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大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です!
今回は、アウトプット学習の重要性と、効率的な学習方法についてお話しします!
アウトプット学習の質は受験結果を左右する⁈
こんにちは!武田塾溝ノ口校講師のヒビノです。
今回の記事の内容は、来年度受験生になる現在高校二年生の方や、来年度の受験に向けての倦土重来を図ろうとしている方に向けての、
アウトプット学習の重要性
をお伝えするものとなっています。
”勉強しよう”考えると、まず多くの方が思い浮かべるのが、単語や熟語、公式や人名、出来事などの暗記作業(これを”インプット”と呼ぶ)でしょう。
もちろん、ものごとの呼称や概念、内容など知識として頭の中に入れておかないといけないものはたくさんありますし、
それらの暗記や理解を覗いては、
入試問題を解く以前の、価値観のベースになる判断ができないままです。
しかし、多くの受験生が学習の全体としての目標をこのインプット段階に設定してしまい、いざ過去問や問題演習をする時期(学習段階)にまで達すると、
アウトプットという、インプット時に身に着け滋養した能力とは全く異なる能力を必要とする学習に戸惑ってしまい、
結果として受験本番までの短い期間で満足のいく問題演習や過去問演習を行えずに入試を迎えてしまった、というケースを何度も目にしています。
言うまでもないことですが、現状一部の入学試験を除く(慶應大文学部の英語試験は辞書の持参可能)ほぼすべての試験で、辞書や教科書、参考書の持ち込みは許可されていません。
これはどういうことを意味するかというと、試験本番、信頼できる唯一のソースは自分の頭の中に入っている知識と思考力のみということです。
試験時間という限られた時間内に問題文を読み、設問で問われている点をつかみ、自分の頭の中に蓄えた知識と照らし合わせ、且つ問われたことに忠実に、自分の言葉で答案を作成する
ここまでできて、点数がもらえます。
知識をインプットするのは受験勉強において大前提です、
が、それだけでは主に記述・論述式の問題を課す国公立大学受験において全く十分ではありません。
難関大学になると、インプット学習のみでは問題文の内容すらも理解できず、設問の論点もつかめなくなることがあります。
上述しましたが、受験は点数が取れて南畝の世界です。
受験勉強を始めた当初から、このことをしっかりと意識して学習を進めていきましょう。
アウトプット学習の進め方
以上では、インプット学習重視の危険性と、アウトプット学習の重要性についてお話ししましたが、ここからは具体的なアウトプット学習の進め方についてお話しししていきたいと思います。
①とにかくインプットを早く終わらせる!
まずは、各科目における学習の基本となる基礎知識のインプットを、なるべく早く終わらせましょう。
例を英語で挙げてみます。
大学入試の英語という科目は、ほとんどの大学において”長文読解”が出題形式の大半を占めます。
それはなぜかというと、
長文読解一題だけで、受験生の単語や熟語、文法の基礎知識であったり、文章内容を読解する論理能力、また未知の単語や熟語を文脈から推測する応用的な思考力を同時に問うことができる、
とてもコストパフォーマンスが高い問題だからです。
ところで、武田塾の英語のカリキュラムを見ていただければ理解されると思いますが、武田塾は英語の基礎学力を三つの力
すなわち単語、熟語、文法
に縦割りして、最初のうちはカリキュラムを進めていきます。
もちろん、単語帳が一周が終わったら二週目、次は一週目の時よりも早いペースで宿題を組みますが、一周目の確認テストにおいて、その合格点を概ね8割に設定しています。
それはなぜでしょうか?
ずばり、”早いうちにその参考書を一周目を終わらせたい”という考えのもとなのです。
インプット時の最初から完璧主義のもと、満点合格を堅持していたら、いつまでたってもその参考書の一週目すら終わらせることのできない受験生もいることでしょう。
そうなると、応用問題の習得や問題演習に割く時間が相対的に少なくなり、十分な演習量が確保できないまま入試本番を迎えてしまうことになります。
ここで、先ほどの長文読解の例に話を移すと、大学にもよりますが、概ねどの大学も基礎基本の習得は大前提として、さらにその上の、応用的な内容を含んだ問題を出題します。
そしてそういった問題に対応するためには、単語や熟語などの基礎のインプットをなるべく早めに終わらせて、問題演習を通じて実践力を養うことが大事なのです。
ここで強調しておきたいのが、基本事項のインプットを疎かにしてまで、アウトプットに急げ
ということではありません。
あくまで、基礎基本のインプットを大事にしつつ、その時点で完璧に理解・暗記しようとは意識しないで、なるべく早くアウトプット学習に移行しよう
ということです。
インプット学習終了の時点で完璧に知識が入っていないことに不安点があると思いますが、
その点は全く心配要りません。
なぜなら、
②アウトプットしつつインプットしろ!
一見 ”何言ってるの?”とお思いなるかと思います。
ここでも英語を例にしてみましょう。
インプット学習を早々に卒業して、英文解釈や英文読解に移るとします。
(この時点で、使っている単語帳や熟語集などの暗記は半分程度でも大丈夫です)
もちろん、英文解釈という、それまでの暗記中心の学習から、読解や論理力・思考力を必要とする学習に変わることで最初のうちは慣れないことも多いと思ます。
また、知識を100%でインプットしていないので、基本的なところでつまずいてしまうでしょう。
しかし、この段階では問題演習(アウトプット時)においてつまずいてしまったところや、頭の中に入ってなかった知識に該当するところだけを、単語帳や文法書に戻って復習するようにしましょう。
そうすることで、実際の文章において、単語や熟語はどのように使用されるかであったり、狙われやすい文法事項などが、
問題演習を通して効率的に、ピンポイントで学習できます。
そして、後日また同じ問題を復習するときには、一回目の演習で得た知識を活用して正解すれば良いのです。
このように、問題演習を行えば行うほど、新しい知識もインプットされるのです。
またそうして得た知識の習得法によって、入試問題における頻出事項などを、
ただ漫然と最初のの章から単語帳などを進める学習法よりも効率的に掴むことができるのです。
今回は英語におけるインプットとアウトプット学習の例を示しましたが、これはどの科目にも当てはめることが可能です。
復習ですが、大事なのは
インプット時に完璧主義に走らない
インプット単体の学習を早々に切り上げる
アウトプット時にも可能な限り知識をインプットする
この三点です。
最後に
今回は、効率的なアウトプット学習の重要性とその方法についてお話ししました。
これは、大学入試の学習においてだけではなく、世の中、ありとあらゆる事象に当てはめることができます。
ぜひこの機会に、このことを意識して学習に取り入れてみて下さい。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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