 ・情報の収集力、処理力、表現力を強化 |
数学
参考:文部科学省【数学編 理数編】高等学校学習指導要領 p10より
今回の改定で最も大きな変更点が、数学Cの復活です。現行の「数学Ⅲ」(平面上の曲線と複素数平面),「数学B」(ベクトル),「数学活用」の内容の一部を移行して「数学C」に移行します。
2022年度より実施の新課程では、再び数学ⅠAⅡBⅢCの6分野構成に戻り、現行課程では数学Bにある「ベクトル」および数学Ⅲにある「複素数平面」「式と曲線」が新課程の数学Cに移行します。これに伴い、ベクトルは文系の学生のほとんどが学ばなくなってしまい、理系学生のみが学ぶこととなります。
また、数学は全体的に統計学の色を強めた形となりました。これまで必須学習単元となっていた「データの分析」に加えて、数学Bではほとんど入試の出題範囲からは外れていた「確率分布と統計的な推測」が数学Bで必須化されます。昨今の統計学や機械学習、ビッグデータ活用への関心の高まりとあいまって、社会の中にある事象を数学的に考察する力をつけようとする狙いがあるようです。数学ⅠAⅡBⅢの5分野体制から、再び旧課程と同様の、数学ⅠAⅡBⅢCの6分野体制に戻ります。
まとめ ・数学Cの復活 ・技術革新を見据え、統計学を強化し数学的考察力を高めていく ・ベクトルは理系学生のみ学ぶ |
英語
英語の改訂のいちばんの大きなポイントは、国際基準であるCEFR(※)を参考に、「〇〇することができる」という到達目標が設定されたことです。小中高等学校を通じて「何が出来るようになるか」という観点から、5つの領域を目標を設定していることです。国際標準であるCEFRに沿った学習に取り組むことが、総合的な英語力を伸ばすことにも繋がり、志望大学が入学者に求める英語能力を証明してくれることになります。
※CEFR(通称セファール):(Common European Framework of Reference for Languages/ ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、「その言語を使って何ができるか」を測る、言語能力の熟達度を測る国際的な尺度です。
~5つの領域~ ①聞くこと=リスニング ②読むこと=リーディング ③話すこと(やり取り)=スピーキング ④話すこと(発表 )=プレゼンテーション ⑤書くこと=ライティング |
また、現行の「英語表現」や「英語会話」は、「論理・表現」I~IIIに替わるのも大きなポイントです。交渉やスピーチ、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションといった言語活動を通して、英語によるグローバルな発信力を強化していく科目です。
新学習指導要領の英語学習では、これまでの「理解する」「表現する」という単に受け手となったり送り手となったりする単方向のコミュニケーションだけではなく,「伝え合う」という双方向のコミュニケーションも重視した学習内容になっていくようです。
まとめ ・「聞く、読む、話す、発表、書く」の総合力で、グローバルに通じる英語を鍛える ・国際基準CEFR(セファール)を参考に目標設定 ・発信力を高める、「論理・表現」が新設 |
まとめ
グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、みなさんがこれから生きていくために必要な資質や能力をいっそう伸ばしていこうと願うがあり、各教科のカリキュラムにも反映されているように感じました。
今回の大改訂を受けて各大学がそれぞれの入学試験の試験範囲を変更していくことが予想されます。
新学習指導要領を踏まえ、「武田塾守口校」で万全に対策していきましょう!
最後に♪
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