武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分
大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校講師の寺田です。
今回は、共通テストのリスニング対策についてお話したいと思います。
共通テストについて
共通テストリスニングの基本的な情報をご紹介しますね!
点数配分はリーディング100点に対して、リスニング100点です。試験時間も1時間ずつです。
聞き取る英語の音声は2回流す問題と,1 回流す問題があります!
アメリカ発音だけではなくイギリス発音、また少し日本人の発音に近いようなものも昨年は流れていたので、
誰が話していても聞き取れるように、もっと言えば、将来皆さんがどこの国出身の人を相手にしても、英語で対応できるようにという文科省からのメッセージでしょう!
リスニングに必要な能力とは?
リスニングを上達させるためには主に2つ意識してほしいことがあります!
単語、文法の理解
まず一つ目は単語と文法の理解です!
例えば、私たちが業者さん同士の話している日本語の専門用語や、あるいは学者が話している理論や現象の名前を聞き取っても、それが何を意味するのかまではわからないですよね?
それと同じように、英語でも、インタレスティングと聞きとれたところで、「興味深い、面白い」という意味を知らなかったら、それはいつまでたってもただのインタレスティングという呪文のままです。
したがって、
インタレスティング→interesting→興味深い、面白い
までたどり着くために、ある程度の語彙、それから文法を理解して、まずはリスニングでもリーディングであっても日本語訳できるようになることが大事なのです。
聞き取ったことを正しく理解する
よくリスニングの対策には、英語に聞き慣れることが大切だと言いますが、ゴールは流れている英語を正しく理解することです。
英語を全く聞き取れない人にとっては、まずは聞き慣れることが英語に馴染むという点では大事かもしれません。しかし、ただ聞き慣れるだけだと、本番でも聞き流す癖がついてしまいます。
洋楽が好きだけど何を言ってるのかわからない現象もこれが原因なのではないでしょうか?
「集中して聞き取って理解する」ここまでがリスニングの練習には必要です!
話の要点を掴めるように練習しましょう!
正しい発音を知る
英単語帳で意味を覚えた単語がリスニングでも聞き取れ、理解できるためにはその単語が実際にどのように発音されるのかを知っていなければいけません!
改めて発音を確認してみると「思っていた発音と違った!」なんて単語はいっぱいあります(笑)
そして、間違ったまま覚えていた単語がリスニングで出てきてしまったらおそらくその単語は聞き取れないでしょう
でもこれって、すごくもったいなくないですか?単語帳を何回も繰り返して覚えたのに発音が分からなかっただけでその問題を落としてしまうなんて、、(しかも単語帳にはアクセントも単語と一緒に載っているのに)
こんなことにならないためにもリスニングの勉強の中で聞き取れなかった単語や不安な単語の発音は確認をしておきましょう!!
具体的な対策は?
それでは具体的に効果的なリスニングの上達には何をすることが大事なのでしょうか?
単語力・文法力強化
まずは単語(ターゲットやシス単など)や文法(ネクステやヴィンテージなど)をこれでもか!というくらいに反復して覚えましょう!そして同時進行で、または少し慣れてきたら、付属のCDやアプリなどで単語の発音の仕方を音声でも確認する癖をつけましょう!
リスニング力強化
次にリスニング練習の方法についてです。
①問題演習をする
英検や共通テストやセンター試験過去問などのリスニング問題をまず解いてみましょう。イギリス発音の聞き取りを練習したい方にはIELTSもおすすめです。
また問題の音声を聞く際は、なるべくイヤホンでなく、スピーカーなどで音源を離して聞くことをお勧めします。
というのも、イヤホンで聞くのと、試験会場のスピーカーから聞くのとは環境が違うからです。
共通テストではICプレイヤーが用いられますが、国公立や私立大学の試験会場では、スピーカーからの音声になるので、教室によって音質が異なりますし、自分や他の受験生の立てる物音が入り込みます。
イヤホンでのダイレクトな音声に慣れ過ぎると、こうした環境に対応できなくなる恐れがあります。
逆にスピーカーからクリアではない音声に慣れている人が、イヤホンを通じたクリアな音声に対応するのは簡単だと思います。
ですから、共通テストだけでなくその先の試験を見据えると、普段の学習からイヤホンを用いないでリスニング問題を解く方が良いと言えます。
②発音練習をする
英語は、自分で発音できるようになってこそ自然に聴き取れるようになるものです。
ネイティブの正しい発音を聴いて、真似して発音の練習をしていきましょう。
ただ漫然と聴いているだけでは聴き取り能力は決して向上しません。
発音というアウトプットがあって初めて正確に聴き取れるようになります!
③シャドーイングをする
シャドーイングとは、英語を聴きつつ後を追いながら自分も真似して発音するという学習法です。
リスニングの勉強に取り組んでいる方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ただいま絶賛放送中の「ドラゴン桜」でもやってましたね!
シャドーイング、実はこれが、リスニングの上達には効果抜群なのです。
まずネイティブの読み上げるスピードについていきながら発音しなければならないので、英語のスピードに慣れることができます。
また、ネイティブの発音を真似することで、英語独特の抑揚やリズム、息継ぎ(区切り)の場所や音の繋がりも体感的に覚えることができちゃうんです。
リスニングができない原因の多くを、シャドーイングは解決してくれます。
教材は何でもいいです!長文が掲載されていて、CD付きのテキストであればどれでも良いのでどんどんシャドーイングにトライしていきましょう!
ちなみに武田塾のルートにある参考書では、個人的に速読英単語や速読英熟語がオススメです!
④長文音読をする
英語長文を音読していくことは、英文理解スピードの向上を助けます。
一度全文意味を把握した長文を、CDに合わせて頭の中で意味を追いながら音読していきます。
何度か繰り返しているうちに、スラスラ英文を読めるようになっていくと思います。
英語を英語として処理できるようになっているのです。
英文を見ながら読んでいける分シャドーイングよりも難易度は低いので、あるテキストを音読→シャドーイングの順で取り組むとスムーズに進むでしょう。
⑤英語ニュースを聞く
リスニングの勉強の一環として、英語ニュースを視聴するという方法は有名ですが、これは上級者向けのやり方になっています。
リスニングが苦手だという人にとって、英語ニュースは教材としてのレベルが高すぎます。
リスニング練習は、自分が聴き取れるレベルのものを使ってやらないと意味がありません。
自分でリスニング能力がだいぶ上がってきたな、と思う人だけ手を出すようにしましょう。
これまで上げてきた勉強法の中では、最も優先順位が低いと捉えてもらって問題ありません。
「毎日」続けること
リスニングの勉強で一番大事なのは、「毎日」続けることです。
リスニング能力は身体技能に近いものがあるので、スポーツと同じで1日でも欠かすと遅れを取り戻すのには3日近くかかると言われています。
せっかく一定期間頑張って勉強をしていても、突然サボりだしてしまったら身につけた能力は台無しになっていまいます。
できれば試験本番までは一日も欠かすことなくリスニングの勉強を続けましょう。継続は力なりです。
最後に
いかがだったでしょうか。
リスニング対策の参考になったでしょうか。
上にも書きましたが、リスニング上達のための勉強において最も重要なことは毎日続けることです。
今回の記事を参考にして、自分がリスニング上達のためにやるべき勉強が決まったら、必ずそれを毎日継続させるようにしましょう。
継続には休憩も大切です!!溝ノ口校お勧めの休憩は・・・
団子有名店で団子を買ってタリーズコーヒーでまったりです\(゜ロ\)(/ロ゜)/笑
~溝ノ口校へのお問い合わせはこちらから~