こんにちは!武田塾守口校校舎長の青山です!
緊急事態宣言が発令されてからもう1週間が過ぎましたね。僕は出勤するときに色んなお店の前を通りますがどこも閉まっていますね。開いているのはスーパーやコンビニ、ドラッグストアくらいです。結構ヤバいことになっています…。
皆さんはしっかり外出自粛していますか?外出したい欲を抑えて受験勉強に励みましょう。このブログを見てくださっている皆さんには少しでも家の中での勉強が捗るように自宅での勉強法などを書いていけるよう僕は頑張ります!
集中力を引き出す「アンカリング」について
集中力を維持するには?
皆さんは家で勉強するときは集中できていますか?
集中力ってなかなか持続しないのが人間だと思います。ずっと集中し続けられるという方がいたら教えてください。
人間が集中して物事に取り組める時間は短いです。
集中力持続時間の限界が90分
高い集中力を維持できる時間が15分 と言われいます。かなり少ない時間ですよね。
このことは東京大学の池谷裕二教授が実施した実験で裏付けられています。下記リンク参照。
この実験から集中の波が切れる15分のサイクルで小休憩を入れることによって高い集中力を維持することができると考えられます。
集中力は勉強以外のさまざまな事にとってもすごく重要な事なんです!
集中できる状態にするには?
集中力を維持する方法は分かったと思います。
しかし、人間だれしも「集中できる状態になれない」と思ったことはあるはずです。つまり「やろうと頭では考えていてもやる気が起きない」ということです。
私もよくあります、、、集中力のある人になりたいですよね。
「集中できる状態」にするには「アンカリング」というのを実践してみましょう。
「アンカリング」とは
「条件付け」を意図的に行い、どんな状況においてもベストな状態を生み出していくスキルです。
プロのスポーツ選手がよくやっているルーティーンのようなものです。具体的には、イチローが打席に入るときの構えなどです。
あの構えをすることで1打席1打席の集中力を高めてどんな球にも対応できるようにしているのです。
どんな状況でもベストパフォーマンスを発揮できる状態をつくることがアンカリングです。
つまり、集中力を呼びおこすためのトリガー(引き金)のようなものです。
とある刺激を与えてとある反応を呼び起こすようにして勉強にも役立たせます。
アンカリングは刺激と反応
例えば、
ベルを鳴らすとよだれを垂らす「パブロフの犬」はご存じですか?
犬に餌を与えるときにベルを鳴らして餌を与えることを続けると、ベルを鳴らしただけで犬がよだれを垂らすようになったという実験です。
つまり、
ベルを鳴らす(刺激)→よだれが出る(反応)というアンカリングが形成されています。
刺激と反応を形成することは犬だけでなく人間にもできます。
集中した体験を使ってポーズ(刺激)と集中(反応)をリンクさせる
皆さんは一度はめちゃくちゃ集中した体験ってありませんか?
高校生や浪人生だとほとんどの方が高校受験は体験していますよね。あの時って結構集中していませんでしたか?
そういった集中した当時の体験を一人称視点で思い出してみてください。
その当時の体験を思い出しながらポーズをして、集中が切れてきたと感じたらポーズを解きます。
「集中するときにポーズをして集中が切れてきたらポーズを解く」を繰り返しましょう。そうすれば「パブロフの犬」のようにポーズ(刺激)→集中(反応)をリンクさせることができます!
アンカリングにおけるトリガーについて
①トリガーはあまり日常的な動きではない方が良い!
人それぞれに、アンカリングのトリガーはあると思いますが、日常的なトリガーはあまりお勧めしません!
あまりに日常的すぎると、意図しないときにトリガーが発動してしまうからです。(アニメみたいな表現ですね(笑))
例えば、「首を回す」をトリガーにしてしまうと、集中しようと思っていないときに首を回すと、意図しない時にアンカリングが
発動してしまうのです。
なので、トリガーは普段しないような特別な動きにした方がよいのです!
かといって、あまりユニークすぎるのではなく、簡単にできるけど普段あまりしない動きが
トリガーとしては完璧です!
②いつ、どこでもできることが最適!
先ほども言いましたが、あまりにもユニークすぎるトリガーはお勧めしません。
例えば、スクワット10回などの動作は、トリガーとして不向きです。
家ならば問題ありませんが、会社や図書館などではどうでしょうか。
さすがに、周りに迷惑だと思われますよね、、、(笑)
なので、トリガーは座ったままできたり、会社でも容易にできるなど、場に適したトリガーにするべきなのです!
③繰り返すことが出来る!
何度も言っていますが、トリガーにはユニークな動作がよい、といっても、あまり複雑すぎるのはNGです!
「簡単に再現できる」というのも、トリガーの条件として重要な事なのです。
たとえば、「手を3回握って、首を回して、大きく伸びをして、スクワットをして……」と
複雑すぎる行動をトリガーに設定すると、ジャスチャーの再現が容易ではなくなり、アンカリングが発動しづらくなってしまい、
うまくアンカリングを活用することが出来なくなってしまいます!
イチロー選手のルーティンのように、長年の反復によって身に染みついている動作なら、
多少複雑でも構いませんが、アンカリングの初心者であれば、簡単で覚えやすい動作を用いるのがオススメです。
つまり、アンカリングのトリガーで重要なのは、非日常的かつ簡単に繰り返すことのできる動作が最適だということです!
まとめ
人間が高い集中力を維持できる時間は15分です。
集中するためにはアンカリングという方法を使うとスムーズに集中状態に入ることができます。
完璧なのは、イチローのように動作をルーティン化することです。
皆さんもその領域に達するようにともに頑張りましょう!
アンカリングは刺激と反応を使い自分がとあるポーズをとれば集中することができるようになるスキルです。
皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?
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