【文理選択】文系理系の選択をするときの決め方、選択基準

こんにちは。武田塾茂原校です。

今回は文系理系の選択をするときに、どのような考え方で決めていくのが良いかについてまとめました。

文理選択はよく考えて慎重にすべし！

文理選択は将来にもつながる重要な選択です。
選択によって大学の学部が限られますし、後から変更することは可能ですが大変であることは言うまでもありません。

文理選択で後悔しないためにどのように考えていけばいいのでしょうか。

①将来したい仕事から選ぶ

最優先は将来したい職業から選択することです。

医者を目指すのであれば医学部にいく必要がありますので理系に行くことが確定ですね。
そのほかでは、法曹を目指して行くのであれば法学部に進むことが望ましいため文系になりますし、経済学を学ぶのであれば(数学が必要ですが)文系になります。
プログラマーや機械屋、建築士などを目指すのであれば理系への進学が望ましいでしょう。

もちろん理系職でも文系から目指せたり、その逆もあります。ですが、それは少し遠回りになってしまうかもしれません。

また、高校生の時に将来が見えている人は多くはありません。
社会的目標が見えていなくても心配する必要はありません。

②大学で学びたいことや、やりたいことから選ぶ

次は大学で何を学びたいかです。
将来の仕事にするかどうかは別として、自分が興味を持っている学問分野から決めていきましょう。

本を読むのが好き、会社経営について学びたい、社会のお金のシステムが気になる、法律に興味がある、特定の国が好き、日本の文化に興味がある、使える言語を増やしたい、国際社会に興味がある。
こういった方は文系の学部で学べる学問分野ですから文系選択が望ましいでしょう。

それに対して、科學的研究をしたい、数学が大好きで深く学んで行きたい、建築デザイナーに興味がある、機械に興味がある、自分でものを作りたい、生き物に興味がある、自然災害に興味がある、環境問題に興味がある。
などと言う方は理系への進学が望ましいです。

大学は就職のための機関ではなく、学問を追究していく機関です。
それが将来の仕事につながるかどうかはともかく、自分が学びたいことをやるのが受験勉強のモチベーションを保つためにも大学生活を充実させるためにも重要になります。

③得意な科目・苦手科目から決める

得意科目はそのほかの科目に比べて勉強に取り組みやすいことでしょう。
受験勉強をしていく上で、得意科目や好きな科目が１つでもあるというのは大きいです。
勉強に行き詰まった時、集中が切れ始めた時などに得意科目の勉強をすることができると、持続的に勉強をすることがしやすくなります。

また、苦手科目というのは克服がとても大変です。
一度苦手と感じてしまうと、その意識を取り払うのはなかなか骨が折れるのです。

将来的に苦手な科目の知識も必要になることがあるかもしれませんが、それは大学や社会人になってから勉強することも可能です。

世の中には高校1年や2年から受験を意識して勉強をコツコツしている人もたくさんいますが、圧倒的多数を占める人は高校3年生になって以降で受験にエンジンをかけ始めます。
1年も期間がないにも関わらず苦手科目をたくさん抱えている状況というのはとても辛いのです。
それだけ短い期間しか勉強に充てられない状況において、多くの苦手科目を抱えているのは不利ですから、大学受験においては苦手科目を避けるというのはありです。

ただし、英語を文系科目と思っている人が一定数いますが、それは間違いです。

受験という点では文系でも理系でも英語という科目が課せられています。
また、理系の学問は全世界共通であるため英語で書かれた資料や論文が多く存在しています。文系でも英語で書かれた資料はありますが、各国・地域の文化などに関する文献ではその土地の言語で書かれていたりというものも多いのです。
総合的に見ると理系の方がより英語の文章に触れる機会が多いのかもしれません。

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