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【自学自習】自宅学習の集中力を引き出すための考え方

こんにちは!武田塾守口校校舎長の末永です!

今回は、「自宅学習の集中力を引き出すための考え方」というテーマで記事にしました。

もうすぐお盆休みに入りますが、受験生はとにかく勉強です。

 

武田塾 守口

今年のお盆休みは勉強の犠牲にして、大学に入ってからいっぱい遊びましょう。

コロナもまた増えてきているので自宅学習になると思うので、自宅学習時のやる気の出し方について紹介したいと思います。

 

自宅学習の集中力を引き出すための考え方

集中力を維持するには?

皆さんは家で勉強するときは集中できていますか?

集中力ってなかなか持続しないのが人間だと思います。ずっと集中し続けられるという方がいたら教えてください。

実は人間が集中して物事に取り組める時間は短いです。

集中力持続時間の限界が90分

高い集中力を維持できる時間が15分

と言われいます。

 

このことは東京大学の池谷裕二教授が実施した実験で裏付けられています。下記リンク参照。

☆「勉強時間と学習の定着・集中力に関する実証実験

この実験から集中の波が切れる15分のサイクルで小休憩を入れることによって高い集中力を維持することができると考えられます。

 

集中できる状態にするには?

集中力を維持する方法は分かったと思います。

しかし、人間だれしも「集中できる状態になれない」と思ったことはあるはずです。

やらなければならないとは分かっていても、体が動かない。

つまり「やろうと頭では考えていてもやる気が起きない」ということです。

「集中できる状態」にするには「アンカリング」というのを実践してみましょう。

 

「アンカリング」とは

「アンカリング」とは、「条件付け」を意図的に行い、どんな状況においてもベストな状態を生み出していくスキルです。

プロのスポーツ選手がよくやっているルーティーンのようなものです。具体的には、イチロー氏が打席に入るときの構えなどです。

あの構えをすることで1打席1打席の集中力を高めてどんな球にも対応できるようにしているのです。

 

どんな状況でもベストパフォーマンスを発揮できる状態をつくることがアンカリングです。

とある刺激を与えてとある反応を呼び起こすようにして勉強にも役立たせます。

 

アンカリングは刺激と反応

例えば、

ベルを鳴らすとよだれを垂らす「パブロフの犬」はご存じですか?

犬に餌を与えるときにベルを鳴らして餌を与えることを続けると、ベルを鳴らしただけで犬がよだれを垂らすようになったという実験です。

つまり、

ベルを鳴らす(刺激) →  よだれが出る(反応) というアンカリングが形成されています。

刺激と反応を形成することは犬だけでなく人間にもできます。

 

集中した体験を使ってポーズ(刺激)と集中(反応)をリンクさせる

皆さんは一度はめちゃくちゃ集中した体験ってありませんか?

高校生や浪人生だとほとんどの方が高校受験は体験していますよね。あの時期に結構集中していた経験はありませんか?

そういった集中した当時の体験を一人称視点で思い出してみてください。

 

その当時の体験を思い出しながら任意のポーズをして、集中が切れてきたと感じたらポーズを解きます。

「集中するときにポーズをして集中が切れてきたらポーズを解く」を繰り返しましょう。

そうすれば「パブロフの犬」のように、ポーズ(刺激)→ 集中(反応)をリンクさせることができます。

 

これを繰り返し行って体に馴染ませることによって、その任意のポーズをとると集中するようになるという仕組みです。

もし、気になった方は一度実践してみると良いと思います。

集中力を持続させるための栄養補給

アンカリングという方法によって集中状態にスムーズに入ることができることはおわかりいただけたと思います。

とはいえ、アンカリングで集中状態に入れたとしても、何時間も勉強して脳が疲弊してるとその持続は難しいかもしれません。

そんな時、疲れた脳はある栄養分を欲しています。

それは、糖分です。とりわけブドウ糖は脳にとって大切な栄養源です。

 

勉強して頭が疲れたなと感じたら是非ブドウ糖を摂取してみましょう!

 

なぜ糖分が必要なのか

ブドウ糖は「脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質」なのだそうです。

つまり、糖分を摂取しなければ脳は機能しないのです。脳が働かなければ、勉強できるはずもありません。

 

人間にとって最も重要な器官である脳は、人間が消費するエネルギーのうち20%を消費します。

それに比べ動物は5%から10%と確認されているので、いかに人間の脳がエネルギーを必要としているかが分かると思います。

糖分が不足すると脳の活動が衰えて集中力も出なくなります。

 

脳がブドウ糖をエネルギー源としている以上、勉強やデスクワークで脳が酷使されるにつれ、

ブドウ糖はどんどん消費されていきます。

勉強して頭が疲れた時、もしかしたら甘いものが食べたくなった経験がある人もいるかもしれません。

それは身体の正常な反応であり、その時は素直に甘いものを食べて良いということです。

 

集中できない時、体に疲れを感じている時は適度の糖分補給をしましょう。

 

集中力を高めるおすすめの食べ物

糖分が脳の集中力を高めるために必須な栄養分であることが分かったと思います。

では次に、勉強の時に手軽に糖分を摂取できる食べ物を紹介しようと思います!

 

ラムネ

実はラムネは、ブドウ糖を補給するのにぴったりのお菓子です。

ラムネには、ブドウ糖が主原料の商品が多くあります。

机に向かっている間でも手軽に食べられるのも良いポイントです。

甘いものが苦手だという方は、紅茶やコーヒーに溶かして飲むのもおすすめです。

 

バナナ

バナナは、ブドウ糖などの糖質を多く含むエネルギー食です。

また、果糖はブドウ糖と相互に作用しあってエネルギーとして利用されます。

つまり、バナナは食べて脳のエネルギーになるだけでなく、持続的にエネルギーを補給してくれるいうことですね。

 

まとめ

人間が高い集中力を維持できる時間は15分です。

集中するためにはアンカリングという方法を使うとスムーズに集中状態に入ることができます。

アンカリングは刺激と反応を使い自分がとあるポーズをとれば集中することができるようになるスキルです。

また、脳が疲れて集中力が持たなそうな時は、ラムネやバナナなどから糖分を摂取してみましょう。

皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?

 

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