武田塾宮崎校校舎長の栗山です。
私は大宮高校出身で現役で京都大学総合人間学部に進学しました。
その過程では
君には塾を辞めてもらいます。と塾の先生から言われたり
全国模試で3位になったりと波乱万丈な勉強生活がありました。
各学年でしていた勉強や注意していたことについて紹介したいと思います。
高校一年生のころにしていた勉強
高校一年生のころは全然勉強ができていない時期と勉強に目覚めた時期に別れます。
高校入学時期
中学生のころに昴に通っており、中学3年生の時にそこで一生懸命勉強した事で大宮高校に入学することができました。
当時昴といえば中学生の多くが通う塾であり塾内で沢山演習しており成績が伸びました。
それと同じ流れで高校でも昴で授業を受けるスタイルで勉強して大きく躓きます。
授業で解説されていることがわからない。
ついていけないという状態になってしまったのです。
中学生レベルの内容であれば授業中に理解しすぐに練習することで成績をキープできていましたが、高校に入ると問題のレベルも一気に上がり授業だけでは追いつけなくなったのです。
普段から自学習慣があったわけでもなく、どうしていいかもわかりませんでした。
それをごまかしながら塾に通うものの意味の無さを感じサボるようになり、ある日塾からこういわれました。
「君の様に不真面目な子がいると悪影響になるので辞めてもらいます。」
高校に入学し夏ごろまでには塾をクビになるという経験をしました。
中々ショッキングな経験ですが、当時はやっと開放された!という感情と親に対する申し訳なさで半々でした。
念のため補足をしておくと昴さんが悪いというわけではなく完全に自己責任ではあります。
中学校でうまくいったからといってそのまま考えることも無く高校でも同じように低いレベルで勉強をしてしまったからです。
本来ついてこれるように他に頑張っている生徒もいました。
高校1年の夏ごろ
塾をクビになり友達に誘われ入ったバスケ部も走り込みが辛くいかないようになりました。
勉強も部活も微妙な時期で学校の宿題や定期前の勉強を直前期に焦ってやるくらいです。
当然成績も奮いませんでした。
一番悪い時で200番代だったように思います。
友達は勉強ができたり、部活を頑張っていたりする方が多く自分は何をやっているのだろうという悶々とした気持ちが徐々に膨らんでいった時期です。
高校1年の10月ごろ
ふと勉強を頑張って見ようという気持ちになった瞬間がありました。
しかし志望校等の目標は自分には明確なものはありませんでした。
そこでひとまず定期試験に目を付けました。
次の定期は11月末で約2か月の時間があり、そこを本気でやってみようと思い行動に移しました。
具体的には
学校が終わったらすぐ塾の自習室にいく(既にべつの塾に在籍していました)
夜の10時まで勉強して帰って寝る
というものです。
勉強内容は学校で習った内容で宿題やテスト範囲になるだろうものを徹底して何度も反復練習していました。
今までは授業で習った内容を定期前に悪戦苦闘していたのが復習まで完璧にこなすスタイルに変化しました。
全ての科目でそういったガチガチの勉強を毎日繰り返した結果定期テストで学年1番を取ることができました。
毎日5時間程度2か月も勉強すれば人間変われるのだと確信を抱くことができました。
目標が無い人も多くいるでしょうがまずは目先の試験を目標にして走ってみるのはおススメです!
目標を立てることより本来すべきなのは目先の努力です。
そうしてコツコツ努力を続ける先に可能性の広がった未来が見えてくるでしょう!
高1の冬以降
定期テストの目標をクリアするためにしていたことは問題集を完璧にすることでした。
間違えた問題は徹底して解きなおし、できるようになるまで繰り返していました。
定期テストの範囲に拘ることなく主に数学や英語の問題集を完璧にするような勉強スタイルに移行しました。
当時行っていた方法は1日の勉強を半分に分けて半分は新しいことを学ぶ時間で半分は復習や解きなおしに充てるというものでした。
学校の宿題は塾の自習室に行く前に終わらせ机の中にしまいとにかく目の前の問題集の知識を完璧に自分のモノにするように心がけていました。
使っていた問題集は基礎的なものでしたが、多くの受験生は基礎を固めるのに時間がかかります。
3年になっても基礎ができていない生徒は大勢います。
そんな中、2年生に上がるまでに基礎内容を兎に角完璧にすることができたことが一番成績が伸びた要因です。
高校2年生春~夏
高2の夏ごろまでは基礎内容を兎に角反復して完璧にするようにしていました。
そして夏ごろに取り組んだのがセンター試験の過去問や各予備校の出している問題集です。
2年の夏でセンター試験の対策はかなり速いのですが、実はセンター試験は基礎がしっかりとできていれば6割~8割程度は取れるようにできています。
全国平均点が60%になるように作られた試験なので基礎から標準的なものまでバランスよく勉強できる問題構成になっています。
そんな良質な問題演習を河合塾、Z会、代ゼミ、駿台と4社程やり込みました。
基礎の勉強をしているだけだと中々繋がらなかった知識やスラスラ解けるまではいっていなかったものを試験での構成で対策出来たのはとても学びが大きかったです。
そしてこのころついに志望校を京都大学に定めました。
国数英だけなら勉強もかなり進んでいたので【もしかしたらいけるかも】といった浮ついた気持ちです。
高2の夏~高3春ごろ
センター試験形式で8割~9割程度取れるようになってからは国公立の問題演習を主に行っていました。
志望校を京大にしたからといっていきなり学力が上がったわけでもないです。
なので難しすぎる問題にはチャレンジせずに半分くらいは自分の力で解ける問題、半分くらいは解説を読めばわかる問題が掲載されているような問題演習を行いました。
英数で8割程度の比重でしておりましたが今思えばかなり非効率な勉強はしてしまっていたと思います。
京大の問題の場合時間の余る試験になっています。
求められるのは処理能力というよりも思考力なのですが、それを勘違いして数学などは答えを長時間みずに自分で考え続けないと意味がないと思ったのです。
構想ができても行き詰って10分~20分経ったり、全く手が動かない問題の場合解答を見て着想を得る方が効率が良いケースが多いです。
しかし意地になって時には4時間以上も一つの問題を考え続けたことがあります。
4時間もかける忍耐は養われたと思いますがおススメ出来ない勉強法です。
ただし時間内にどれだけの事をするかという無駄な時間を作らないようにしようという意識は強くありました。
英語は長文で出てきた単語や関連語を小さなノートにまとめて何度もパッと見れるようにしたり、数学は新しい発想を学べた問題は大きめのノート見開きに解答だけでなく各アプローチと着想や記述の抜けがちな部分等解答以外の情報をまとめていました。
復習も2種類にわけて短時間で見るだけの復習と実際に手を動かして記述までする復習にわけて効率化を図っていました。
3年春~夏
ある程度の国立レベルの演習は終えていたのでついに過去問に入ります。
京都大学の問題は鬼のように難しいのですが、じっくりとやり直しをしてみると学び多く良質な問題ばかりです。
英語はかなり得意になっていました。
数学は学校内レベルだとTOPだけど京大合格者レベルだと普通位といった感じでした。
6割取れたら余裕で受かる点数になるので数学は6割、英語は8割を目指して圧倒的なスコアで合格することを考えて勉強していました。
また塾や学校の先生に対しての添削も本格的にスタートさせました。
自分ではあっていると思っていても実は甘かったり、「これってアリなのか?」という解答は出てくるものなので自分よりもできる存在からもらえるフィードバックは貴重です。
数学は毎日1題、英語は和訳と英訳を交互に提出し添削してもらいブラッシュアップしました。
数学については解けるだけでなく減点の少ない解答や部分点のもらい方が大事で論理性を丁寧に考える時間になりました。
英語については和訳も英訳も表現の幅が逸脱していないか時には先生と議論をし思考を深めることができました。
高3夏以降
このころには合格だけでいえば大丈夫だろうと思えていたので二次で必要な日本史やセンターで必須であった生物の勉強を主にしていました。
また主席で合格するという目標を立てました。
私の受験した総合人間学部はセンター試験の配点は100点で生物のみ、二次で国数英社という完全二次偏重型の学科でした。
なのでセンター対策は生物のみ行い、他の科目は学校の課題や模試のやり直し程度に収めていました。
生物の勉強スタイルは演習量をがっつり取るスタイルでセンター形式の問題集を3冊以上は完璧にしていったと思います。
息抜きに当時興味のあった倫理の勉強もしていました。
二次の評論文の勉強をしているとよく倫理で出てくる偉人が出現します。
積極的におススメするわけではありませんが、各思想家の考え方等押さえておくと読みやすい文章が増えるのも事実です。
受験本番期
友達に勉強を教えたり、過去にやったことの復習中心の勉強をしていました。
夏ごろに立てた首席合格はオープン模試で上には上がいることを知ったので少しモチベーション自体は落ちていました。
同じ京都大学や大阪大学等傾向の似ている大学受験者と問題について話す時間もとても有意義でした。
受験本番
自信をもって取り組んでいたのであまり緊張はしませんでしたが数学でハプニングがありました。
普段は5問中3問は解けるかな?といった具合だったのですが本番は1問しか答えまであうことが無かったのです。
ただ試験中に確実に例年よりも難化した事を確信したので完答を諦めてきっちり部分点を稼ぐ狙いに切り替えました。
問題が難化し平均点が低い年は部分点を与える採点基準が細かくなります。
逆に平均点が高くなりそうで多くの受験生が解けるような問題の場合答えがあっていることは勿論わずかな論理の齟齬まで厳しく減点がされます。
ここまでは論理性も正しいという解答を作り自分の思考や方針を採点者に伝えるような解答を作ったと思います。
結果としてかなり難化の年であり、5問中1問しか完答していないにも拘わらず得点開示では50%程度の点数がもらえていました。
旧帝大に多いのですが解答の過程は重視される傾向はあります。
ただし過程や方針が正しければ良いというわけでもないので完答できる部分は完答しきることも大事です。
取れる問題で記述内容も正しく完答する力を身につけて下さいね!
受験結果
無事合格していました。
当然主席ではありませんでしたが合格最低点から+70くらいの得点でした。
今振り返ってみれば
部活もせず勉強に専念した結果で中々マネできるかというと、そうでもないと思います。
英語の辞書は全てのページに10個程印が入っており開きたいページは前後2ページくらいの精度で開ける特技も身につける程です。
正直やり過ぎたと思っています笑
そして高校生活は勉強だけしておけばいいというわけでもないとも今になっては思います。
部活と勉強を上手に両立させている生徒見ると本当に凄いと思いますし良い時間を過ごしているなと感じます。
一方で大学受験を目指すのに勉強すらしないのはダメだよなとも思います。
勉強が辛いという人は辛い理由があるのではないでしょうか。
効果があるかもわからない勉強が辛い
自分にあっていないレベルのものをするのが辛い
今後どうなるかもわからないのが辛い
何もかも思うようにならなくて辛い
実際私も早くから勉強スタートさせたものの2年時に初めて京都大学の過去問を見た際は絶望しかありませんでした。
普段自分の勉強しているレベルとはかけ離れていましたし、差を痛感させられました。
ただそんな時に1年生の時にいっていた塾で自分にあわない勉強で辛かった時期やそれから自分にあったレベルや方法で勉強して成果になった経験が支えになりました。
勉強はしていて無意味だと感じると一気に苦しさが増します。
やるのであれば効果的な手法で取り組むことが成功を呼び、その成功が更なる成長へと繋がります。
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校舎長 栗山一輝
宮崎出身 大宮高校から京都大学総合人間学部に現役合格。
得意な科目は国数英で特に英語が得意。
共通テストはリーディング満点、現役時で京都大学の英語は8割の得点率。
武田塾宮崎校で年間200名程度の生徒の無料受験相談を実施。
明るくフランクな態度で接しますので緊張感はあまりありませんが、大事なことはじっくり慎重に考えてアドバイスします。
どうしたら目の前の生徒が今後上手く勉強していけるかを本気で考え、本気の言葉をぶつけます。
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