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大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です
新受験生の皆さんへ
こんにちは。武田塾溝の口校講師のヒビノです。
この週末の冷たい雨と風で、関東の桜の花はおおむね散ってしまいましたが、今週からはまた春らしい暖かなお天気が続くそうですね。
しかし、日中と朝晩の寒暖差は依然として残るようなので、くれぐれも体調管理はお気を付けください。
また、学年が上がって晴れて新受験生になった新高校三年生の皆さんは、これから始まる怒涛の受験勉強の日々に、期待と緊張の武者震いをしているのではないでしょうか。
よく一年はあっという間(正確に言うと受験本番までもう一年もないですが)と言いますが、その期間ずっと同じモチベーションを維持しコンスタントに勉強を続けるのは、とても難しいことです。
年度の最初はやる気に満ち溢れ、あれもこれもと自分のキャパシティーを超えるほど勉強を頑張ってしまうこともありますが、大事なのは、
”如何にモチベーションを維持し、勉強を継続できるか”
です。
初めだけ欲張りすぎて、結果あとになりそれが続かずに失速していってしまっても、入試本番までという長い目で見れば、あまり意味のないものになってしまいます。
とにかく今の時期は、自分に合った勉強スタイルや合格までの逆算スケジュールを確立することに集中しましょう。
今年度最初の模試が迫る
今回のブログでは、
「受験学年になって初めての模試を最大限に活用する方法」
を予習・復習の面を中心にお話ししていきます。
まずは、主要予備校の今年五月ごろに実施が予定されている模試の概要をザっと見ていきましょう。
(お住いの地域によって実施日が異なることがあるので、ここでは各模試の東京における実施日を参考にしています)
・河合塾
第一回全統共通テスト模試(5/1)、第一回全統記述模試(5/15)
なお、河合塾は上記二つの模試のほか高3生・浪人生向けに「プライムステージ(4/24」という模試を実施していますが、この模試の受験生は他の全統模試ほどの多くないと思われます。
・駿台
第一回共通テスト模試(5/9)、第一回駿台全国模試(5/30)
(この他にも、東進や代ゼミがマーク式や記述式の模試を実施していますが、受験者数や日程の関係でここでは記載しません)
以上の様に、いずれの模試もGW中、またはGW後に実施されることが分かります。
既に学校単位での受験が決まっている受験生はそちらの指示に従いましょう。その他、個人的に申し込んで受験をする受験生はもうすでに申込期間が始まっているところもありますので、忘れずに申し込みましょう。
いずれの模試も学校が休業の日に実施されますので、安心して受験できます。
5月模試のポイント
①出題範囲に注意する!
5月に実施される多くの模試は、その時期的なことも考慮されて、主に文系なら地歴科目、理系なら理科科目において出題範囲の限定があります。
これは、特にカリキュラムの進度が比較的にゆっくりな公立高校などに通う高校三年生のために、内容面でのハンディキャップを是正しようという目的のためです。
模試には、進度の早い中高一貫校に通う受験生や、全範囲の学習を終えている既卒性(浪人生)が同じ問題を一斉に解答するため、どうしても「進度」というハンディキャップは避けられません。
そのうえ、その条件の下で偏差値や志望校の判定は出されても、各受験生の学習条件が画一化されていないために、それらの情報も信用に値するものとは言えないでしょう。
ゆえに、各社はこの時期の模試において、一番進度の低いであろう受験生層のカリキュラムの進度に合わせているのです。
例を見てみましょう。
河合塾第一回全統共通テスト模試
世界史B
(ヨーロッパ▶15世紀末まで(ルネサンス・大航海時代は除く)、
中国▶元朝末まで、
西アジア・東南アジア・インドなど▶14世紀末まで)
化学
(化学(反応速度と化学平衡、無機物質、有機化合物、高分子化合物は除く))
②比較的易しめの出題がされる
これは各社が公式に発表していることではありませんが、受験業界において往々にして言われることです。
上述のように、そもそも受験者間での既習進度に差のある科目は出題範囲の設定などで対処されますが、国語や英語、数学は5月の模試から大学入試で問われる全範囲からの出題がされます。
しかし、もちろんこれらの科目にも、この春新しく受験生になった新高3生のへの考慮がなされています。
共通テスト模試を例にお話しします。
共通テスト模試は、各社年間を通じて複数回実施します。
5月、夏休み、10月、12月などの共通テスト本番直前など、本番が近づくにつれて段階的に難易度を上げているのです。
(これもまたよく言われることですが、12月の共通テストプレはどの模試も本試験よりも難易度が高くなっていることがあります)
ゆえに、今年度最初の実施である5月の模試は本試験よりも易しい出題で、初めて試験という形で共通テスト形式の問題を解く新受験生にも無理なく取り組むことができます。
また、難易度は違えども形式であったり時間配分などは変わらないので、十分に本番を想定した実戦がつめるでしょう。
③既卒生や学習が進んでいる受験生は良い判定が出やすい
以上の事柄からも、5月の模試は内容や形式、両面ですでに一通りの学習を終えている既卒生や学習進度の早い受験生に有利であるという事実は否定できません。
なので、そういう受験生には良い偏差値や判定が出やすいでしょう。
しかし、そういう方もそこで過信してはいけません。
いい結果が出たのは、もちろん実力ゆえにかもしれませんが、まだ新高3生が受験という土俵に完全に立っていない状態でよい結果が得られても、それは受験本番でも良い結果が得られるということと同じではないからです。
④新高3生は、「結果」よりも「経験」重視!
そして、新高3生の方も、今回の模試であまりいい結果(偏差値や判定)が得られなかったとしても、以上の理由からあまり落ち込む必要はありません。
結果をメインで考えるよりも、今回は「模試を受験する」という「経験」をメインで考えましょう。
多くの模試は受験する科目をすべて一日のうちに終わらせるので、受験生は朝から晩まで試験を受け続けることになります。
また、公開会場で受験する場合は、周りに違う高校の人、もしくは年齢層の方と一緒になって受験します。
お昼ご飯はどのタイミングで食べると眠くならずに集中できるかなど、これらのこともすべて「経験」です。
もちろん学習がすでに軌道に乗っている方は、最初から良い判定や偏差値を取ることを目標にしてもかまいませんが、多くの新高3生はまだ学習が進んでおらずに、初めて受ける模試に不安で一杯でしょう。
偏差値や判定は、「夏休みが終わった以降」に気にすれば良いのです。
今は、とにかく試験という経験(環境)に”慣れる”ことが重要です。
終わりに
今回は、今年度初めての模試を、どのように意識すればよいかについてお話ししました。
模試は、今の自分の学習状況をチェックする点においてとても有用ですが、それと同じくらいに「試験慣れ」をするという点でも重要です。
一回受験するだけでも、お金と時間、さらには労力も必要となるものなので、一回一回を大切に、そして主体的に受験しましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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