こんにちは!武田塾守口校校舎長の末永です!
家で勉強していると「なんかやる気なくなってもうた」ってなることがありませんか?
初めは頑張ろうと思ってもだんだんやる気が損なわれていく感覚は誰しも体験したことがあるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、「やる気の出し方」について記事にしました。やる気を引き出す方法を皆さんにご紹介していきます!
心理学的アプローチのやる気の出し方
そもそも初めからやる気のない人などいない
皆さんは志望校に合格したいと思って自宅学習に取り組んでいますよね。自ら学習に取り組むときは「さあ、頑張ろう!」とやる気を出していると思います。
もともとやる気があったにも関わらず、何かが邪魔をした結果、一時的にやる気が損なわれてしまっているだけなのです。
さらに、やる気がないときにダラダラ勉強していてもそこからやる気が出てくることはないです。
むしろ、もっとやる気がなくなってしまいます。やる気があるときは凄いペースで勉強が捗り、自分の成績もあがる。
そうすれば自分自身もさらにやる気が出てきますよね!
やる気とは「勇気」
アドラー心理学では「勇気」とは困難を克服する力といいます。これはつまりやる気のことです。
アドラー心理学的に言うとやる気の出ない状態とは「勇気がくじかれた」状態です。
勇気がくじかれてやる気を失う原因は3つあります。
①目標が明確でない
他人に「やる気を出せ!」と言われても、目標や目的がなければやる気の出しようがないですよね。
②目標が高すぎる
高い目標を持つこと自体は悪いことではないように思えますが、アドラー心理学では高すぎる目標はやる気を失うとされている。
その目標に挑戦する前から「絶対にこんな目標達成できひんわ」と諦めてしまう可能性があるからです。
高い目標を設定している場合は、もっと身近な自分の納得できる目標に置き換えてコツコツ積み上げていくようにしましょう。
③自己評価が極端に低い
目標と今の自分に差があるのは当たり前のことです。
その差から自分に劣等感を抱く人もいると思います。
「どうせ自分なんか…」と思う人は、極端に自己評価が低く劣等感でやる気が損なわれてしまいます。
勉強に対して適切な「意味づけ」をする
上記の3つに当てはまっている人は「勇気」=「やる気」が損なわれていると考えられます。
やる気が損なわれる原因については分かったと思います。
次は、反対に今回はやる気が生まれる要因についてです。
やる気を生み出すためには、まずは「外発的動機付け」と「内発的動機付け」があることを知りましょう。
外発的動機付け
外発的動機付けとは、自分の外部からの刺激で動機付けをする。つまり、目的のために行動することです。
例えば、小学校や中学校の時に親から「今回のテストで成績が良かったらお小遣いあげる」というような金銭的なご褒美などがこれに当たります。
見返りを求めてやる気を出そうとするのが外発的動機付けです。
メリットは、
目の前に明確な報酬があるのでそれを欲している人には抜群の効果があるということです。
デメリットは、
設定した目標に対して手段を選ばなくなりやすいことと、目標を達成すると同時にそれ以上の努力をやめてしまうケースが多いことです。
外発的動機付けは、使うべき所を考えて取り入れることで、より効果的にやる気を出すことが可能になります。
内発的動機付け
内発的動機付けとは、行動そのものが目的であることが多いです。
「やらなければならない」ではなく「やりたいからやる」これが内発的動機付けの特徴であり原動力です。
例えば、皆さんは趣味はありますか?
趣味に没頭しているときって結果や報酬が出なくても永遠に続けられるくらい楽しくないですか?
誰かに「これをやれ!」と言われたわけでもなく自発的に行っていますよね。これが内発的動機付けです。
内発的動機付けの最大のメリットは、持続力を持つことです。自分で目標を定めるため達成感や満足感を得やすい。
そのため持続力を持つことができます。
そのことから、やる気を持続させるには内発的動機付けが重要だとされています。
勉強に対して適切な「意味づけ」をする
うまく内発的動機づけを生かしてやる気を引き出すには、勉強に対して適切な「意味づけ」をすると良いです。
例えば、「今の学習内容は確かに苦手やけど、この経験が次に生かせるはず!」など、現在の学習内容、勉強の意味を自分で決めることが重要です。
学習環境や学習内容、成績などが変わるたびに、新しい意味を見出し、やる気が自然に湧いてくる状況をつくっている人がいつも勉強に限らずうまくいっている人です。
自分の好きじゃない単元に移行した途端、すっかりやる気をなくしてしまった。
そんな経験がある人は、外発的動機づけに頼りすぎていたかもしれないですね。
内発的動機付けと外発的動機付けをバランスよく両立させることが、やる気を起こして持続させることに繋がると考えます。
心の原動力を増やすには
もう既に書きましたが、「やる気が出ない」というのは、勇気がくじかれた状態です。
逆に、やる気を出すにはやってみる勇気が必要ですよね。
そのためには、ほんの些細な事でも構わないので達成感や成功体験を積むことが効果的です。
「スモールスタート」を心掛ける
「スモールスタート」を実践してみましょう。
「スモールスタート」とは、小さな目標を掲げコツコツ達成していくことです。
皆さんは志望校合格を目標にしていますよね。
そういう場合は「薄い参考書一冊を1か月で終わらせる」とか、「英単語を毎日覚える」とか、あるいは「いつもより30分早くに起きて勉強する」というように、どんどんハードルを下げて小さな成功体験を重ね、心の原動力を増やしていきましょう。
当然のことを成功体験にする
大事なのは、成功体験の大きさではなく回数です。
大きな成功体験でいきなりやる気が出ることは滅多にないので、それよりは小さな成功体験の数を積み重ねるほうが効果があります。
そこで有効なのが、当然のことに注目することです。
毎朝歯を磨くとか、服を着替えて靴を履くとか、人間の行動の95%は「正しい行い」です。
皆さんは日々、正しい行いをしているのですが当たり前すぎて「成功体験」としてカウントせずに、ダメな5%にばかり注目しています。
そうではなく「当たり前の成功体験」に注目すれば成功体験の回数が増え、心の原動力も増えていきます。
まとめ
やる気のない人などいない!やる気とは勇気のこと!
誰しもやる気は本来持っているのに、何らかの原因で勇気がくじかれたためやる気を損なっているだけです!
内発的動機付けを高めるには、外発的動機付けから派生させることが理想的です。
例えば、全く興味のない単元の勉強をしているとします。
初めは「受験で使わなあかんから」と半ば強制的な心理から勉強を始めていきます。
しかし、途中から「意外と面白いな」という感情が起こり始め、自発的にその科目に関する情報を集めるようになる。
つまり、内発的動機付けから行動するようになります。
そうすることで、内発的動機付けと外発的動機付けの相乗効果を望むことができます。
心の原動力を増やすには、「スモールスタート」を心掛ける。
小さな目標からコツコツと成功体験を積み重ねることで、心の原動力が増えやる気も湧いてきます。
皆さんも些細なことから成功体験をすると毎日が楽しくなりますよ。
心の原動力があれば、自ずと勉強にもやる気が出てきて、大きな目標(志望校合格)に繋がります!
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