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【国語】共通テスト対策って何から始めればいいの?

こんにちは!武田塾水戸校です。
共通テストの出願作業が終わり、本番に向けてひたすら自分の力を高める時期です!
今日は、共通テストの国語対策について書いていきます。受験生はもちろんのこと、非受験生も来年、再来年の参考として読んでみて下さい!

共テ現代文_s

2021年度共通テスト分析

現代文

第1問は、標準的な難易度の評論からの出題で、第2問は古い時代の小説でしたがセンター試験で出題されてきた同時代の作品に比べれば読みやすかったのではないでしょうか。
第1問・第2問ともにセンター試験から大きな出題方式の変更はありませんでしたが、第1問の問5で「学習の過程を意識した問題の場面設定を重視する」という共通テストの問題作成方針を踏まえた新傾向の設問が出題され、第2問の問6ではセンター試験では出題されてこなかった新傾向の問題が出題されました。

古文

平安時代に書かれた歴史物語『栄花物語』からの出題でした。本文中で和歌が引用されており、本文に四首、別に設問に一首引用され、そのうち四首が設問に関わっていました。設問は難しめで、選択肢も紛らわしいものがあったため、センター試験よりはやや難しくなった印象です。本文は、妻を亡くした藤原長家やその親族らが葬送のために亡骸を寺に移す場面と、その寺に籠もっている間の、長家と親しい人たちとの和歌の贈答、長家の亡き妻への追悼の思いなどで構成されていました。

漢文

複数の問題文が提示され、双方の問題文にかかわる問題が二題出題される形でした。意味を捉えにくい語句が扱われており、センター試験よりもやや難しくなったと言って良いでしょう。宋の欧陽脩の漢詩と『韓非子』からの出題。馬車を操縦する「御術」が共通の主題でした。複数の問題文が提示され、双方の問題文の検討を要求する問題が設けられるなど、出題形式が変わった問題もあります。

 

共通テスト国語の対策

現代文編

①最初に問題全体を見渡して、どの大問にどれだけ時間がかかりそうかを判断する
共通テストは大問4つを80分で解く試験です。単純でに1つ20分で割ってもいいのですが、それだと見直しの時間がなくなってしまいます。
なので、大問1つ15分で最初に割り振って想定し、実際の問題を見てからどの大問に時間を割くかを決めていきましょう。

②漢字や語句問題を完答する
昨年の問題を見ていると、漢字・語句問題が19点分ありました。まずはここを取り切りましょう。
知識だけで点数が取れる問題を落としてしまうのはもったいないですよ!

③傍線部問題付近により注目
現代文も英語と同じで、傍線部の付近に答えが隠れていることが多いです。傍線部を軸に、論旨を追っていくことを意識しましょう。

④段落ごとに「キーワード」「要点」をメモする+設問から先に読む
共通テストの国語は文章が長いので、本文すべてに目を通してから解くと、内容の整理が大変です。英語同様設問に先に目を通し、「誰が」「何をした」など、選択肢の分岐になっている部分にあらかじめチェックしておくだけでも本文に入ったときの解答時間を節約することが出来ます。本文にも、段落ごとのキーワードや要点を書き出して見直しが効率てkに出来るようにしましょう。どの段落のことが聞かれているか、設問を見たときに把握しチェックをして該当段落に差し掛かったら解くようにしてください。

古文編

①単語問題は必ず取り切る
共通テストにおいて、単語問題は50点中15点分出題されました。文脈で判断する問題もありますが、メインは「単語の知識」と「文法の知識」で解答することができます。

②必ず問題文のリード文と注を読み、何の話かを確認してから設問に行く
古文の問題は、出典となっている作品から一部分だけ抜き出している場合が多いので、本文だけ読んでも登場人物の関係性や、場面が掴みにくいことがあります。リード文と注の部分で補足をしてくれているので、必ずリード文と注を先に読んで状況を把握してから本文・解答に入っていきましょう。

③和歌の表現技法をしっかり確認しておく
試行調査や去年の出題から見て、古文の問題では和歌の引用がされる可能性が高いです。問題演習中心になるとついおろそかになりがちな、和歌の表現技法についてもしっかり確認をしておきましょう。

漢文

①語句問題は侮るなかれ
23点分あります、出題のほぼ半分が語句問題を占めています。

②句形の問題も満点狙いで
句形の問題も、知っていれば確実に点数が稼げるところです。「知っていれば解けるはず」の問題を、確実に取り切りましょう!

③問題文を比較する問題は、本文を読み始める前に何について問われているのか頭に入れながら解き始める
英語や現文、古文にも共通することですが、本文に入る前に設問で問われている内容や、選択肢の分岐を確認してから解答に入るとよりスムーズに進められます。

 

オススメの共通テスト対策参考書

現代文

・「きめる!共通テスト現代文」(Gakken)
・「大学入学共通テスト国語[現代文]の点数がしっかりとれる本」(KADOKAWA)
・「2022年度共通テスト実践模試国語」(Z会)

「きめる!」シリーズは小説と論説対策のみ載っていて、試行問題で出題があった詩については載っていません。設問ごとに個別の対策をするよりも、根本的な国語の正しい読み方を身につけてどんな問題にも対応できるようにすることが目的の参考書です。それに比べて「大学入学共通テスト国語[現代文]の点数がしっかりとれる本」は、センターの問題と合わせてより試行調査にフォーカスされた構成となっています。両方をやるか、どちらか弱い方をやって対策してから「共通テスト実践模試」に入る流れが良いでしょう。

古文

単語

・「読んで見て覚える古文単語315」(桐原書店)
・「古文単語ゴロゴネット」(株式会社ゴロゴネット)
・「古文単語330」(いいずな書店)

文法

・古典文法スピードインプット(武田塾一冊逆転プロジェクト)
・「やさしくわかりやすい古典文法」(文栄堂)
・「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」(KADOKAWA)

読解

・「古文読解多読トレーニング」(武田塾一冊逆転プロジェクト)
・「岡本梨奈の古文ポラリス1&2」(KADOKAWA)
・「きめる!共通テスト古文漢文」(Gakken) ※古文のみ
・「2022年度共通テスト実践模試国語」(Z会)

単語と文法の基礎知識を固めてから、「多読」→「ポラリス」→「きめる!」の順に進めて「実践模試」で仕上げを行うようにしましょう。
この流れで、古文読解の基礎的な力はだいぶまとまります。

漢文

句形・語法

・「漢文早覚え即答法」(大学受験VBOOKS)
・「ステップアップノート10漢文句形ドリル」(河合塾SERIES―ステップアップノート10) 

読解

・「マーク式基礎問題集 漢文」(河合出版)
・「きめる!共通テスト古文漢文」※漢文のみ
・「2022年度共通テスト実践模試国語」(Z会)

漢文については必要な基礎知識をちゃんと入れた後は共通テスト形式の問題集をやるか文法の確認の問題をひたすら解いていけば大丈夫です。漢文は文章の長さの割に内容が多いので、「マーク式基礎問題集」でそこを掴んで下さい。その後は、「きめる!」や「実践模試」で共通テスト形式の問題演習を重ねていきましょう。

以上が国語についてのお話でした。
武田塾のルートにも入っている「現代文ポラリス」の著者の柳生先生が、共通テスト国語の対策について話をしている動画がありますので、こちらも是非視聴してみてください(#^^#)

 

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