こんにちは。武田塾茂原校です。
今回は「千葉県高校入試完全ガイドシリーズ② 学校設定検査ついて」です。
学校設定検査とは
学校設定検査って何?どんな内容なの?
学校設定検査とは、千葉県立高校入試において、5科目の試験とは別に課される試験の事です。その内容は様々ですが、学校設定と言う名前の通り、以下の項目の中から各高校が独自に選択する事になっています。
・面接
・集団討論
・自己表現
・作文
・小論文
・適性検査
・学校独自問題
各高校が、その年の受験で何を選択するかは、例年7月ごろに発表されます。ただ、昨年度と同じものを、翌年度でも実施するケースが多いかと思います。
どの検査が実施されることが多いのか
志望校が既に明確な生徒さんは、当然、その学校がどの検査を実施するのか確認する事が大事です。
しかし、まだ志望校が明確でない場合は、全体として、どの検査が実施される事が多いのか、その傾向が気になるところではないかと思います。
2021年度入試におけるデータを見てみると、最も多く実施されたのは面接です。82校で実施されており、これは全体の55%を超えており、圧倒的に多くの学校で採用されています。
次いで自己表現が45校、作文が10校、適性検査が8校・・と続きます。
集団討論と小論文は各1校のみ、学校独自問題に至っては採用する学校はありませんでした。
各検査の内容を見ていく前に
さて、以下で各検査の具体的な内容について、記載していきます。ただ、その前に頭に入れておいて欲しい事があります。
それは、合否結果を左右する主要項目は、程度の差こそあれ、あくまでも通知書及び5教科の試験結果であるという点です。特に5教科の学力試験結果が大きいです。(具体的な合否判定の仕組みと、その配点については次回詳しく扱います。)
5教科とは別の試験があると言われると、どうしても気になってしまう気持ちは、とても良く分かります。
しかし、その準備に時間を割き過ぎたあまり、5教科の勉強が疎かになってしまっては、本末転倒です。
学校設定検査への対策は、直前期などに適度にするに留めて、あくまで内申点や5教科の試験で、しっかりと点数を取る対策を主眼に置いて下さい。
各検査の具体的な内容
面接
個別面接の場合と集団面接の場合があります。どちらかと言うと集団面接の場合の方が多いようですが、専門学科などでは個別面接のケースも多いようです。
質問される内容は、志望動機や中学校で頑張ったこと、長所短所など、一般的な内容が多いと思いますので、事前に回答をイメージして、練習しておくと良いでしょう。
自己表現
殆どの学校が部活動に関する実技を実施しています。
自分が希望する部活が、自己表現の実技検査対象となっていない場合には、口頭での自己アピールや作文を課されます。
一概には言えませんが、自己表現を実施する学校の場合、部活動をしていた方がやや有利かもしれません。
適性検査
体育科、家政科、工業化などの専門学科で行われる事が多いです。具体的には各専門学科に関する実技試験が課される事が多いです。
専門学科の適性検査では、配点がやや高めになる事が多いです。
作文
その名の通り、作文ですが、タイトルが与えられた上で、それについての文章を書くというケースが多いです。
小論文
小論文は作文とは似て非なるものです。例えば、テーマや資料が与えられた上で、自分の意見を論述すると言ったようなものが小論文になります。当然、作文よりは高度なものになってきます。
集団討論
与えられたテーマについて、グループで討論します。司会進行等の役割もグループで相談して決めるようです。テーマを理解して自分の意見をしっかり述べる事ももちろん大事ですが、他人の意見にしっかり耳を傾ける姿勢なども見られるはずですので、気を付けましょう。
学校独自問題
学校で独自に作成する問題と言う事ですが、上記の通り、昨年含め、この数年、採用した学校はありません。
以上になります。
武田塾茂原校では、中学生の生徒さんや、高校入試に向けての指導も実施しております。高校受験に向けて不安があったり、塾をお探しの方は、是非、無料の受験相談にお越し下さい。
次回は、「千葉県高校入試完全ガイドシリーズ③合否判定方法について」です。
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