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【法学部特集】弁護士だけではない?大学に入って目指すこと

皆さん、こんにちは!

JR南浦和駅徒歩2分の武田塾南浦和校です!

南浦和校外観

 

今回は法学部についてのご紹介です!

とりあえず法学部目指しておけば将来困らないだろう、、、

なんて考えている方はいるのではないでしょうか?

、、、甘い!!

 

そもそも、どんな学部なのか、司法試験とはどのようなものなのか、進路先はどこか、

などなど挙げればキリがありません。

 

そこで、現役法学部在学で、絶賛司法試験勉強中の筆者が思う、法学部について語ります!

 

 

法学部ってどんな学部?

そもそも法学部とはどのような学部でしょうか。

法学部はその名の通り法律を学ぶ学部です。法律だけでなく政治やその他のことも幅広く学べることが多いです。

筆者は、法学部の法律学科に所属しているので、学んでいる授業のほとんどは法律のことです。

法とかかれた本 いらすとや

 

皆さん、法律といってどんなことを思い浮かべるでしょうか?

人を殺したら殺人罪!などは浮かびやすいですね!

あとは、憲法は大事!とか、日本史を学んでいる人は、民法典論争とか、民法の起草者のボアソナードはフランス出身で…などもありますね!

 

法律は、主に六法あります。

憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法ですね。六法全書という言葉はほとんどの人が聞いたことあるはずです!

六法全書

 

では、どんなことを具体的に学んでいるかというと、法律の基礎的な理論を学び、それを事案ごとに当てはめて考えていく作業をします。

 

例えるなら、考え方は数学、言語は国語(日本語)といったところでしょうか。

よく、法学部は六法全書を暗記する学部だ!と言われますが、そんなことありません!!

(むしろ、覚えている条文は、両手両足で数えられるくらいですかね…)

皆さん、数学の試験にチャレンジするとき、公式や参考書で学んだ考え方を使って、数字が変わったあるいは色々組み合わせられえた応用的な問題を試験で解きますよね。考え方はこれにとても似ています。

しかし、法律は、日本語で書かれています。それはそれはとても難解な日本語です。ひとつひとつの難解な条文や判例の理論を解き明かすために、国語の力が必要となります。

 

結論!数学の力も、国語の力も必要!と言いたいところですが、筆者は数学が大の苦手でした。どちらかというと、先に述べた難解な日本語を解釈することのできる力、つまりは国語力の方が大切になってくると思います。

そして、こうした法律の条文や判例の理論を実際の事案に当てはめて、結論を導き、問題を解決するのです!

先に述べた通り、内容を知っているものは多いですが、条文はほとんど暗記していません。

ではどうしているかというと、法律の全体の構造を把握しているため、大体この辺ということを推測できます。

 

 

実際の問題に挑戦してみよう!

法律に興味をもってもらうために、実際に問題を考えてみましょう!論理トレーニングとしてぜひやってみてください!!

study_man_normal

 

皆さんが聞きなじみのある刑法を例にしてみましょう!

 

以下の事例を読んで、それぞれの違いを考えてみてください。

①A君は、日頃から特訓でねちねち言ってくるB先生に恨みをもっており殺そうと思って殴って殺した。

②C君は、D君と口喧嘩になり、殴ってボコボコにしようとして、殴った衝撃で机の角に頭が当たり、D君は死んでしまった。

③野球部でレギュラーを取りたいX君は、毎日日課のバットの素振りをしていたところ、歩いていたY君に、不注意で当たってしまいY君は死んでしまった。

 

(皆さんは、どんな状況であれ人を死なせることがないようにしましょう!)

さて、上記の問題の共通点、違う点は何でしょう?

共通点は、どれも人(A君、C君、X君)の行為によって、他人(B先生、D君、Y君)を死亡させてしまっている点ですよね。

人を死なせてしまっているといえば、殺人罪ですよね。

では、刑法にはなんて書かれているでしょう。

 

刑法199条を開いてみると、「人を殺した者は,死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」と書かれています。

犯罪には、故意といって、とても簡単に言えば、分かっていてその行為をしたことが必要になります。

①でいえば、A君は、B先生が死ぬことを分かっていて、殴るという行為をしました。よって、①は殺人罪です。

しかし、②はC君は、D君を殺そうとは思っていません。ただ、殴って相手を傷つけるということは、分かっていてしたので、まず傷害罪が成立します。そしたら、思っていたよりも重い死亡という結果が生じていしまいました。ということで、故意は傷害までで、結果は死亡なので、②は傷害致死罪が成立します。

③は、答えから言ってしまうと、過失致死罪になります。過失とは、とても簡単にいうとおっちょこちょいや不注意のことです。

X君は、Y君を傷つけようとも、ましてや殺そうとも思っていませんでした。しかし、不注意で死亡させてしまったので、過失致死罪が成立します。

 

いかがだったでしょうか。すべて人の死亡という結果ですが、全く違う犯罪になります。このように、事案を見極め、それがどの犯罪を成立させていくのかを丁寧に当てはめていくのです。

こういったことを日夜やっているのです。

 

ちなみに、簡単になのですが先に言った六法がどのようなものなのかを紹介します。

憲法…国民の権利や自由を守るために、国を縛り付けて暴走しないようにすること、また、国がやるべきことを定めています。

民法…私たち一般市民のもめ事を解決する法律です。例えば、この物は誰の物なのか争った場合、約束事が破られた場合どのように解決するか、あとは、夫婦関係やそれに伴う結婚、離婚、また親子の関係、相続など、私たちの生活に深くかかわっていますよね。

刑法…これは、イメージ通り犯罪の成立に関する法律です。

商法…会社など商売をする際のルールを定めた法律です。

民事訴訟法…先程の民法や商法に関して、争いが起きた場合、この法律に従って裁判をします。

刑事訴訟法…刑法に基づいて、適切、公正な刑事裁判をするための法律です。

 

 

法学部の進路

法学部といえば、弁護士!とイメージする人も多いのではないでしょうか。

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たしかに、弁護士を目指す人はいます。(筆者もその一端です)

しかし、大部分の人は一般企業に就職をします。

 

 

弁護士、裁判官、検察官は三者合わせて「法曹」と呼ばれ、司法試験に合格しなくてはなりません。

法曹を目指す人は、体感ですが、全体の数パーセントから十数パーセントほどでしょうか。

もちろん、大学によって異なりますが、東京大学、京都大学をはじめとする旧帝大や一橋大学などは比較的に法曹を目指す人が多いです。私立大学でいうと、慶應大学、早稲田大学、中央大学あたりが多いでしょうか。これ以外の大学だと、先述した数字より、法曹を目指す人は少ないことも多いです。

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その他にも、法学部の特徴としては、公務員になる人が多いです。たしかに、公務員試験には、法律科目も出るので、納得の理由ですね。

 

あとは、極少数ですが、大学院に進学して、学者を目指す人目指す人もいます。法学者は日々法律に矛盾などがないか、問題に対して新たな解決方法はないかなど日々研究しています。著名な法学者は、日本の立法案(法律を作るときの案)に助言、発言をする方もいます。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。法学部はイメージ通りだったでしょうか。

法学部は、法律の知識をつけて日常生活や仕事に役立てる、だけでなく、高度な論理的思考も身につきます。

この記事を読んで、法学部に興味をもっていただけたら、筆者はこの上なく嬉しいです。

 

大学の学部は4年間を左右するするものです。ぜひ本記事または他の記事を学部選びの参考にしてください!!

 

 

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