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勉強しなくても大学に入れるって本当!?総合型選抜の実態とは!

はじめに

 

武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分

大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。

 

はじめまして!講師の安田です。

私は現在、慶應義塾大学法学部法律学科に通う大学1年生です。

 

毎日眠気と闘いながら授業をこなしているしがない大学生ですが、今日はタイトルにもある通り「総合型選抜」という受験方式の謎を私の実体験に基づいて解明していきたいと思います。

 

そもそも総合型選抜って何?

 

突然ですが皆さんは、「大学受験」と聞いてどのような入試方式を頭に思い浮かべるでしょうか?

 

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多くの人は1月から3月にかけて行われる一般入試を思い浮かべるのではないかと思います。次点で指定校推薦や公募推薦といった推薦入試が浮かんでくるのではないでしょうか。

 

なんとなくお分かりだとは思いますが、実は私はこの2つの入試方式ではなく、「慶應義塾大学法学部FIT入試」という所謂、総合型選抜という入試方式で合格を頂きました。

また、「明治大学政治経済学部グローバル型特別入試」という総合型選抜の入試も受験し、こちらでも合格を頂くことが出来ました。

 

近年徐々に知名度を上げているこの入試方式ですが、実際のところ受験の全貌を知っている人やこの方式を利用しようと考える人は少ないように感じます。

また、もともとはAO入試という名称だったため、「一芸入試」というイメージを抱く方も少なくないのでないのでしょうか?

 

だが私はそんな人に向けて大声で言いたい!誰にでもチャンスがある入試だということを!

 

総合型選抜とは

 

そもそも総合型選抜とはどういう受験方式なのでしょうか。

 

この受験方式は、「アドミッションポリシー」と呼ばれる大学側が求める学生像に沿った人材を見つけるために行われている入試です。

各大学によって差異はありますが、小論文や面接、グループディスカッションやプレゼンテーションなど、さまざまな選考方法が用意されています。

 

つまりこの入試は「自分がいかに志望大学に入学すべき人材であるかをアピールする入試」だと言えます

 

どんな大学で採用されてる?

 

「所詮こんな胡散臭い入試方式を採用しているのなんて私立大学だけでしょう...?」

なんていう声が聞こえてくる気がするのですが、実は私立大学だけではありません。

なんと国公立大学もこの入試方式での入学者数を年々増やしていってるのです

 

令和四年度では日本国内全私立大学の91.4%が、国立大学の78.0%がこの入試方式を採用しています。

この数字を見るとマイナーな入試方式とは言えなくなってきているように思えます。

 

ですが、まだ基本的には出回っている情報が少なく、経験者の数も多くはないのでこの入試方法に気が付かないまま、受験を終える人も多くいるのが今の現状といえるでしょう。

 

勉強しなくても大学に入れるの?一芸入試って本当?

 

「総合型選抜」と聞くと旧AO入試のイメージが色濃く残っているため、未だに「一芸入試」という印象を抱いている人が多くいると思います。

一芸入試と聞くと、まず一つ目に「勉強しなくても大学に入れるのではないか」、二つ目に「逆に分かりやすい実績が無いと受けることができない入試ではないか」という二つの疑問をよく耳にします。

この二つの疑問に対して私の実体験を基づいて答えを出します。

 

答えは両方とも否!です。

 

詳しく解説していきますね。

 

勉強しなくても大学に入れる?

 

これに関しては、私の名誉のためにも大声で言わせてください。

全くもってそんなことありません!

体感ではありますが、きちんと大学に見合った学力の人が合格しているような気がします。

 

というのも総合型選抜とは言え、高校時代の評定や語学資格を大学に提出しなければならないので、全く学力が計られないというわけではないのです。

 

私が受験した慶應FIT入試は、一次試験と二次試験があります。一次試験では、提出した書類でふるいにかけられます。

その際、志望理由書や高校からの調査書等を提出するのですが、一次試験を通過するのは評定が高い子やハイレベルな語学資格を有している子が圧倒的に多いです。(大学側は明確な審査基準を表明していないので、勿論例外な子もいますが…)

更に、明治大学のグローバル入試に関してはある一定の語学資格レベルを有していないと出願すらできません。(英検でいうと準1級以上からしか出願することができません)

 

つまり、一定の学力がないと受験することすらできないと言えます。

 

また、この総合型選抜は倍率のある入試です。指定校推薦等とは異なり、不合格になる可能性も大いにあります。

そのため、総合型選抜に向けた対策をしながら、一般受験の勉強をしなければなりません。

加えて、総合型選抜で求められる小論文はレベルの高い大学になればなるほど難易度が高くなります。小論文では幅広い知識と文章力が必要になるので、付け焼刃の対策で合格するというものではありません。

実際に総合型選抜で合格している人は、高校1年生など早い段階から入試を見据えた対策をしている子が多いような気がします。

 

したがって、負担はかなり大きく、勉強しなくても大学に入れる楽な入試とは決して言えないでしょう!

 

分かりやすい実績が無いと受けることが出来ない?

 

今までつらつらと、この入試が如何に大変かを述べてきたわけですが、私はこの入試方式は誰にでもチャンスがある入試だと考えています。(今のところ説得力0ですが…)

 

総合型選抜に関して、AO入試時代の「高校時代何か偉大なことを成し遂げた人が合格する入試」というイメージが未だ払拭されていない現状があります。

そのため、受験するのを躊躇っている受験生や親御さんがいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私自身、受験している最中まで私のような凡人が受かるような入試では無いと考えていました。

事実、この入試方式で早慶以上の大学に合格していく人は、留学経験のある人、全国レベルの大会で入賞した人、中には政治家と対談した経験がある人など、華やかな人生経験を有している場合が多いです。

しかし、部活動と勉強は力を入れて取り組んできていたものの、そんな華々しい実績を持っていない私は本当にこの入試で合格できるのか、とても不安でいっぱいでした。

 

ですが、そんな凡人代表の私でも合格を頂くことができ、晴れて憧れの慶應生として大学に通っています。

 

大きく分けて2つ合格のポイントがあると思います。

 

①その大学・学部が欲しいと思える人材かどうか

 

大学とは教育機関且つ研究機関です。

 

そのため、大学が力を入れている研究や学問に役立つ見込みのある受験生や、その大学の卒業生として世の中の役に立ちたいというビジョンを持った受験生は大学側にとって「欲しい人材」になるというわけです

 

裏を返せば、どんなに煌びやかな実績があっても、大学の役に立たない学生は不要であるということになります。

実績があるに越したことはないと思いますが、勉強に対する熱意やその学問を勉強する上での適正(法学部を例にあげると法的思考があるか否かなど)、その大学に対する熱意があれば合格の可能性は大いにあるとい思います。

 

 

 

②言語化する力

この入試方式では、主に小論文や面接などの選抜方法が採られています。

 

そこで重要となるのが、「自分の内面を言語化する力」であります。

これは頭の中で考えていることを素直に伝えるということではありません。

自分の頭の中で考えていることを如何に印象良く伝えられるかということです。

 

嘘をつくのは良くないですが、自分のこれまでの行動や抱いている思いをすべてさらけ出す必要はありません。

情報の取捨選択をして、自分の等身大の言葉を使って面接官や小論文を読む相手に自分をアピールすることが、この入試方式では一番重要なのかなと思います。

 

この力を身に着けることは難しいことのように思えますが、私自身は読書毎日日記をつけることによって言語化する力を身に着けたと自負しております。

 

参考程度に読んで頂けたらと思うのですが、読書は新書を中心に年間30冊ほど本を読んでいました。

日記については中学の頃に部活のノートを、高校の頃は日々の日記を毎日欠かさず付けていました。

 

この力は長い時間をかけて身に着ける必要があると思うので、これを見た瞬間に余裕があればやってみて欲しいなと思います。

 

 

おわりに

 

実態があまりよく分からなかったであろう総合型選抜について、少しでも新しい情報を提供できていれば嬉しいです。

一定の学力は必要になりますが、とても手の届かない入試という訳ではありません。

 

これを機に是非、志望校の総合型選抜について調べてみてください!

 

お読み頂きありがとうございました。

 

 

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