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【受験相談】保護者必見!大学受験を見据えた定期テストの向き合い方

武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分

大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。

今回は、学校の定期試験でなかなか思うような結果を出すことが出来ない学生の特徴と、定期テストとの向き合い方についてお話します!

 

大学受験から捉える定期試験の重要性

こんにちは。武田塾溝ノ口校講師の日比野です。

高校の定期テストは、

中学生の時よりも難易度、範囲、課される課題を含め、

すべての負担が重くなります

それとは裏腹に、中学の時は子供のテスト対策を手伝っていたが、

子供が高校生になったらまるっきり手伝わなくなったという保護者の方も多いことでしょう。

 

しかし、高校の定期テストは内容的にも制度的にも 大学受験と深くかかわっている 

ということを意識しているご家庭は少ないのではないでしょうか。

ここで、その根拠となるいくつかの事実を挙げていきます。

 

共通テストに出題される内容の約8割が高1・高2の学習内容

共通テスト(旧センター試験)は、大学受験の結果を大きく左右する存在なので、

難しい問題ばかりが出題される

とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、実際は、

主に教科書レベルの基本的な学習内容の定着の確認をするための試験 です。

ゆえに、高校のうちに学習する内容のなかから、基本的で重要な問題が満遍なく出題されます。

 

このことを考えると、三年生になって慌てて全範囲の学習を始めるよりも、

一年生のうちから、定期テストをバロメーターにしてコツコツと既習範囲を定着させる

ほうが、受験期を見据えたときに、効率的です。

 

 

指定校推薦(学校推薦型選抜)やその他の推薦の審査基準になる

おそらく、現役の高校生の中で、

学校の定期テストに集中して取り組んでいる学生たちの持つ主な理由はこれでしょう。

 

指定校推薦は、主に各大学と提携を持つ高校が、

大学から、学部ごとに推薦者として受け入れる学生の枠を与えられていることが多いです。

例:A高校は、B大学のC学部にXX人の推薦枠を持っている。

 

多くの場合、出願にあたっては一定の条件が設けられています。

また、その条件をクリアしても、

推薦枠の上限があるので、定期テストの成績などにより学内選考

にかけられることになります。

この場合、

当然一年生の頃からテストで良い成績を収めていた学生が有利

なのは言うまでもないしょう。

 

また、最近では指定校推薦に限らず、様々な大学(国公私立大問わず)が

入学者選抜で高等学校における成績を選考基準の一つにしています。

 

例:横浜国立大の経営学部 一般入試 前期試験の内容は、第二次試験なしの共通テストの点数 + 高校在籍時の評定平均

 

受験で重視される”記述力”養成の場になる

昨今、共通テストに記述式の設問を設けるかどうかという話題が、

しきりに報道されていたことを覚えている方も多いと思います。

結果的に、短期間に多くの答案を公平に採点することが不可能として、現時点では見送りになりました。

 

しかし、記述式の問題は、

選択式の問題では測ることのできない、受験生の論理的な思考力

それを答案として表現する力を同時に見ることが出来るとして、

難関大では特に重視される設問です。

 

高校の定期テストは、既習範囲の中の実際の入試問題よりかは易しい問題で、

無理なく”記述力”をつけることが出来る絶好の機会なのです。

 

結果が出ない生徒の特長

ここまでは、高校の定期テストと大学受験の関係性についてお話ししましたが、

ここからはよく見られる、

定期テストでなかなか良い結果を出せない高校生の特徴

をいくつか見ていきましょう。

 

①そもそも取り掛かるのが遅い

上述したように、高校の定期テストは中学のそれとは違い、量も質も大幅に上がります。

 

中学の頃は、一週間前やそれよりも遅く(極端な話テスト前日)に試験勉強を始めて間に合っていたとしても、

高校生になると、それでは通用しないことが多いです。

 

また、”普段は真面目に授業を受けているから”と過信して、

試験勉強を直前になり始めてしまい、

結果本番では良い結果を出すことが出来なかったといったケースもあります。

 

②目標を立てずに勉強を始めてしまう

迫りくる定期テストに、

何の目標も立てず、ただただ漠然と勉強を始めてしまい、効率の良い試験勉強ができない

というケースも見られます。

 

この場合、テストの準備はきちんとしたのにもかかわらず、

その努力値とテストの点数が比例しないことが多く、

学生の勉強自体に対するモチベーションを下げてしまう一因となってしまうことが多いです。

 

③1日ではこなせない量を設定してしまう

いわゆる”4月病”です。

 

たいてい定期テスト対策を始める前に、その期間の勉強スケジュールを一日単位で組むこと生徒が多いです。

それ自体はとても良いことなのですが、”あれもしよう、これもしよう”と張り切りすぎて、

企画倒れのスケジューリングになってしまう

ことが多々あります。

 

せっかく組んだ計画も、生徒の実力的に実行不可能なモノなら、

残念ながら何の意味もなさないでしょう。

 

④完璧主義に陥ってしまう

③と内容面でのつながりがあるのですが、こちらは計画作成時ではなく、実行時についてです。

 

自分の実力に合った計画を立てても、

その計画が完璧すぎるがゆえに、

少しでも計画どうりに行かないと、やる気を失ってしまう というケースです。

 

上手な対策法の立て方

では、定期テストで思うように結果を出すには、どのように試験勉強をすればよいのでしょうか。

ここからは、

上記の失敗する生徒の特長と対応させながら、

お話ししていきます。

 

①2週間前を目安に、勉強を始める

高校の定期テストの難易度的に、やはりある程度の時間をかけて試験対策をした方が良いです。

 

一般的に、試験勉強を始める目安として、

試験の二週間前が良いとされています。(もちろん個人差はあります)

では、その二週間をどのように過ごせばいいのかについて、

一つの例

を考えてみましょう。

 

(1)試験範囲総復習期間(二週間前~一週間前)

この期間は、

主に全ての科目(得意不得意関係なく)でテストの出題範囲となっている教科書や問題集、授業プリントなどの該当箇所を、

全体的に見直し、重点的に勉強すべき分野を見極めます。

 

(2)不得意分野徹底見直し期間(1週間前~3日前)

この期間は、

上述の総復習期間で見つけた自分の弱点を、集中的に且つ徹底的に克服する期間

としましょう。

もうすでに理解している分野については、

本番ではケアレスミスにだけ気を付ければ良いので、この期間中は特に気にする必要はありません。

 

定期テストで高得点を取るには、

如何にこの期間を有意義に使えるかにかかっています。

 

(3)試験直前見直し期間(3日前~前日)

(1)、(2)それぞれの期間で

 やり残したことがあったり、

(2)の期間中に消化しきれなかった苦手分野がある場合、この期間で克服しましょう。

 

また、次の日にテスト本番がある科目の総ざらいもこの期間に行えば十分です。

 

②各科目で、具体的な目標を立てる

ただ漠然と勉強をするよりも、

短期的あるいは中期的な目標を定めて勉強をしたほうが、効率が良い

のは言うまでもないでしょう。

 

たとえば、A君の前回の定期試験の各科目の点数が以下のようだったとします。

英語:50点、数学:70点

そして、A君は来たる定期試験に向けて、

次のような目標を立てました。

英語:70点、数学:90点

各科目20点の点数アップを目標に設定しましたが、

同じ20点でも対策の方法は全く違います

 

一般的に、得意科目の70点を90点に上げるよりも、

苦手科目の50点を70点に上げる方が簡単です。

なぜなら、得意科目の点数の伸びしろは応用問題や発展問題のみで、さらなる質の高い対策が必要となりますが、

苦手科目の伸びしろには、今まで疎かにしてきた基本の内容が含まれています。

そこを対策すれば、目標点数に近づくのです。

 

このように、具体的な目標を定めると、それを達成するためのより具体的な勉強方法

が自ずと見つかります。

 

③自身の実力に合った計画を立てる

テストに備えて、自身のこれまでの学習習慣を見直すのはとても良いことですが、

人間誰しもが、急激な変化には満足に対応できないものです。

 

自信の得意科目や不得意科目、それに合わせた具体的な目標や対策の設定をもとに、

現実的で効率の良い勉強計画を立てる

ように心がけましょう。

手あたり次第、やみくもに勉強する

のだけは辞めましょう。

 

ここで考えたいのは、勉強時の自分の習性です。

個人的な話をすると、

僕は数学が苦手で他の文系科目は比較的得意だったので、

(一日勉強をするとして)午前中の数時間で苦手な数学を終わらせ、

午後からは気分の乗る文系科目の勉強にあたっていました。

 

このように、自分の”癖”をみつけ、それを試験対策の計画立てに反映させましょう。

 

④リスクマネジメントの重要性を意識する

設定した計画が、その計画どうりのまま達成されることはほとんど稀です。

ここで意識したいのが、

“リスクマネジメント”

という概念です。

リスクマネジメントとは、

想定されるリスクを事前に確認して、その発生時に損失などの発生を阻止または低減化させる

ことを言います。

試験勉強において、

体調不良や予定の変更などで勉強時間が取れない、

もしくは苦手箇所にてこずってしまい想定した時間内に終わらなかった

といった不測の事態はつきものです。

 

これに備えることも、立派な試験勉強の一環です。

 

ここではその対策例として、武田塾では恒例の”4日勉強したら、2日復習する”という勉強法を紹介します。

2日分の猶予を設けることで、

生徒はフレキシブルに学習計画を立てることが出来るのです。

 

定期テストは○○をねらえ?!

ここまでは、定期テストの意義を高校1年や2年生向けにお話ししてきましたが、

すでに受験学年に入った3年生は

「受験勉強で手一杯で定期試験の対策にまで手が回らないよ!」

と思っている人も多いと思います。

 

確かに、受験生の最終的な目標は

志望校に合格すること

なので、

定期試験は高校卒業の資格が取れる点数(つまり赤点ギリギリ)を狙い、普段は受験勉強に専念する

というパターンもあります。

結果的に、受験は

試験本番で合格点を取った人が合格する

ので

現在高校3年生の方は、効率の面も踏まえ、赤点回避という方針でももちろん構いません。

 

最後に

この世の中に、

定期テストのためだけの英語の勉強

定期テストのためだけの数学の勉強

などと言った勉強は存在しません

 

全ての学習が、

その後の大学入試、あるいはさらにその後の大学での勉強に

有機的に結びついているのです。

 

このことを意識して、定期テスト対策を行えば、意識しなかった時よりも

より有意義なものになっているでしょう。

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