さて、受験生の皆さんは、志望校の過去問を解いてみましたか？
【芝浦工業大学工学部】三島校講師による過去問分析
2020年度芝浦工業大学工学部入試（英語）
1 総評
試験時間 90 分に対して大問 8 問の構成となっています。
少し問題量が多く感じますが選択式の文法問題もあり、英検に近い形式となっています。
一つの問題にこだわらず、全体を見て取れる点数をかき集めていきましょう。
2 設問別
大問 1
会話の流れに適した文章を選択する問題です。
問題の前後両方の文章に着目して解いていきましょう。1
問 1 分で解けると余裕を持てると思います。
語彙が求められるのでシステム英単語や速読英熟語を通して語彙力を養っていきましょう。
大問 2.3
選択式の文法問題です。
まさに英検でよく見る形式であり、文法だけで無く熟語も重要となってきます。
速読英熟語、NextStage をやりこむことで対応できると思います。
こちらも大問 1 同様スピーディーに解いていきましょう。
大問 4
短い文章を読んで設問に答える問題です。
文章が短いことに加えて穴埋めで答える箇所が散らばっているため、
あまり読み飛ばさず全体を理解するようにしましょう。
難易度はやっておきたい英語長文 500 レベルです。
大問 5
データを読み取る問題です。
正しくデータを読み取れれば特に心配の無い問題ですので、
受験者全員が答えられていると考えましょう。
難易度はやっておきたい英語長文300～500 レベルです。
大問 6
2 つの空所に共通する単語を見つける問題です。
2 つの文章を手がかりに見つけていくという特有な形式といえるでしょう。
語彙力が試される問題です。システム英単語でカバーするようにしましょう。
大問 7
並び替え問題です。大問 2.3 同様語彙力＋文法が重要となってきます。
システム英単語、速読英熟語、NextStage で対応可能かと思われます。
大問 8
比較的長い文章を読み、設問に答える問題です。
文章量が多く、内容もなじみの薄いものなので読解に時間を要すると思います。
ここまでで作ってきた時間の余裕をフル活用して解いていきましょう。
長い文章に慣れるためにポラリス 2 や、やっておきたい英語長文 700 を解いておくことが望ましいでしょう。
３武田塾ルートで対策が効果的な参考書
・システム英単語
・速読英熟語
・NextStage
・やっておきたい英語長文 300,500,700
・ポラリス 2
2020年度芝浦工業大学工学部入試（数学）
1 総評
試験時間 90 分に対して大問 4 問構成であり、
一見すると少し余裕のあるようにみえますが、
問題によっては途中式の量が多く時間を要するため時間配分には要注意です。
試験開始直後から解き始めるのではなく、問題全体をみて各々に適切な時間を配分できるかがポイントです。
繰り返し過去問を解き、慣れていきましょう。
2 設問別
大問 1
小問集合です。
計算ミスに気を付けながらできるだけ素早く解いていきましょう。
15~20 分ほどで解くことができれば後の問題に余裕をもって臨めます。
(2)は式中の数字が少し複雑なため注意が必要です。
難易度は基礎問題精講レベルです。
大問２
空間ベクトルの基本事項を問う問題です。
正十二面体という普段あまりなじみのない図形ですが、気後れすることなかれ！
図形を細分化し、求めたい部分を含むなじみのある形に直すことで完答も目指せる問題となっています。
難易度は重要問題集レベルです。
大問３
極座標を用いる問題です。
複雑な途中式が多く必要となり、前の答えがわからないと次の答えにたどり着くことができないため、要注意です。
ですが考え方そのものが難しいわけではないので、落ち着いて、根気強く問題を解いていきましょう。
難易度は重要問題集レベルですが、素早い演算能力も求められます。
大問４
数学Ⅲ微分・積分分野の問題です。
計算量は多いですが、流れに乗って解くことができれば完答も夢じゃありません！
(3)で区分求積法の考え方を用いるのでその点がポイントとなります。
３武田塾ルートで対策が効果的な参考書
・基礎問題精講Ⅰ・A
・基礎問題精講Ⅱ・B
・基礎問題精講Ⅲ
・数学重要問題集
2020年度芝浦工業大学工学部入試（化学）
1 総評
試験時間 90 分で物理 4 題化学 4 題の計 8 題の中から任意の 4 題を選択する形式です。
芝浦工業大学の物理は難易度が高いので、
化学でも点を取れるようにしておくと戦略的に点数を稼げるかと思います。
2 説問別
大問 5
小問集合です。
様々な分野から出題されているため求められる知識量は多いですが、
難易度は高いわけでは無いので完答を目指しましょう。
重要問題集の A 問題をやりこんでおけば問題ないかと思います。
大問 6
理論化学の問題です。
選択式の問題もあり難易度は特別高いわけではないのですが、
解答する問題の量が多く問題文も少し⾧いので注意が必要です。
時間配分に気をつけましょう。
問題自体は基礎問題精講や重要問題集、スタンダードレベルです。
大問 7
無機分野の問題です。
文章で解答する問題もあり、鮮明な無機分野の知識が求められます。
また、問題によって有効数字が異なるので問題文を注意深く読みましょう。
ですが、問われる問題は標準的なものがほとんどで、
重要問題集やスタンダードをやりこんどでおけば心配ないでしょう。
大問 8
有機分野の問題です。
有機ではあるのですが物質名を解答したり反応式を解答したりなど無機分野の形式に似ています。
計算が少ないので素早く解いていきましょう。
重要問題集やスタンダードをやりこんでおけば心配ないでしょう。
３武田塾ルートで対策が効果的な参考書
・重要問題集（A問題）
・スタンダード２３０選
いかがでしたか？
武田塾三島校では、生徒一人一人に合わせた過去問対策に力を入れています。
過去問はただ解いただけでは意味がありません。
問題は過去問を解いた後、どうするかです。
過去問対策でお困りの受験生の皆さん、
効果的な過去問対策についてアドバイスさせていただきますので、
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