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千葉県の高校入試制度完全ガイドシリーズ③ 合否判定方法ついて

goukakuhappyouこんにちは。武田塾茂原校です。

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今回も「千葉県高校入試完全ガイドシリーズ」! 今回は合否判定方法ついてです。

 

 

千葉県立高校の合否判定方法

千葉県公立入試の合否判定材料は3点

千葉県の公立入試における合否判定の材料となるものは、以下の3点になります。

・学力検査

・調査書

・学校設定検査

この3つが、それぞれ点数化され、その合計点によって合否の判断がなされます。これは県内どの高校においても変わりません。

ただし、その配点は、各高校が(ルールの範囲内で)独自に設定をしています。以下、それについて説明していきます。

 

 

それぞれの配点は、どうなっているのか

 

学力検査

学力検査とは言わずもがな、入試当日の5教科の試験の事です。

通常、100点満点が5教科分ですから、500点満点と言う事になります。ただ、一部では例外もあります。

具体的には、国際系の学科では英語を150点ないしは200点満点にしたり、理数科では、数学や理科を150点ないしは200点満点にしている場合があります。

 

調査書

1.評定部分の点数化

調査書については、3年間分の評定が見られます。(ですから、1年生の内から、気を抜かずにコツコツと頑張っておくことが大事です!)具体的には、1年生の3学期、2年生の3学期、3年生の2学期の内申点が、それぞれ点数化されます。

9教科×5段階×3か年分=135点満点

これが基本となります。

ただし、この数値については、各学校の判断で、0.5倍~2倍にして使用する事が認められています。0.5倍を採用する学校であれば、

135×0.5=67.5点満点

2倍を採用する学校であれば

135×2=270点満点です。

つまり、相対的に当日の学力検査を、より重視して合否判定をしたい学校は0.5倍を採用し、逆に、内申点もある程度重視したい学校は2倍を採用する事になります。

想像がつくかもしれませんが、偏差値が高い、学力的に上位の学校ほど、0.5倍を採用する傾向になります。

とは言え、2021年度入試では0.5倍を採用した高校は7校、2倍を採用した高校が18校となっており、全体の8割近くの学校は、135点満点のままです。

 

2.評定以外の部分の点数化

調査書には評定だけでなく、出欠や部活動の記録等々、様々な記載があります。学校によっては、これらの部分も評価の対象となり、点数化されます。

ただし、何を得点とするのかや、その点数化の基準、そもそも評定以外の部分を点数化するか自体も含めて、学校によって、その対応は異なります。

なお、点数化する場合でも50点が上限となっています。

学校設定検査

学校設定検査の具体的な中身については、前回の記事で扱っていますので、そちらを確認して下さい。

いずれにせよ、学校設定検査の内容は学校によって異なりますし、その採点基準も様々です。ただし、配点には以下のルールがあります。

・1つの検査のみを実施する場合 10点~100点

・2つ以上の検査をする場合 10~150点

これが基本ですが、一つだけ例外があります。

専門学科において、2つ以上の検査を実施して、これに加えて面接も実施する場合に限って、面接について、50点満点を上限として、さらに上乗せすることが出来ます。

つまり、合計で上限150+50=200点満点です。昨年は八千代高校の体育科が、この形で学校設定検査を実施していますが、かなりの例外であると言えます。

いずれにしても、配点や採点基準は、学校により様々ですが、やはり高偏差値の学力上位層の高校では、10点~20点と低い配点となることが多いです。

一方で部活動などに力を入れている学校では、適性検査を実施して、配点の比較的高めに設定する事が多いようです。

二段階選抜について

中には、二段階選抜と呼ばれる方法で合否を決める学校もあります。

これは、例えば定員の8割までは、内申点を135点満点として合否判定をするが、残りの2割については、内申点を270点満点換算にして合否判定すると言ったような方法です。

これによって、様々な特徴のある生徒に入学してもらいたいと言う意図があるようです。

まとめ

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千葉県立高校入試では、以上のような方法で

・学力調査

・調査書

・学校設定検査

の3つを点数化して、合否判定がなされます。

どの項目に、どのような配点がなされるか、それは学校により様々です。

しかし、ここまで読んで頂ければ分かる通り、程度の差こそあれ、学力検査の基本500点満点が、他の項目と比べて、大きくなっています。

つまり、いずれにしても、当日の学力検査が最も大きな比重を占めるのは間違いありません。その意味でも、日々の受験勉強をしっかりと頑張る必要があります。

 

今回は以上です。次回は、千葉県内の私立高校受験について書いて行きます。

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