【勉強方法】映像学習の効率的な使い方とは？予備校との違いも解説！

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大学験予備校・個別指導塾の武田塾　溝ノ口校です。

今回は、映像学習の上手な使い方についてお話しします！

映像学習の現状

昨今世の中には、映像授業やオンラインレッスンといった映像学習コンテンツがあふれ、コロナ禍によるリモート化の波でますますその存在感は大きくなっています。

受験業界に絞ってみても、映像授業主体の東進や河合塾マナビス等の予備校が台頭し、オンラインでの授業配信のみであるスタディサプリなどの会員制サービスも幅広く認知されています。

これらを実際に使っている、という受験生も多いことでしょう。

しかし、映像学習コンテンツは、実際の授業とも受験参考書とも様態が異なり、また、予備校など集団の授業と違って基本的に一人で画面と向き合って受講するため、受験勉強においてどのように利用していけばいいのか、疑問を抱く受験生もまた多いことでしょう。

こうした話題は世間でも頻繁に取り上げられますが、“自学自習主体の勉強の補助”、これが私の考える映像学習コンテンツの最も効率的な利用法です。

ここで述べた自学自習の補助とは、自分で勉強していて分からない箇所があったら確認する、といった講義系参考書の延長のような位置づけです。

予備校のメリットと映像学習のメリット

映像学習コンテンツの特徴を考えるにあたり、“予備校に通う”ことと“映像学習コンテンツを利用する”ことは、どちらも講義を受けることから、しばしばライバル的な立ち位置として対比され、比較されますが、実際にはそれぞれ全く違った意義を持ち根本的に比較対象ではないと考えています。

私は、予備校に通うことの大きなメリットとして、

・他の受験生と同じ空間で授業を受け勉強することで周囲の受験生がどの程度勉強しているのか、どのような姿勢で取り組んでいるのかを知り自分の立ち位置を把握することが出来る

・予備校が長年培ってきたデータをもとに作られた独自の参考書を使うことが出来る

ことが挙げられると考えており、その両者とも映像学習にはないものです。

一方映像学習にしかない強みとして、

・好きなタイミングで講義を受けることが出来る

・講義を好きなタイミングで止めたり倍速で受けることが出来る

・同じ講義を何度も受けたり、苦手な単元の講義だけを受けることが出来る

ことなどが挙げられ、自分一人で勉強することに特化した仕様であることが分かります。

すなわち、映像学習とは“予備校に通うこと”よりも“参考書で勉強すること”に近いと言えるでしょう。

以上のことから、授業を受けるために映像学習コンテンツを利用するのではなく、自分で勉強をしていて不安に感じた箇所や理解できない単元を、講義系参考書を確認するような要領で視聴する、というのが効率的な利用法であると考えられます。

映像学習の正しい使い方

授業とは本来、新たな知識を得る、自力で理解することが難しい単元を習得する、等の目的で受けるものですが、受験勉強に限って言えば、多くの人の場合、新たな知識を詰め込むよりも一度は学習した単元を繰り返し勉強して覚えるという作業が大きな比重を占めることになります。

この繰り返し勉強し覚える、という作業、つまり自学自習の手助けになるのが映像学習コンテンツなのです。

やりがちな事例として、複数の映像学習コンテンツを1から順番に、丁寧に等倍速で何時間もかけて見ていくような人がいますが、これでは映像学習の強みを全く活かせておらず、先ほど挙げたメリットが無い分、予備校で講義を受けることの劣化版でしかない、ということになってしまいます。

そうではなく、先にも映像学習の強みとして挙げた通り、例えば自分で勉強していてどうしても分からない問題にあたった時、まずは解説を読み自力で理解に努める。

それでも無理な場合、その範囲の映像授業だけを数分受講する。

そうすることで、その範囲を理解したうえで、場合によっては関連した予備知識を得ることが出来る。

こうして掛けた時間に対して大きな効果を得ることが出来るのです。

もちろん、苦手な教科、単元がはっきりしていてそれを解消したい場合、時にはその教科の授業を1から丁寧に受講することや繰り返し同じ単元を見返すことも有用で、そういった融通が利くのも、映像学習の大きな強みと言えるでしょう。

おわりに

最近では映像学習コンテンツも多様化し、ただ映像授業を受けるだけでなく質問対応を受け付けているものや、一つの授業が非常に短くなっているものなど、様々な特徴があります。

それらの中から自分に合ったものを取捨選択し、受験勉強に取り込むと良いでしょう。

重要なのは、授業を受けること自体を目的として利用するのではなく、その強みを活かし、あくまで自分の勉強の補助となるような利用法が、映像学習の上手な使い方である、ということです。

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— 武田塾　溝ノ口校 (@tkd_mizonokuchi) September 11, 2020