こんにちは。
武田塾宮崎校校舎長の栗山です。
今回は共通テストの英語鬼畜じゃない??
という人の為に共通テストのリーディングをどのように「できる人」が読んでいるのかを紹介します。
完全な私の読み方ですので合わない…という人で得点も既に安定している人はマネする必要もありません。
共通テストのリーディングでスコアが伸び悩む人。
制限時間が厳しいという人。
こういう解き方、読み方もあるので試しに使ってみて下さい。
もしそれで上手くいくようになったら…感謝してください!笑
因みに私自身は5分程度で大問4は完答可能です。
京大の英語で本番8割以上、センター試験では196点とった人間がどのように問題に対してアプローチしているのか興味があればのぞいてみて下さい。
読解テクニックの紹介、実際の試行テストの問題を利用した思考の流れの解説を以下に紹介します。
また、他の科目についても詳しく聞きたい!という方は無料受験相談のフォームからお問合せ下さい。
無駄読みが多いクロスリーディングの大問
大問4で出題される、AさんBさんと2者の文章を読み選択肢に答える問題の対策です。
皆さんはどのように問題を解こうとしていますか?
選択肢を先に見て本文を読み、該当部分を探す?
本文を先に読んで内容把握した上で選択肢を考える?
何にしろ情報整理するのに時間がかかる!
という感想を持つ受験生が多い印象です。
英語が得意でもない受験生からすると時間配分がシビアな共通試験英語です。
問題を解くことに慣れていないとどうしても無駄に時間を使ってしまい、解ける問題を落としてしまうことも多いですね。
無駄無くスピーディに処理するテクニック
色々方法はあるでしょうが、私なりの方法を紹介します。
各設問の把握
↓
Aさんの文章を読む
↓
Aさんの文章だけで切れる各設問の選択肢を吟味
↓
Bさんの文章を読む
↓
各設問の選択肢を切る
と、このような感じですが、これだけではイメージしにくいでしょうから実際の思考テストの問題を通じて読み方を具体的に解説します。
実際の試行問題
問題印刷してこの後の解き方を意識して読んでみて下さい!
大学入試センター https://www.dnc.ac.jp/sp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html
各設問の把握と思考のポイント
問1
David(以下Dさん)もlibrarian(以下Lさん)も話題にしていない選択肢を探す必要がありますね。
全文覚えながら読むのはしんどいのでキーワードに注目すると楽に頭を使える様になります。
要は読書の話において
①→gender difference (性差について)
②→digital books (デジタル化について)
③→the change (変化について)
④→reading regularly in childhood (習慣について)
どれか一つの話題はD,Lどちらも語らない。
それを逆手に取るとDさんの文章だけ読むことにより選択肢をいくつか削れます。
Lさんの文章まで読み、出てきた話題を削れば残った選択肢が正解です。
問2
Lさんの出身について探す問題です。
グラフが国別であり、私の国では~の様に言及される部分を根拠にすることが多く、Lさんの方の文章に当然ながらヒントがあるのはわかりますね。
問3
趣味としての読書が何に対して良い影響を与えるか選択します。
1つだけとは限らないので、Mさんの文章において選べる選択肢とLさんの文章において選べる選択肢をそれぞれの文章を読んだ段階でチェックします。
このような影響、因果関係は入試の作問において典型となります。
共通試験に限らず原因と結果については因果関係を意識しながら読むことが大切ですね。
問4
DさんとLさんがそれぞれ学生についてこうだ!と言及している選択肢を選ぶ問題です。
Dさんの文章を読んだら一つ選び、Lさんの文章を読んだらその時に更に選べばOKです。
学生ってこうなんだよ~みたいな流れになったら選択肢と照らし合わせましょう。
問5
文章のタイトルとなる選択肢を選ぶ問題です。
文章の一番の主張となるセンテンスを発見できれば正答できます。
消去法では無く、まず自分の中でメインテーマは~~だというイメージが無いといけません。
この問題を落としてしまう人は基本的な長文のリーディング能力に問題があるので長文の問題集を利用し演習経験を積む必要があります。
設問とは別に長文のテーマを自分でつける練習→パラグラフ要約練習→全文要約練習とステップを踏んで練習してみて下さい。
Dさんの文章を読む
パラグラフは4つの構成です。
パラグラフごとに情報をセーブして整理するのがコツです。
第1パラグラフ
趣味としての読書の効用についてのパラグラフですね!
ここの情報では問1、問2は関係なさそうです。
一方で問3はかなり関連が強いですね。
このように慣れない内はパラグラフをひとつ読んだ時点で解答の選択肢を削れないか設問を見直して下さい。
慣れてくると一人目を読んで設問を絞る、のように確認回数を減らせます。
趣味として読書をする人はperform better on testsと言及されているので②のeducational successはマークしておきたい所です。
第2パラグラフ
チャートの説明の段落です。
読書習慣が国によって違うことと、国によって男女格差があることが述べられていますね。
このことで問1の①は削ることができます。
問2は当然関係ない。
読書の効用も関係ないので問3は見なくてOKです。
第3パラグラフ
読書人口が減ったということを言及しています。
細かい数値は一旦どうでもよいのです。
当然問1を確認です。
③とリンクしますね!
第4パラグラフ
私としては多くの生徒は~と始まります。
そうです。
問4の解答根拠が来るぞ~!!という感じです。
こういう予測的な読み方ができるように練習してくださいね!
②を選ぶのはそう難しい話ではないでしょう。
今の段階での設問状況
問1 ①③が切れるので②④で似た話がLさんの文章で出たら残った選択肢を選ぶ。
問2 この後Lさんの文章で母国の話になったらしっかり読み取る
問3 ②は決まり
問4 前半は②で決まり
問5 この段階でも②に持っていけそうですね! 「趣味、習慣としての読書が大事だよ」というのが本文のメインテーマです。
Lの文章を読む
こちら3パラグラフで構成されています。
同様にパラグラフごとに情報整理します。
第1パラグラフ
いきなりmy home countryと出てきます。
問2!はい来た!って感じですね。
ここで数値をじっくり観察し表と照らし合わせればOKです。
60%の女性が読書を趣味にしていて性差は20%
このことにより問2はAustriaに確定しますので①が選べる。
因みに読書習慣の性差は問1の①に該当しますが、既にDさんの文章で切れている選択肢なので気にする必要は無いです。
また、チャートを用いた問題では数値を比較する必要があるので数値表現や比較表現を正しく理解する必要があります。
共通試験で文法問題は出ないわけでは無く、当たり前に文法知識を前提とした問題が出題されます。
基礎的な表現は必ず押さえる必要があります。
文法は超大事です。
第2パラグラフ
読書の利点を知るべき!という一文から始まるので残った選択肢を色々と切れそうです。
Dさんの言うように学業メリットがありときてAlsoと続きます。
このAlsoに敏感になって下さい。
問3の他の正解が示されることが予見できませんか?
ここでしっかり精読モードに入りましょう。
mental healthがメリットに挙げられており問3の③が選べますね。
選択肢はwell-beingとあり、本文の表現と全く同じでは無いですが意味を考えながら同じであることを認識してください。
この論理の流れは本当によくあります。
Aさんは~いっていた。
それを受けて私は~のような論の展開です。
自分の主張を際立たせるための引用という修辞技法(レトリック)です。
私は~思う!というよりも、WHOでも~ように発表がされている通り、私は~思う。の方が説得力が出ますよね!
引用がされる→その後筆者の主張が来るという論理の流れを感じて下さい。
第3パラグラフ
生徒は~と3行目から始まり、問4解答への道筋が予感させられます。
これが④にリンクするのですが、electronic devicesが文中のゲームやソーシャルメディア、テレビにあたることに注意が必要です。
英語長文の初心者はどうしても本文と同じ言葉でないと正解の選択肢にリンクできないことが多々あります。
そればかりか文章を拡大解釈して現代はゲームにテレビにネットにやることが沢山ある→忙しい→①の今までより忙しいのような思考をしてしまうケースも見られます。
筆者の主張は画面の前にいすぎ!→時間を減らしてちょっとでも本を読もう!
なので忙しいなんてことは言及していないです。
同時に問5の答えが②であることも再確認できましたね!
まとめ
今回はクロスリーディングの私の解き方を紹介しましたが、要は2つの文章と考えるのでなく今回の場合で言えば7つのパラグラフとして捉えて問題を解くイメージです。
問題を把握→パラグラフごとに読み進め、解答の根拠が出てくるたびに選択肢を絞るという流れであり、基本的に同じ文章を2度読んだりあっちこっち本文を読み返すことは無いので時間でいえば5分位で大問4を完答しています。
解き方はコレが正解というわけでは無いですがいかがでしたでしょうか?
皆さんも自分なりにスピーディに情報整理し正答率が高くなる考え方、解き方を考えて実践してみて下さいね!
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校舎長 栗山一輝
宮崎出身 大宮高校から京都大学総合人間学部に現役合格。
得意な科目は国数英で特に英語が得意。
共通テストはリーディング満点、現役時で京都大学の英語は8割の得点率。
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明るくフランクな態度で接しますので緊張感はあまりありませんが、大事なことはじっくり慎重に考えてアドバイスします。
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