こんにちは。
武田塾 宮崎校 校舎長の栗山です!
宮崎の中学生が高校をしっかりと理解して選んでもらうために、直接学校にインタビューしてきました!!
宮崎の学校の校風や行事への取り組み、受験指導など気になるテーマを聞いてきましたので、高校選びをする際に参考にしてみて下さい。
今回は宮崎大宮高等学校へのインタビュー記事です。
インタビューには、宮崎大宮高等学校の植田教頭先生に答えて頂きました。
植田先生お忙しい中色々と教えていただきありがとうございました!
宮崎大宮高等学校基本情報
宮崎大宮高等学校正門前
所在地
宮崎県宮崎市神宮東1丁目3番10号
電話番号
0985-22-5191
偏差値
文科情報科 70
普通科 64
普通科の偏差値は64と宮崎の公立高校で最も高い普通科になっています。
進学実績
令和3年度の合格者数は
国公立大学 現役201名 既卒80名となっております。
実際のインタビュー
栗山:植田先生、本日はお忙しい中快くインタビューに対応して下さりありがとうございます。
早速ですが、
大宮高校の文化、校風といった他の高校と違う所は何でしょうか?
植田先生:大宮高校は宮崎で最も歴史ある高校で、130周年を迎えました。
その中で育まれた伝統はいろいろとありますが、一番大切にしているのは、「自主自律」です。
「自主自律」とは、生徒の自治活動を尊重するということです。
生徒会を中心にして、文化祭や体育祭など生徒が活躍するチャンスが非常に多いです。
さらに、130年の歴史の中で宮崎だけではなく日本中、世界中でリーダーシップをとり、活躍する人材を輩出しています。
また、大宮の伝統に愛着を感じる方が非常に多いことが特徴で、親や祖父母など家族が大宮OBで自分も大宮に来たという生徒も多いです。
毎年「弦月同窓会」という大宮OBの集う会が開催されますが、600人~700人は集まるのでびっくりします。
栗山:私自身大宮高校のOBなのですが、当時から「自主自律」の精神は変わっておられないのですね!
当時はその言葉の意味を理解していたかどうかわかりませんが、確かに「受身ではいけない」と考え勉強や行事に一生懸命だった思い出があります。
植田先生:そうですね、容儀検査なども他の学校では当たり前にやっているけども大宮高校ではやっていません。
また、生徒指導が必要な場合も「対話」によって行います。
生徒指導の先生が「ああしろ、こうしろ」と押し付けるのではなく、まず生徒がどのように考えているかしっかりと聞きます。
その上で、今後どのようにするのかを「自主自律」をキーワードにして一緒に考えていきます。
生徒本人が納得をした上で、今後の行動に反映させていくというのが大宮高校の生徒指導の原点です。
栗山:逆にちゃらちゃらとしている人間が「格好悪い」と思われるような風潮もありますよね!
植田先生:そうそう! 感覚的には大人に近いものがありますね。
「いいね!」というところはみんなで共有したり盛り上がったりしています。
卒業生同期の同窓会がしょっちゅう開かれていて、卒業しても仲が良いようです。
栗山:そんな空気感は私の大宮高校の最も好きな所です。
よく中学生に質問されることなのですが、大宮高校ではイベント行事も沢山あると思います・・・
大宮高校の正門に鎮座するフェニックス
行事は何が一番盛り上がりますか?
植田先生:一番はやはり9月にある文化祭「弦月祭」そして続けて行われる「体育祭」ですね!
特に弦月祭で行われる合唱コンクールは「メディキット県民文化センターコンサートホール」を貸し切って行うので毎年とても盛り上がります。
栗山:懐かしい!!
勉強も頑張っていましたが、合唱の練習は放課後毎日行い優勝すべく頑張っていた思い出があります!
私は文科情報科だったのですが、人数も多くないので結束が強くなりやすく、合唱でもいい成績を残していたように思います。
植田先生:みなさん連帯感をもって取り組みますね!
その情熱を受験にも向けていくので、成長する機会になると思います。
栗山:本当に変わっていなくて何よりです。
逆に、「あれ今こんなものもあるんだ!」と感じたものがありまして、それが「SGH」なんですが、すごく変わったことをされていますよね!
思考力や行動力を高めるための施策ということですが・・・
SGHについてどんなことをしているのですか?
植田先生:文科情報科がSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定を受けています。
特別な授業が1年、2年で週に2時間「探究」という授業名でカリキュラムにあります。
授業時間と放課後を使って活動するのですが、
生徒自ら課題を設定して、課題解決のための調査、分析を行い改善案をプレゼンテーションします。
この活動の中で生徒は思考力を鍛え「創造力」を身に着けます、またチームで働く「協働力」も育まれ、総合的な能力である「協創力」を培うことができます。
今年で4年目なのですが、文部科学省の指定で、県内では五ヶ瀬中等教育学校と宮崎大宮高校だけです。
栗山:資料を見ていると色々な企業の協賛を受けたりと、かなり本格的にされていますよね!(大宮高校SGHのページはコチラ)
植田先生:そうですね。
宮崎大学や東京大学をはじめとする大学、宮崎商工会議所、宮崎銀行、宮崎県庁と提携しています。
また台湾の髙雄市立高雄高級中学とは姉妹校提携を結んでいます。
2年生は、ベトナム、台湾、シンガポールに8人づつ別れて現地で海外の高校生や大学生とともに現地で調査,研究を行います。
費用については手出しの部分もありますが、指定校の予算から派遣費も一部でています。
宮崎大学との連携もしており、大学指導のもとで機材を使わせてもらったりと協力してもらっています。
研究は3年の1学期までやるのですが、大きなテーマになると後輩に研究を引き継ぐものもあったりします。
興味の対象もとても広く、田野にたくあんを作っている会社があるのですが、その会社と提携し「ベトナムなど東南アジアでも好まれるたくあんが開発できないか」というテーマもありました。
ベトナムの方に食べてもらい、美味しいか美味しくないか聞き、美味しくないのであればどういう味がいいのか調査していました。
調査結果を日本に持ち帰り、会社と相談しながら外国の方にウケる漬物の開発研究をしたりしていました。
栗山:・・・すごいですね!!
植田先生:かなり評価の高かった活動の一つですね!
栗山:私が中学生だったら大宮高校にすごく魅力に感じます!
私のころも色々ありましたが、そこまで本格的なものはなかったです!
植田先生:昔は学内で行うものが殆どでしたね。
今はフィールドワークに色々参加しています。
栗山:高校生でこんなフィールドワーク経験が出来る機会はなかなか無いですよね!
学校と関係のないイベントに参加できればあるかもしれませんが、宮崎ではあまり機会も少ないので学校主催でチャンスがあるのは大宮独特で魅力的です。
今後もぜひ継続して欲しい施策です!
正門すぐ右にある自主自律の石碑
・・・これもよく聞かれることなのですが・・・
学校としての受験指導はどのようにしていますか?
植田先生:大宮高校はキャッチフレーズとして「行くべき大学」というものがあります。
行ける大学にいくという発想ではなく、「行くべき大学」と私たちはいっています。
それは、進学指導においては、例えばセンター試験の結果次第で志望校を変えたり、いける大学にこだわったりしたものでした。
大学選びは一生ものです。
せっかく学力の高い生徒が集まっているので、生徒の意向を第一に優先し「行くべき大学を目指せばよい」と指導しています。
この「行くべき大学」というのは単に高い学力を必要する所に行けばよいというわけではなく、本人の持つ力をどう社会の中で活かせるか考えた上で決めるように指導します。
個人の資質と社会の要請両方から大学を選んで欲しい、だから「行くべき大学」なんです。
例えば、単純に「医者になりたい」ではなく、「何故医者になりたいのか」「医者になってどう社会の要請に応えるのか」など、根本的に考えさせるようにしています。
栗山:そうなんですね!
本当に自分のやりたいことや、その社会的な意義を理解してこそ心から勉強を頑張ることができますよね!
武田塾で志望校を一緒に考えることもあるのですが、参考にさせていただきます!
もし、現役時に行きたい大学にレベルが届かず浪人したとしても、そこで合格までの過程で努力することですごく成長できますね!
植田先生:学校としては、もちろん浪人を出したくないという気持ちが本当は強いのですが、これは保護者の同意の上での話ですが、今は浪人しても頑張れという気持ちで指導にあたることができています。
栗山:たしかに、浪人や現役合格については意見の分かれるテーマでもあると思います。
現役にこだわり生徒が心から行きたい大学にいけず、後々後悔するケースもよく聞きますので、許してもらえるものならば時間やお金が掛ったとしても、決してそれは無駄にならないものだと思います。
大宮高校は宮崎でも人気の高校ですが、逆に
大宮高校が求める生徒像はなんですか?
植田先生:やはり志を持ってきてほしいです。
「行くべき大学」を掲げる以上、目的もなく、ただ学力が高いから来るといったことはやめて欲しいです。
高校でどういったことを頑張りたいか、部活や行事、勉強色々とありますが、明確にしてきてほしいです。
あとは将来を見据え、大人になった時にどんなことで社会に貢献したいと、志の高い生徒を求めます。
そして学校の教育内容に納得した上で来て欲しいと思います。
また、オープンスクールに来るのはもちろん大宮だけでなく色々な学校を見て欲しいです。
その上で強い意志を持って来てくれるといいですね。
大宮高校は学力の高い生徒が集まるのですが、ただ学力が高いからという理由でくるとショックを受けることもあります。
というのも、県内からレベルの高い生徒が集まるため、今まで中学校では上位にいても大宮では下の方になることもあるのです。
そうなると当然自信喪失するのですが、そういうことがあったとしても乗り越える気概を持って大宮に来て欲しいと思います。
栗山:確かにそうですよね。
絶対にだれかは最下位になるので、それで折れてしまうのはもったいないですね。
このインタビュー企画も県内の色々な高校にお伺いしたいと思いますので、多くの中学生に高校の事をしっかりと理解してもらったうえで選んで欲しいと思います。
大宮OBの私ですが、いい所は変わらず、また時代の中で変えるべきところは変えていく大宮高校であることがわかりました。
本日はお忙しい中貴重なお話を頂きましてありがとうございました!
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校舎長 栗山一輝
宮崎出身 大宮高校から京都大学総合人間学部に現役合格。
得意な科目は国数英で特に英語が得意。
共通テストはリーディング満点、現役時で京都大学の英語は8割の得点率。
武田塾宮崎校で年間200名程度の生徒の無料受験相談を実施。
明るくフランクな態度で接しますので緊張感はあまりありませんが、大事なことはじっくり慎重に考えてアドバイスします。
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