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経済学部って実際何を勉強しているの?どんなところ?

はじめに

 

こんにちは。武田塾溝ノ口校講師の吉田です。

今日は私が通っている経済学部についてお話ししたいと思います。

 

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みなさんは経済学部と聞いてどんなことを勉強するのか想像できますか?

入学当初、私は何を勉強するのか、どんなことを身に着けることができるのか全く分かりませんでした。

経済学部に入学した理由も、受験科目が少なくて理系科目しか勉強していなかった私でも勝算があったからです。(ごめんなさい。。。。)

受験校や何学部に行こうか迷っている方に向けて、なるべくわかりやすく経済学部の魅力や強みを語っていきます!!!

 

経済学部ってなにを勉強するの?

 

経済学部は経済学を学ぶための学部です。

じゃあそもそも経済学ってなんだろう???

めっちゃ簡単に経済について説明すると、私たちの生活全般のことです。

働いてお金を稼ぐことや、スーパーで食材を購入すること、小難しい政治のことも経済活動の一環であるといえます。

つまり経済学を勉強することは、私たちのリアルな生活を少しだけ深いところまで知る、そのための手助けになるわけです。

 

ここからは具体的に、経済学の専門科目にはどんなものがあるのか見ていきましょう。

 

経済学部の必修科目

 

多くの経済学部で一番初めに学ぶことの一つとして『マクロ経済学』『ミクロ経済学』があります。

マクロ経済学とミクロ経済学は全ての応用経済分野の理論的枠組みの基礎であるので、受験勉強と同じように基礎をしっかりと叩き込むことが重要です。

マクロ経済は文字通り経済を大きな視点でとらえることで、主にGDPや物価指数、失業率などの数値を用いて勉強していきます。

ミクロ経済はマクロ経済の対義語で、企業や家計など比較的小さな単位から経済をとらえることを学びます。

(私はミクロの方が難しく感じて、テストのための勉強がめっちゃ大変でした。グラフとか数式とかも出てきます!)

 

みんなが知ってそうなところでいうと、需要曲線とか供給曲線とか!!!

そのふたつの交点が均衡点で、市場価格を決めるよーっていうのは有名かもしれません。

それをもっと深堀りしていくと、例えば「市場の失敗」といって市場任せでは財やサービスの効率的な資源分配を実現できない状況になってしまったり、市場メカニズム(需要が多すぎると価格が上昇する、逆に供給が多すぎると価格が下落するといった調整メカニズムのこと)がうまく作用しなかったりします。

じゃあどんな対策が必要だろう、どうしたらみんながハッピーになれるかなということを考えるのが経済学であり、経済学を学ぶための基礎作りが『マクロ経済学』『ミクロ経済学』になります!!

だんだん興味がわいてきましたか~??

 

 

基礎がわかったら、より詳細な専門科目の学びに入ります。

ここからは、私が履修している専門科目を紹介します。

 

ひとつめ『財政学』

 

財政学とは政府がどのようにお金を集め、管理し、使うのかを研究する学問のことです。

 

政府には、

①資源配分の効率化 ②所得再分配 ③経済の安定化

 の3つの役割があるといわれています。

 

資源配分の効率化とは、政府が経済状態をより望ましい状態に変更することを指します。

これは、上で述べた「市場の失敗」を政府が介入することで解決しようという試みです。

 

所得再分配とはみんなが知っているように、世の中の高所得者も低所得者も生活に困らないようにしようという役割があります。

そのために、たくさんお金を稼いでいる人から所得税として納税してもらって、年金や医療費、生活保護として生活が困窮している人を支えています。

 

経済の安定化とは、現実の社会の不安定な要素(失業、インフレデフレなど)を公共事業や金融政策で安定させようというと取り組みです。

(最近のインフレは私たちの生活をだいぶ苦しめているので、なんともいえませんが、、、、)

 

財政学はこんなことをもっと深堀していく学問です。まとめると経済において政府ってどう役に立っているのかを知るための勉強です。

 

 

ふたつめ『ファイナンス論』

 

ここではとりわけコーポレートファイナンスについてお話します。

コーポレートファイナンスの目的は、会計上の利益の最大化ではなく、企業価値、つまり株主の価値を最大化することです。

どれだけの出資をすれば、どれだけのリターンが期待できるのか、それにはどのくらいのリスクが伴うのかを考えていきます。

利益率やリスクを数値的に求める際に数式を用いて考えます。ここでは四則演算はもちろん、高校数学のデータの分析の知識を必要とします。分散とか標準偏差とか!!!投資のリスクが中心からのずれ、いわゆる分散や標準偏差で表すことができるということは興味深いですよね!!!

 

 

みっつめ『事業戦略論』

 

これは企業のひとつひとつの事業において、適切な意思決定は何なのかを学ぶ授業です。

企業や、事業内容、その事業組織がおかれている状況によって適切な判断は異なってきます。明確に目標を掲げ、その目標に向かってどのように組織を運営していくかを検討するのが事業戦略です。

授業内では、”こんな状況に置かれている企業があります、あなたならどう考え、どのような運営を行いますか”というような問いを考えます。

特に記憶に残っているのは、花屋の例です。全国チェーンとして企業のブランド化を目指した店、農家からの直接仕入れで種類は少ないけど安価を実現する店、ターゲットを個々人ではなくスーパーマーケットやビジネス現場に絞った店の対比です。これらの店は、同じ花屋ですが、まったく異なる事業戦略をとっています。その店の目標や現在の状況によってとるべき行動は違ってくるということです。

 

最後に『国際経済学』

 

国際経済学とは、読んで字のごとく国際的な経済状況を学ぶ授業です。

国と国の間の財・サービス・資金の配分、取引メカニズムを明確にし、生産者、消費者、または国全体にもたらす経済上の影響、また国際取引に政府が介入することでもたらされる効果を学びます。

というと難しく聞こえますが、要は国どおしのやり取りを学ぶということです。

国際経済学の面白さは、国ごとに異なるシステムのもと経済活動が行われている中で、(わかりやすいものだと通貨だったり、社会主義だったり!)基準をそろえて各国を比較しながら学ぶことが出来る点です。

国際経済を勉強していて感じるのは、日本以外のことも学ぶことで、日本について知らなかったことがたくさん浮き彫りになるということです。国際的な学びをすることで日本の強み、魅力に気が付くのも素敵なことですね。

 

以上が専門科目の紹介になります。

 

 

いかがだったでしょうか?

経済学が身近に感じたり、経済学部おもしろそうっておもってもらえたらうれしいです。

このブログが皆さんの受験校選び、学部選びの助けになりますように。

武田塾溝ノ口校講師の吉田がお届けしました。

 

 

 

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