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大学験予備校・個別指導塾の武田塾 溝ノ口校です。
今回は、過去問の赤本と青本違いを紹介します。
過去問の赤本と青本の違い
こんにちは、武田塾溝ノ口校講師のKです。
今回は赤本と青本の違いについて調べてみました。
赤本について
赤本とは
赤本が何か知らない人は少ないのではないでしょうか。
本屋の参考書コーナーに行くとびっしりと並んでいる、教学舎が出版しているあの赤い本のことです。
赤本のメリット
シンプルに赤本と言っても、センターシリーズや大学入試シリーズ、難関校過去問シリーズと幅広く売られています。
赤本の1つ目のメリットとして、日本全国のほとんどの大学の過去問を出版してくれています。
マイナーな大学だから過去問が見つからないという心配もそんなにする必要はありません。
2つ目のメリットは、多くの書店が赤本を取り扱っており、持っている人の数も多いので中古や新品の赤本を入手しやすいことです。
書き込みがされてなければ中古の赤本でも十分だと思いますので、メルカリなどで探してみるのもいいですね。
3つ目のメリットとしては、掲載されている過去問の年度数が多いということです。
その大学の試験の形式に慣れるためにたくさん過去問をやることは、大学受験にはかかせませんので。
赤本のデメリット
赤本のデメリットとして挙げられるのは、解説があまり詳しくないということです。
特に数学の過去問では、計算過程が省略されていてどうしてそうなるのかわからなくなることもあります。
また多くの大学の過去問を出版しているため、誰が解説を書いているのかも定かではなく、解説の根拠として足りていない問題にあたることもあったりします。
青本について
青本とは
青本は東大京大・早稲田慶應といった難関大学専門の過去問集です。
青本は「駿台文庫」が出版しています。
難関大学の過去問の他に、センター試験の過去問も取り扱っています。
青本のメリット
青本のメリットは先ほども述べたように、駿台講師による詳しい解説がのっていることです。
いつも生徒に教えている受験専門の予備校の先生が問題の解き方だけでなく、ポイントや対策なども書いてあるため、過去問でしっかりと学習することが可能です。
青本のデメリット
1つ目のデメリットとしては、駿台が出版しているために1冊の料金が少し高いということです。
これは正直仕方がないことですよね。
受験する全ての大学の青本を購入していたら高くなるので、第一志望の大学だけ青本を買うのでもいいと思います。
2つ目のデメリットとしては、青本は国立私立問わず難関大学の過去問しか出版されていません。
駿台の講師が全ての大学の過去問の解説を書くことは、やっぱり難しいですよね。
そのかわり解説が本当に必要な難問には、しっかりと解説がのっているので安心です。
最後の青本のデメリットは、収録されている過去問の年度数が少ないということです。
これも2つ目と同じ理由だとは思いますが、2年や3年分しかのっていないこともあります。
過去問の赤本と青本の違い まとめ
①赤本は全国のほとんどの大学の過去問を出版しているが、青本は難関大学の過去問しか出版していない
➁赤本に比べて青本の収録している年度数は圧倒的に少ない
➂赤本は解説が少ないが、青本は予備校講師によるわかりやすい解説が掲載されている
結局どっちを買えばいいの?という話ですが、私は少なくとも第一志望、できれば第二志望くらいまではできるだけ青本を使うことをオススメします。
青本で年度が足りない分は赤本で代用しましょう。
第三志望より下はレベル的に自分にとってあまり難しくないと思いますから、赤本の解説でも十分対応できると思います。
青本が出てない大学は大人しく赤本を解きましょう。
おまけ
赤本青本の話をしてきましたが、実はこの〇本シリーズにはまだまだ種類があります。
黒本
黒本は河合出版から発行されていて、下記のシリーズをまとめて「河合塾黒本」と呼ばれます。
●「大学入試センター試験過去問レビュー」(通称河合塾センター黒本)
センター試験過去問問題集で、「河合塾センター黒本」と呼ばれたりします。
例えば「英語2019年版」は、本試験15年分、追試験12年分、リスニングテスト2年分が掲載されています。
表紙に29回分と書いてあるのは、その合計で29回分ということです。
赤本シリーズより解説が詳しいと定評があり、赤本と迷うなら黒本の大学入試センター試験過去問レビューシリーズを選択すれば良いと思います。センター試験過去問問題集としておすすめ度No.1だと思います。
※なお、センター過去問は学校の授業でもやるから、という生徒や比較的その教科が得意で、高得点を狙いたい生徒は下記の「マーク式総合問題集」を選択しても良いと思います。
●「河合塾マーク式総合問題集」
基本的にセンター試験の過去問ではありませんが、これも「河合塾センター黒本」と呼ばれたり、単に「河合塾黒本」と呼ばれたりして、やや紛らわしかったりします。
英語、数学I・A、数学II・Bは河合塾の全統マーク模試を、8回分収録したものです。
国語、理科、地歴・公民(「現代社会」「倫理」「政治・経済」)は全統マーク模試5回分とセンター試験2回分が収録されています。
「倫理、政治・経済」には〈全統マーク模試「倫理、政治・経済」「倫理」「政治・経済」〉をベースにした問題5回分とセンター試験1回分が収録されています。
したがって、浪人生などは「あれ?この問題は高3の時に模擬試験で解いたことがある・・・」ということもあったりします。
解説は非常に詳しく、「ポイント」の囲みの所を一冊分マスターするだけでも、かなり重要な部分がカバーできるので、解答集は「参考書」のつもりでしっかりと学習すると良いと思います。
黄本
黄本とは、KADOKAWAが出版している過去問集で、難関私大を中心に出版されています。
以下のような特徴があります。
■1■ フルカラー
・重要用語やポイントがすぐわかる
・グラフや図版が見やすい
・カラーインデックスで、目的の科目と年度がすぐに探せる
■2■ B5サイズ
・大きくて書き込みやすい
・文字が読みやすい
・記述解答用紙(数学、物理、化学、生物)つきで、直前の力試しにも最適
■3■ 詳しい解説
・大手予備校の実力派講師陣が丁寧に解説
・自習できて、点につながる
・最新出題傾向を踏まえたアドバイス、本番で生きるテクニックが充実
最後に…
いかがでしたか?
いろいろな過去問集を実際に手に取ってみて、自分にピッタリな過去問集を見つけましょう。
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