こんにちは!武田塾守口校校舎長の末永です!
今回は、【大学入学共通テスト】物理と化学 センター試験とどう違うのかというテーマで記事にしました。
「物理」「化学」の共通テストはセンター試験と比較してどのように変わったのかを知ることで、今年度から始まる共通テストで有利に立ち回れます。
一緒に共通テストの傾向と対策について考えていきましょう。
【大学入学共通テスト】物理と化学 センター試験とどう違うのか
・【物理】センター試験と共通テスト徹底比較!
→共通テスト「物理」の傾向
→共通テスト「物理」の対策
→共通テスト「物理」の難易度
・【化学】センター試験と共通テスト徹底比較!
→共通テスト「化学」の傾向
→共通テスト「化学」の対策
→共通テスト「化学」の難易度
【大学入学共通テスト】物理と化学 センター試験とどう違うのか
【物理】センター試験と共通テスト徹底比較!
出題方法は下記の表を参照。
試験時間 | 配点 | 解答方法 | |
1科目選択 | 60分 | 100点 | マーク式 |
2科目選択 | 130分 | 200点 | マーク式 |
共通テスト「物理」の傾向
センター試験と比較して試行調査の物理は、
・分量(問題文)が非常に増えた
・解答時間が足りなかった生徒が多かった
・計算量が減っている
試行調査の出題形式
・会話系問題が増えた
・実験系で写真を扱った問題が増えた
・数字を自由に答えるタイプの問題
・勘や消去法で答えを選びづらくなった
・リード文を読まずに解答するのが難しい
→本文やキーワードだけで解答すると誤った選択肢に引っかかる
・リード文から全部読む必要がある
生活関連問題について
・例えば等速直線運動についての問題
→飛んでいる宇宙船から荷物を放り出すという設定
・問題の設定を自分たちが見られる現象にした
→正答率が大きく減少した
・物理は生活関連問題の正答率減少が大きい
→生活関連問題の演習を十分にしておく
試行調査の大問1(小問集合)について
・正答率が非常に低かった
→従来のセンター試験型に少し戻ると思われる
・物理の計算問題がここで出題されるかもしれない
・試行調査と共通テストの違い
→大問1は大きく異なると思うが
→他の大問は近い形式で出題されるのではと予想
共通テスト「物理」の対策
教科書を中心に勉強していくべき
・物理の教科書は抽象的な内容が多い
→実験系やコラムなど日常と結びつく内容を重点的に見ておく
・物理は資料集が軽視される傾向がある
→自分で用意して手元に置いておく
・特定の範囲だけでなく全範囲で資料集を活用する
・見慣れた式の問題を間違える人が多い
→教科書中心にしっかり学んでいくことが重要
共通テスト「物理」の難易度
物理は、センター試験と比べて変化が大きい
・問われているものは変わらない
→見せ方が変わったことによる影響は大きい
・センター試験と比較して難易度は変わらないと思う
→傾向の違いに注目して対策をする必要がある
【化学】センター試験と共通テスト徹底比較!
共通テストでは、理科全体を通してリード文が長くなったり、実験などを取り込んだものが多くなっています。
出題方法は下記の表を参照。
試験時間 | 配点 | 解答方法 | |
1科目選択 | 60分 | 100点 | マーク式 |
2科目選択 | 130分 | 200点 | マーク式 |
共通テスト「化学」の傾向
試行調査の出来が良かった
・リード文やグラフ使用などが増えた
→全体的な量は増えている
・試行調査の結果では他の理科科目と比べると受験生が最後まで解ききっている
・できる人とできない人のバランスも良かった
・分量が増えたので試験時間が足りなくなる
・本番も試行調査と同じ分量になると思う
→試行調査の問題がそのまま参考になる
化学だけの特徴
グラフを描く問題が出た
・自分で書いたグラフを使って問題を解く
→そこから読み取った数字で解答する
・グラフを描く練習をしている生徒は少ない
→事前に慣れておく(グラフの意味も理解しておく)
共通テスト「化学」の対策
化学も実験の問題が増えた
・題材が日常的なものになった
→問題文から与えられたデータで読み取っていく(見たことのある問題は出ない)
・センター試験では正誤問題が出ていた
→共通テストでは出題されない可能性が高い
・知識で解ける問題は大幅に減少する
これまで以上に教科書や資料集が重要になってくる
・試行の流れが見える教科書をメインに使う
→写真や表・グラフなどを補完するために資料集が必要
・実験を題材にした問題は重点的に見る
→実験の数値を読み取りそこから何がわかるのか
→自分で考えをまとめる習慣をつける
共通テスト「化学」の難易度
化学は、センター試験と比べて、難易度に変化はない
しかし、文章やグラフなどで分量は増えた
・センター試験対策と使う時間は変わらない
→知識の深さは減っている
→リード文を読めば知らなくても対応可能
・未知の題材が出題される可能性が増えた
→知識だけでカバーできる問題が減った
・実際の研究者の思考をトレースする練習が必要になる
まとめ
「物理」は、難易度自体はセンター試験と変わりませんが、問われ方の違いによって戸惑うことがあると思います。
実際に試行調査の問題を解いてみたり、共通テスト対策の参考書を使用して共通テストの問題に慣れていきましょう。
理科でも教科書や資料集などがこれからは必要になってくるので、準備しておくことをオススメします。
「化学」は、難易度自体は変わりませんが、知識の深さに焦点を置くのではなく、自分で考えて解くことを心掛けましょう。
難易度的には難しくはありませんが、慣れていないと解くのに時間がかかったり、戸惑うことがあると思うので、しっかり共通テスト対策を行うようにするのが重要です。
以前、共通テストの理科基礎・発展についての記事を書いているので、そちらもご覧ください。
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