武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分
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今回は横浜国立大学 理工学部について紹介したいと思います。
横浜国立大学 理工学部について
横浜国立大学 理工学部の学科
横国の理工学部には以下の3つの学科があり、それぞれ教育プログラム(EP)というものに分かれています。
機械・材料・海洋系学科
機械・材料・海洋系学科には、機械工学教育プログラム,材料工学教育プログラム,海洋空間のシステムデザイン教育プログラムの3つの教育プログラムがあります。
いずれの教育プログラムも、私たちが快適で安全に暮らせる社会作りに貢献できる技術者・研究者を育てるために、科学技術に携わるための倫理観と教養、ならびに幅広い専門分野に対応できる工学の基礎的能力が身につく教育を実施しています。
3つのEPでは、それぞれの専門分野に応じた技術革新につながる特徴のある高度専門教育を実施しています。
・機械工学教育プログラム
機械工学は、機械ならびに機械システムを対象とする工学分野の一つです。
この教育プログラムでは、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、自動制御といった基盤領域の教育を重視しており、機械工学の基礎を体系的に教育し、多様な分野で活躍できる資質を備えた人材を養成します。
・材料工学教育プログラム
材料工学は、物理や化学の基礎化学を応用してものづくりを達成するための工学分野の一つです。
金属、セラミックス、半導体とその周辺材料を対象に材料に関する基本的・体系的な教育を実施し、機能・構造材料の開発・設計に寄与する材料技術者あるいは研究者を養成します。
・海洋空間のシステムデザイン教育プログラム
「海洋空間」は深海から宇宙に至る空間、「システム」は船舶・海洋構造物・航空機・人工衛星等のモノと使い方も含めた“まとまり”を意味します。
船舶海洋工学および航空宇宙工学を基盤とし、「海洋空間」で活躍する「システム」の計画・設計・運航を通して人や物資のよりよい流れを作る技術者を養成します。
化学・生命系学科
現代の物質文明の持続的発展のためには、優れた物質や材料の探求、生産システムの構築、生命現象の解明と応用が重要な鍵となり、従来の学問体系を超えた総合的な体系が必要です。
この学科では、化学と生命を中心に据え、関連する広範な課題に総合的に対処できる基礎力と総合力を持ち、日進月歩の科学技術に対応できる、国際的な視野を持った人材を育成することを目指しています。
・化学教育プログラム
化学の基本知識を十分に備え、あらゆる自然科学の知識を活用して物質の世界の真理を原子や分子レベルから探求する研究者、および最先端化学とその活用を考える技術者を育成します。
・化学応用教育プログラム
化学の基本知識を応用し、物理を活用して、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出といった未来社会への課題解決に貢献できる技術者・研究者を育成します。
・バイオ教育プログラム
生物学、化学、物理学を基礎とする現代生物学の方法を通して生命を理解し、その成果を食料問題や生命・医療などの地球規模の緊急課題の解決に応用できる技術者・研究者を育成します。
数物・電子情報系学科
数物・電子情報系学科では、現代数学をベースに数理科学、情報科学への展開を模索する数理科学EP、物理学をベ ースに宇宙と物性の理論と応用を探究する物理工学EP、電気・電子・通信・情報の広範囲な分野を総合的に学ぶ電子情報システムEP 、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティなどの情報技術の基礎と応用を学ぶ情報工学EP が互いに補完し、協力し合いながら、リングワールドを創っています。
数学、物理の基本原理を深く理解し、新しい創造的な科学や技術を創出しようとする気概があり、理工学の諸分野で国内外を問わず幅広く活躍して、豊かな未来を作り出そうという意欲に満ちあふれた人を求めています。
・数理科学教育プログラム
現代数学をベースに諸科学の基礎となる数理的原理や構造を理解し、数理科学を体系的に学ぶとともに、情報科学における基礎理論や数理物理学、コンピュータグラフィックス、コンピュータシミレーション、画像・音声情報処理などへの応用や情報メディアの活用について広く学びます。
そして、現代数学の手法を修得し、人間の認知の仕組みを踏まえた上で諸問題における根本的な原理に目を向け、論理的判断力と数理的処理を的確に行える人材を養成します。
・物理工学教育プログラム
物理工学は物理を学び、人類の夢を実現する新しい技術を創り出すことを目指す学問分野です。
物理学の基礎となる力学や電磁気学に加え、量子力学や統計力学などを体系的に学びます。
高学年では、宇宙・素粒子・物性論・非線形現象などに関する新たな学問体系を目指した理学系科目と、ナノ科学・フォトニクスや超伝導・磁性などの新材料開発や極限計測などにつながる工学系科目を選択できます。
講義・演習・実験を通じて、物理学的観点から科学・技術を理解し、新たな理工学を創出する人材を養成します。
・電子情報システム教育プログラム
電気回路、電磁気、エレクトロニクス、通信、情報に関わる基礎分野から、電気エネルギー、制御とシステム、電子デバイス、集積エレクトロニクス、電子回路、通信伝送システム、情報通信、高度な計算機・情報システムといったハードウエアに関する応用分野、およびこれらを動かすソフトウエアまで、電気、電子、通信、情報の幅広い分野を総合的に学びます。
様々な技術革新に対応できる柔軟な発想と能力を備え、社会の中で電子情報工学分野を担って活躍できる人材を養成します。
・情報工学教育プログラム
ソフトウエアとプログラミング言語、データベース、画像・言語・音声・マルチメディア情報処理、言語理論、人工知能、認知科学、コンピュータネットワーク、セキュリティ、ソフトウエアシステムの設計と管理など情報に関するソフトウエア・方法論について、講義・演習・実験を通して、基礎理論と実践的な応用を学びます。
情報工学、計算機科学、ソフトウエアシステムをベースにした教育により、社会・産業の基盤となる情報技術の基礎、応用、深化、革新を主導する総合能力を持った人材を養成します。
横浜国立大学 理工学部のキャンパス
横国の学部生は全員常盤台キャンパスに通うことになります。
常盤台キャンパス
【アクセス】
・羽沢横浜国大駅より徒歩15分
・三ツ沢上町駅より徒歩16分
・和田町駅より徒歩20分
・岡沢町停留場より徒歩5分
アクセスしづらいことで有名なキャンパスですね。
「横浜」国立大学ですが、いわゆるキラキラした横浜とは程遠いので注意が必要です。
横浜駅からバスに乗るのが一番徒歩を少なく済ますことが出来るようです。
電車の場合特に和田町駅からの徒歩は山道で登るのが大変なので、羽沢横浜国大駅や三ツ沢上町駅から歩くことをオススメします。
横浜国立大学 理工学部の一般入試方式
前期入試
◆共通テスト
5教科7科目(900点満点)
国語、数学ⅠAⅡB、英語、理科2、社会1
◆2次試験
3教科(1200点満点)
数学ⅠAⅡBⅢ、英語、理科
後期入試
◆共通テスト
5教科7科目(650点満点)
国語、数学ⅠAⅡB、英語、理科2、社会1
◆2次試験
2教科(900点満点)
数学ⅠAⅡBⅢ、理科
ご覧の通り横国には後期入試があります。
普通の大学では後期入試はわずかしか募集せず前期入試合格者が学生の大半を占めるのですが、横国では後期合格者を多めに募集しており、ほぼ半数を後期合格者の学生が占めます。
そのため、東大や東工大に合格できなかった受験生が滑り止めとして利用することが多いようです。
横浜国立大学 理工学部の偏差値
【前期】
学科ー教育プログラム | センターボーダー | 偏差値 |
機械-機械工学 | 79% | 57.5 |
機械-材料工学 | 80% | 55.0 |
機械-海洋空間のシステムデザイン | 80% | 57.5 |
化学-化学・化学応用 | 77% | 55.0 |
化学-バイオ | 80% | 60.0 |
数物-数理科学 | 78% | 57.5 |
数物-物理工学 | 75% | 52.5 |
数物-電子情報システム | 79% | 57.5 |
数物-情報工学 | 79% | 60.0 |
【後期】
学科ー教育プログラム | センターボーダー | 偏差値 |
機械-機械工学 | 83% | 62.5 |
機械-材料工学 | 82% | 62.5 |
機械-海洋空間のシステムデザイン | 83% | 62.5 |
化学-化学・化学応用 | 82% | 60.0 |
化学-バイオ | 83% | 57.5 |
数物-数理科学 | 87% | 62.5 |
数物-物理工学 | 82% | 60.0 |
数物-電子情報システム | 83% | 62.5 |
数物-情報工学 | 82% | 62.5 |
やはり後期入試は東大などの抑えで受けに来る人が多くなるのでセンターボーダーも偏差値も上がりますね。
横浜国立大学 理工学部の倍率
学科ー教育プログラム | 前期倍率 | 後期倍率 |
機械-機械工学 | 3.1 | 3.4 |
機械-材料工学 | 2.1 | 3.4 |
機械-海洋空間のシステムデザイン | 3.5 | 5.8 |
化学-化学・化学応用 | 2.4 | 2.6 |
化学-バイオ | 4.2 | 1.6 |
数物-数理科学 | 2.4 | 3.5 |
数物-物理工学 | 2.1 | 2.8 |
数物-電子情報システム | 2.5 | 2.1 |
数物-情報工学 | 3.8 | 4.0 |
横浜国立は前期も後期も募集人数がほぼ同じで、合格者数も同じくらいになっています。
横浜国立大学 理工学部の院進率
平成30年度卒業生の理工学部の院進率は74.8%となっています。
ほとんどの人が大学院に進学するんですね。
これは、同じ年の他の学部の院進率が
教育人間科学部:7.6%
経済学部:1.2%
経営学部:0.6%
であることを考えるとかなり高くなっていることが分かります。
ただし、難関国立大学の理系学部としては普通か、少し少ないくらいだと思います。
横浜国立大学 理工学部 出身の有名人
芸能界での有名人は俳優の西島秀俊さんが横国の工学部・生産工学科(現:理工学部)に入学しており、中退しています。
その他川崎重工業、ニコン、三菱自動車など、多くの有名企業の社長や元社長を輩出しています。
あとはYouTuberの"ゆきりぬ"もここ横国の理工学部出身です!
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
貴重な首都圏の国立理工学部ですから、関東にお住まいの方は視野に入れてみてはいかがでしょうか。
先ほども言いましたが"横浜"と名乗っていがらキャンパスはみなとみらいではなく山奥です。
必ずチェックしておきましょう!笑
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— 武田塾 溝ノ口校 (@tkd_mizonokuchi) September 11, 2020
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