武蔵溝ノ口駅・溝の口駅より徒歩3分
大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。
今回は国語で偏差値80をたたき出したことのある講師が現代文の勉強法について紹介します!
現代文の偏差値を上げる方法
どうも武田塾溝ノ口校講師の寺田です。
【講師紹介⑦】慶應生が語る浪人時に学んだ勉強で大事なことを紹介!
皆さん、国語、特に現代文をセンスだけで解こうとしていませんか?
私は1年浪人しているのですが、現役時代の私は、正直現代文をセンスに頼って解いていましたし、それを問題だとも感じていませんでした。
しかしその結果、なんとセンター試験本番で現代文が大こけ。
目標点数には届かず、志望校を別の国立大学に変えることになりました。
しかし変えた先の志望校の入試にももちろん現代文はあり、しかも2次試験なので記述式です。
案の定、失敗し浪人が決まりました。
でも、そんな私が浪人期になると国語の記述模試の偏差値が80を超えるように。
それはどうしてか?
そう!変えたことはただ一つ、センスで解くのを辞めたことです。
では具体的にどのように勉強すればよいのかお話ししていきます。
現代文の偏差値を上げる『3つのステップ』
『現代文』『古文』『漢文』の3つの科目はそれぞれ全く別の科目のように思えますが、『確実な解答力』を身に付けるための勉強方法は実は似通っています。
どの科目も、以下の3つのステップで力を身に付けていくことが重要です。
ステップ1: 『単語やキーワードの暗記』
ステップ2: 『読解力(本文を理解する力)』
ステップ3: 『解答力(正答を選択する力)』
この3つのステップに沿って勉強を進めていくことで、効率的に学力を身に付けていくことができます。
『なんとなく』漢字をやってみる。
模試の成績が悪かったから『とりあえず』現代文を勉強してみる。
このような、『目標のない』勉強は、地図なしで目的地に向かうようなものです。
時間がたくさんあるのであれば、地図なしで目的地に向かってもよいのですが、受験生のあなたにはあまり多くの時間が残されてはいないでしょう。
目的地までの最短距離を行く勉強法を『意識的に』行いましょう。
現代文の偏差値を上げる方法『3つの基礎』
勉強法が曖昧で『なんとなく』の対策をしがちな現代文ですが、次の『3つの基礎』をしっかり勉強することで確実に力を付けることができます。
基礎1『漢字』
基礎2『現代文のキーワード』
基礎3『文章の読み方・論理展開』
センター国語の現代文や、国公立・私立大学の現代文問題を、時間以内に読み込んで理解し、また問題にも正解していくためには、
漢字力・評論を読み解くための語彙力・文章を読んで理解する力の3つの力が必要です。
これらの、現代文の偏差値を伸ばすために必要な基礎力を知らずに、なんとなく勉強を始めると、
いきなり問題集を解いたり、センター国語や志望大学の過去問を解くような対策になります。
どんな問題でも、確実に得点する力を得るためには、まずは基礎を固める必要があるのです。
大学入試の現代文問題は、センター国語問題のように、実際には評論文と小説の問題に分類できます。
小説は読み慣れているけれど評論文問題はちょっと苦手という人ほど、現代文のキーワードを完璧にインプットしましょう。
現代文の基礎1『漢字』
漢字は現代文の問題の中でも頻出の分野です。
どの大学も、読解問題の中に漢字の知識を問う設問を入れてきます。配点の小さな漢字問題ですが侮ってはいけません。
大学入試では1点の違いに100名近くの受験者がいることが普通です。
大学の補欠合格者の情報等を見るとわかるのですが、得点の1点刻みに100名いるということは、配点が2点の漢字問題を一問間違えただけで200位ほど順位が下がるということです。
志望校の毎年の入学者数を見れば、100名の差=1点がどれほど大きいかはすぐに理解できるでしょう。
漢字は配点が小さいからと勉強を怠っているあなたは、覚えるだけで得点に繋がる漢字だからこそしっかり対策をしましょう。
武田塾では「漢字マスター1800」を使用しています!
現代文読解力の基礎2 『現代文のキーワード』
現代文のキーワードは、知っているれば知っているほど本文の理解が容易になります。
現代文に出題される評論文には、思想、歴史、哲学、化学、宗教、心理、言語、経済など、多様なジャンルの文章が出題されます。
「全て同じ日本語じゃないか」と思うかもしれませんが、読み慣れていない文章の理解をすることは実際には非常に難しいのです。
例えば、あなたが部活動でバスケットボールをやっているとしましょう。
あなたはサッカーの話題にはバスケットボールの話題ほど詳しくはないはずです。
そんなあなたが、サッカーについての専門書を読んでいく際に『オフサイド』などのキーワードを知らなければ、書かれている内容に対する全体的な理解度は低くなります。
その代わりに、あなたはバスケットボールの話題では『トラベリング』や『ダブルドリブル』と聞いただけで、『ああ、ルールの話をしているのだな』と想像することができるでしょう。
現代文のキーワードを勉強しておくことは、大学入試における現代文の出題元となる多様なジャンルの文章に幅広く精通するために有効です。
キーワードを知っておくことで、初見の文章でも読みやすさと理解度が大きく変わってきます。
現代文のキーワードを勉強し、読解で高得点を取る準備を万全にしましょう。
武田塾では「ことばはチカラだ」や「キーワード読解」を使用しています!
現代文読解力の基礎3 『文章の読み方・論理展開』
漢字と現代文のキーワードを勉強した次は、入試現代文の『読み方を学ぶ』段階に入っていきます。
この段階では、現代文、特に評論文の文章の因果関係、順接、逆説、対立などの論理展開を学ぶことで、本文をより論理的に理解できるようにしていきます。
大学入試の現代文という科目で確実に得点するためには、『センス』などといった不明瞭な定義で現代文の力を測るのではなく、『論理的に文章を読み解けるかどうか』を測ることが重要です。
大学入試で出題される評論文は小説とは異なる文章スタイルで書かれるため、評論文の論理展開や文章の流れを理解する方法を学ぶことで、あなたは『いつ』『どんな問題でも』確実に、安定して得点をとれるようになるでしょう。
武田塾で読み方を学ぶ参考書は「田村のやさしく語る現代文」や「入試現代文のアクセス基本編」です!
現代文の『読解力と解答力』
漢字、キーワード、文章の論理的な読み方を身に付けたら、次に本文を実際に読んで理解していく練習に入ります。
現代文で『得点を取る』力は、大きく分けて2つの力によって構成されています。
1つ目は本文の読解力
2つ目は解答力(誤った選択肢を避け、正答を選び取る力)です。
この2つの力は、実際に問題を解いていくことで鍛えられます。
問題を解かずにこれらの力を身に付けることは不可能です。
『漢字』『キーワード』『論理的な文章読解』の3つの基礎がしっかり身に付いているあなたは、
この2つの能力を鍛える段階で効果的に学習を進めることができます。
一方で、3つの基礎が身に付いていないあなたは、効果的に『読解力』と『解答力』を鍛えることができません。
なぜなら、3つの基礎が身に付いていない場合には、『読解力』と『解答力』以前の段階の問題で誤答する可能性があるからです。
逆に、この3つの力が既に安定しているあなたは、基礎の安定した土台の上に、『読解力』と『解答力』を集中的に鍛えることができます。
武田塾では「現代文読解力の開発講座」や「現代文と格闘する」などを使用しています!
の
得点を決定づける現代文の『解答力』
現代文の『解答力』とは、言い換えれば『誤りの選択肢を選ばずに、正しい選択肢を選ぶ力』のことです。
この力は、実際に問題を解いていかなければ身に付きません。そして、一般的な受験生の勉強法では絶対に身に付きません。
[一般的な受験生の現代文対策]
一般的な受験生の現代文読解の勉強はこのようなものです。
ステップ1: 問題を解く
ステップ2: 解答を見て丸付けをする
ステップ3: 解説を読む
この方法では、受験生は問題を実際に解いて、解答を見て丸付けをすることで得点率を出して満足/不満足し、
解説を読んで『わかった気』になって勉強が終了します。
しかし、問題は実際の試験では解説を読むことはできないという点にあります。
実際の試験では、解答も解説もない状況下で、あなたは正答を選択しなければなりません。
そして、解答も解説もない状況で正答を選択するためには正答の『根拠』をあなた自身が発見しなければならないのです。
一般的な受験生の現代文読解の勉強では、上に示したように、正答に必要な『根拠』を本文中から探し出す過程が不足しています。
これでは、本番の試験時にも『根拠』を持って正答を選択することができません。
論理的な解答の『根拠』を見つけた上で、設問に解答する練習を重ねない限り、あなたの『現代文の読解力』は向上していかないでしょう。
それはつまり、あなたがいつまでたっても曖昧で信頼できない『センス』や『勘』を頼った問題の解き方しかできないということを意味しています。
『根拠』を持って解答することの重要性を理解したあなたは、論理的な『根拠』のある解答をすることができるように練習していきましょう。
[論理的解答力の養成のための勉強法]
論理的解答力を身に付けるための現代文読解の勉強法は、以下のステップで行います。
ステップ1: 問題を解く
ステップ2: 解答を見て丸付けをする
ステップ3: 『間違った問題』『正解したものの根拠を見つけられなかった問題』の根拠部分を、本文の中から探し出す
ステップ4: どうしてもわからない問題のみ解説を読む
この勉強法では、ステップの3で『自分なりの根拠』を見つける練習が組み込まれています。
正解の根拠は本文中のどの部分だったのか、正解を知った後で本文から探し出す練習を繰り返すことで、
本番の試験で解答解説が無くても根拠のある解答をすることができるようになります。
練習を重ねるほど、この精度は向上するので、問題集を沢山解いて、正解の選択肢から本文の根拠部分を発見していきましょう。
そうすることで、『センス』に頼らない、安定した『論理的解答力』が身に付くことでしょう。
最後に…
いかがだったでしょうか。
以上の、『読解能力の3つの基礎』と『論理的解答力』が身に付けば、現代文の得点は高い域で安定するはずです。
現代文が伸びずに悩んでいるあなたは、この方法を実施して確実に学力を伸ばしていきましょう。
↓↓国語の勉強関連↓↓
【センター試験】国語で6割・8割・満点を取るための対策を紹介!
【教科別】現代文の評論と小説の対策と参考書を紹介!読み方を知ろう
【教科別】現代文の勉強法があいまいな人はこのブログを見よう!
【教科別】古文が苦手な人向けの単元別 勉強方法を紹介します!
■無料受験相談 受付中■
志望校の話、文理選択、科目選択、勉強方法などなど
入塾の意思を問わず、どんな悩みや相談にも無料でお応えします!!
「何から始めればいいかわからない」
「勉強の仕方がわからない」
「全然成績が上がらない」
という方は、ぜひ受験相談にお越しください!
■武田塾 溝ノ口校Twitter■
【公式】武田塾 溝ノ口校です!
— 武田塾 溝ノ口校 (@tkd_mizonokuchi) September 11, 2020
受験生に役立つツイート・ブログを発信していきます!
ちなみに溝ノ口校では、受験生に役立つブログを350記事以上書いてきました!
ぜひ覗いてみてください!
⇓ブログ記事一覧https://t.co/dO9ujt99Gn
■武田塾 溝ノ口校に関するブログ■
■LINE■
溝ノ口校には公式LINEがあります!
LINEから受験相談の申し込みや勉強相談も可能です。
⬇︎登録できます⬇︎
■武田塾 溝ノ口校■
神奈川県川崎市高津区溝口1-18-6
溝ノ口第7三信ビル 5階
TEL:044-822-5222