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学校推薦型選抜(推薦)と総合型選抜(AO)って何が違うの?? 一般受験よりも楽でお得な受験なの??

こんにちは。武田塾茂原校です。

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いよいよ夏本番と言う時期になってきました。

受験に向けて、非常に重要な時期となる夏ですが、学校の三者面談などで勧められた事をきっかけにして、ここにきて一般入試以外の入試形態が気になり始めた受験生もいるのではないかと思います。

そんな訳で今回のテーマは、一般入試以外の入試形態についてです。

具体的には、学校推薦型選抜と総合型選抜ですね。

以前は、それぞれ推薦入試やAO入試と呼ばれていまいた。今でもこちらの方が聞きなじみがあると言う人も多いかもしれませんね。

こうした入試について、以下のようなイメージや、疑問を持っている人も多いでしょう。

・興味はあるけれど、どんな制度なのかイマイチ良く分からない・・・。

・自分にとって、向いているのか分からない。

・一般受験より楽そうなイメージがあるけど、どうなの??(楽なら、そっちにしたいかも)

・学校推薦型選抜(推薦)と総合型選抜(AO)はどこが違うの?どう言う人が向いているとかあるの?

今回は、こうした疑問に全て答えていきますので、是非最後まで読んで下さい。

 

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学校推薦型選抜(推薦入試)と総合型選抜(AO入試)の内容を説明する前に

大学入試の近況を知っておこう

近年、学校選抜型選抜や総合型選抜で大学に入学する受験生の数は、増加傾向にあります。

今から約20年前の、2000年時点では、これらの形態の入試の全体に占める比率は33%でした。それが2020年度には45%となっており、50%に迫る勢いになっています。

つまり、一般受験で大学に大学に入学する人と、学校推薦や総合型選抜で大学に入学する人が、ほぼ同数になっていていると言う事ですね。

さらに、私立に限って見ると52.4%と、何と既に半数を超えています。

 

学校推薦型や総合型選抜は何故増えた?

学校推薦型や総合型選抜は、何故ここまで増えたのでしょうか。

理由の一つとしては、大学側が入学生に対して、ペーパーテストの結果だけでは計り知れない多様性を求めるようになったことがあるでしょう。 こうした傾向は時代の流れとして、今後も続く可能性が高いです。

ただ、実はもう一つ、より現実的な理由もあります。

それは少子化に伴う大学の経営難です。日本は1992年をピークとして、子どもの数は減少の一途を辿っており、この流れは今のところ、変わりそうな気配がありません。

そうなると大学側も入学者数確保の為の施策を考えざるをえず、一般入試よりも早い時期に入学者数を確保できる総合型(AO)や学校推薦(推薦)選抜を増やす傾向にあると言う訳です。

 

学校推薦型選抜(推薦入試)と総合型選抜(AO入試)の中身と、その違い

では、総合型選抜(AO)や学校推薦型選抜(推薦入試)の具体的な中身や違いを見ていきましょう。

学校推薦型選抜(推薦入試)

学校推薦型選抜には、大きく分けると指定校推薦と公募推薦の2種類があります。

ただ、いずれにしても「推薦」入試と言う名の通り、「推薦」をもらう必要があります。誰からの推薦かと言えば、もちろん所属する高校の校長先生の推薦ですね。

指定校推薦

指定校推薦は、大学側が特定の高校に対して、1~3名程度分の枠を与える形で実施している推薦入試です。

したがって、自身が在籍する高校に、志望する大学の指定校推薦枠がない場合は残念ながら諦めざるを得ません。

大学側からは、出願条件として評定平均の数値が設定されていますので、これをクリアしなければ、枠があったとしても、やはり出願する事は出来ません。

また、基準をクリアしていても、大学側が高校に付与している枠数以上に、その大学への指定校推薦希望者がいた場合は、学内選抜が実施されますので、注意が必要です。

ただ、そこをクリアさえ出来れば、(つまり無事、推薦を得ることが出来れば)、指定校推薦は、ほぼ100%合格することが出来ますので、その意味では非常に安心感の高い入試形態です。

ただし、推薦入試と言うのは、下記の公募推薦も含めて、基本的に専願です。つまり合格したけど、やっぱり辞退しますとか、他に第一志望があるので、そこの結果が出るまで待ってくださいと言う事は基本的には出来ませんので、注意しましょう。

特に指定校推薦は、大学側と高校側の信頼関係によって、成り立っています。推薦後は必ず入学することが前提ですので、本当にその大学で良いのか、熟慮してから決断しましょう。

公募推薦

公募推薦は、大学側が指定した出願条件(主には評定平均で課される事が一般的)をクリアして、学校長の推薦があれば、誰でも出願できます。

その後、面接や小論文などの試験が課される事が一般的です。学力検査が課される事もあります。指定校推薦とは違い、これらの選抜を経て、不合格となる事も十分にあり得る入試です。

 

学校推薦型選抜が向いている人

推薦入試の場合は、高校1年生の1学期から、定期テストや提出物などをしっかりと頑張り、評定平均を確保している事が絶対条件になります。その為、受験生、非受験生関係なく、常にコツコツと頑張る事が出来る人には向いていると言えます。

さらに、公募推薦の場合は、面接その他の結果も重視されて合否が決まるので、コミュニケーション能力や論理的思考力などが求められる場合もあるでしょう。

総合型選抜(AO入試)

総合型選抜は、上記の通り旧AO入試の事ですが、AOとは「アドミッションズ・オフィス」の略で、大学が求める学生像である「アドミッションポリシー(大学の入学者受け入れ方針)」に合致する人物を選考する入試形態です。

少し難しいですね・・・。

もう少し分かりやすく言うと、学校推薦型選抜は高校での成績を初めとするこれまでの実績を重視する傾向が強いのに対して、総合型選抜は「あなたはウチの大学で何を学びたいのですか?」、「それを将来にどう活かしたいのですか?」と言った、「これからのあなた」の動機や意欲等を重視する傾向があります。

過去を見るのが学校推薦型、未来を見るのが総合型と言う言い方も出来るかもしれません。

選考方法は、大学によって異なるものの、小論文や面接が課される場合が多く、グループディスカッションやグループワークが課される場合などもあります。

その他、学校推薦型入試との大きな違いは、殆どの場合、学校長の推薦がいらないと言う事です。また評定平均の条件が課される事も少ないです。

実施時期も、学校推薦型よりもさらに早い場合が多く、早い大学では8月には出願が開始され、9月から11月にかけて選考が行われます。

「これからのあなた」を重視する入試ですから、その分、面接等の回数も推薦入試よりも多く、受験期間も長くなる傾向になります。

総合型選抜に向いている人

「これからのあなた」を重視するわけですから、未来へのビジョンをしっかりと語る事が出来なければいけません。

ここで言う未来のビジョンとは、志望している大学で何がしたいのか、またそこで学んだ事を活かして将来どんな事をしたいのかと言うビジョンです。

余程、ユニークな学部でもない限り、他所の大学にも似たような名前の学部がある事が多いです。ですから、「何故、その大学のその学部でないといけないのか?」を、しっかり答えられる必要があります。

その点を、その場しのぎの付け焼刃でなく、しっかりと語る事が出来る人が向いています。

 

学校推薦型選抜(推薦入試)と総合型選抜(AO入試)、勘違いしてはいけない事

学校推薦型や総合型を「楽が出来る制度」と思っている人は要注意

さて、ここまで読んできて、学校推薦や総合型選抜に対しての、どのような印象を持ったでしょうか。

これらの入試を一般受験と比べて、「楽な入試制度」と捉えている節がある受験生が見受けられます。

確かに、学校推薦型や総合型選抜は、一般受験と比べると、早い時期に合格が決まります。その為、一般受験の受験生が最後の追い込みで毎日長時間の勉強をしている最中に合格が決まるので、一見、楽に見える事もあるかもしれません。

しかし、評定平均が求められる学校推薦型選抜では、高校1年生の1学期から定期テストや提出物等をコツコツと頑張り続ける必要がありますし、総合型選抜においても、上記の通り自分の将来のビジョンがしっかりしていない人には向いていません。

そして、ビジョンがしっかりしている人は、大抵の場合、受験勉強も頑張る事が出来ますし、少なくとも「楽だから」と言う理由で総合型選抜を選ぶ事はしていないと言うのが私が抱いている印象です。

しかも、公募推薦や総合型選抜は落ちる事も普通にありますし、指定校推薦も条件を満たさなければ、受ける事自体が出来ません。

その場合はいずれにしても一般受験を目指すことになります。

上記の通り、今や半分の受験生が学校推薦や総合型選抜で入学する時代ですので、それ自体を意識することは決して悪い事ではありません。しかし、「楽そうだから」と言う安易な動機で選択するのは禁物です。

自分がどう言った形で受験をするべきなのか・・、どの形態が向いているのか・・、また、それぞれの入試に向け、どうやって準備や勉強をしたら良いのか分からない、または不安がある人は、是非、武田塾茂原校の無料受験相談にお越しください。

きっと力になれると思います。

 

 

 

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