併願はどうやって決めたら良いの？【失敗しない併願校選び】

こんにちは、武田塾茂原校です。

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この仕事をしていると、生徒さんから毎年受ける相談がいくつかありますが、「併願校をどうすべきですか？」と言うのもその一つです。

第一志望であれば、自分の興味関心や将来の夢、目指したい偏差地帯等々から、自分で選定しやすいものの、併願校となると、「第一志望と似たような学部で（第一志望より）偏差値が低いところ」を探すだけになってしまっている人は多いです。

そこで今回は、併願校の選び方のポイントについて書いて行きます。

是非参考にして下さい。

併願校は、どれくらい受けるべき？
1. ポイントはダイヤモンド型受験
併願校選びのポイント
最後に
1. 本質を見失う事なかれ

併願校は、どれくらい受けるべき？

ポイントはダイヤモンド型受験

併願校を具体的に決める前に、実際に受験する大学の数は、どの程度にすべきなのかについて考えます。

実際に試験会場まで足を運び、試験を受けると言うのは、肉体的にも精神的も、それなりの負担を伴います。ですから、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言って、あまりに多くの大学に出願するのは、お勧め出来ません。

目安としては、チャレンジ校１～２校、実力相応校２～３校、安全校１～２校程度とするのが無難でしょう。真ん中の実力相応校の数が一番多いので、これを俗にダイヤモンド型受験と呼びます。

なお、共通テスト利用入試に関して言えば、（共通テストさえ受験すれば）願書を出すだけで済みますので、少なくとも肉体的精神的負担を気にする事なく、受験する事が可能です。

とは言え、もちろん受験料は掛かります。

また、お金の問題は置いておくにしても、受け終わった共通テストの結果はもう変わらない訳ですから、同じような配点・合格難度の大学に、いくつも出願したところで、結果は同じになる可能性が高いです。

ですから、あまり手あたり次第に出願する事は、やはりお勧めしません。

併願校選びのポイント

第一志望を基軸に考えよう！

併願校を選ぶ際に大きな基準となるのが試験科目です。

具体的には、第一志望の大学・学部と同じ試験科目で受験可能な大学を選択するのが無難です。

入試科目が同じであれば、第一志望への対策が、そのまま併願校の対策にもなるからです。
試験科目が異なると、その科目を、併願校対策の為だけに勉強せねばならず、非常に効率が悪いです。

また、受験直前期には、志望校の入試問題の傾向に合わせて、個別の対策を進める必要があります。

しかし、大学・学部ごとに、その傾向は異なりますので、重点的に対策を出来る大学の数には限りが出てきます。

それを考えると、単に試験科目だけでなく、問題の傾向までが第一志望に近いと、より理想的だと言えます。

とは言え、完全に一致すると言うのは難しいので、程度問題にはなってきます。

受験スケジュールにも気を付けよう！

受験する順番

出来る限り、安全校（滑り止め）から先に受験する事が望ましいです。

第一志望校の試験日前に、一つでも合格が決まっていると、安心感から平常心で試験に挑みやすくなるものです。また、受験本番の会場の雰囲気に慣れておく事にも意味があります。

受験一発目がいきなり第一志望やチャレンジ校と言うのは、出来る限り避けたいところです。

試験日間の間隔

大学の一般入試は2月に集中しているので、併願校が多いと試験日程が詰まってしまう事は、ある程度はやむを得ない部分もあります。
しかし、それでも可能な限り、試験日程の間隔は開けるように調整する事が望ましいです。
連続して受験するのは、基本的には2日まで。やむを得ない場合でも、3日までに抑えた方が良いでしょう。遠征での受験の場合は、負担がより一層増しますので、注意が必要です。